Ryzen 7 3700XとGeForce RTX 3070の組み合わせは、現在でも多くのゲームを楽しめる性能を持った構成です。しかし、ゲーム中にGPU使用率が低い、FPSが安定しない、CPU使用率だけが高いといった症状が出る場合、設定やパーツの相性によって本来の性能を発揮できていない可能性があります。
特にFPSゲームでは、単純なGPU性能だけではなくCPUの処理能力やメモリ設定、ゲーム側の設定もフレームレートに大きく影響します。この記事では、Ryzen 7 3700X+RTX 3070環境でGPU使用率が低下する原因と、CPU交換を検討する場合のおすすめモデルについて解説します。
GPU使用率が低いからといって必ずGPUが悪いわけではない
ゲーム中のGPU使用率が14%程度しか出ない場合、「RTX 3070が故障しているのでは」と考えてしまうことがあります。しかし、GPU使用率が低い原因として多いのがCPU側の処理が追いついていないCPUボトルネックです。
PCゲームでは、CPUがゲーム内のキャラクター処理、物理演算、AI処理、フレーム生成の準備などを行い、その後GPUが映像を描画します。CPU側の処理が遅れると、GPUは仕事を待つ状態になり使用率が下がります。
例えば、フルHD解像度で高FPSを狙うApex LegendsやVALORANTなどのゲームでは、GPU性能よりCPU性能の影響が大きく出る場合があります。
Ryzen 7 3700XとRTX 3070の組み合わせで起こりやすい問題
Ryzen 7 3700Xは8コア16スレッドの優秀なCPUですが、現在の最新CPUと比較すると1コアあたりの処理性能(シングル性能)は低めです。
特に144Hzや240Hzなど高リフレッシュレートのモニターでFPSゲームをプレイする場合、ゲームによってはCPU性能が不足してRTX 3070を十分に活用できないケースがあります。
例えば、画質設定を下げてFPSを稼ごうとしているのにGPU使用率が低い場合は、GPUではなくCPU側が限界になっている可能性があります。
CPU交換前に確認したいポイント
CPU交換をする前に、いくつか確認しておきたい項目があります。原因が設定や環境の場合、CPUを交換しても改善しない可能性があるためです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| メモリ設定 | BIOSでXMPまたはDOCPが有効になっているか確認 |
| 温度 | CPUやGPUが高温で性能低下していないか確認 |
| 電源設定 | Windowsの電源プランが省電力になっていないか確認 |
| ゲーム設定 | FPS上限や垂直同期設定を確認 |
特にRyzen環境ではメモリクロックの影響が大きく、DDR4メモリが低速設定になっているとゲーム性能が低下する場合があります。
また、タスクマネージャーでCPU使用率を見るだけでは判断が難しい場合があります。CPU全体が45%でも、ゲームが使用している特定のコアだけが限界になっていることがあります。
ASRock X570 Phantom Gaming 4で交換できるおすすめCPU
使用しているマザーボード「ASRock X570 Phantom Gaming 4」はAM4ソケット対応なので、BIOSアップデートを行えばRyzen 5000シリーズへの交換が可能です。
現在の環境では、マザーボードを交換せずCPUのみ交換できるため、コストを抑えながら大きな性能アップを狙えます。
おすすめCPU1:Ryzen 7 5800X3D
ゲーム性能を重視するなら、Ryzen 7 5800X3Dが最もおすすめできるCPUのひとつです。
3D V-Cacheと呼ばれる大容量キャッシュを搭載しており、特にFPSゲームやCPU負荷の高いゲームで高い性能を発揮します。Ryzen 7 3700Xから交換すると、ゲームによっては大幅なFPS向上が期待できます。
現在のRTX 3070を活かしたい場合にも相性が良く、AM4環境を最後まで使い切るアップグレードとして人気があります。
おすすめCPU2:Ryzen 7 5700X3D
価格を抑えながらゲーム性能を伸ばしたい場合は、Ryzen 7 5700X3Dも有力な選択肢です。
5800X3Dより性能は少し下がりますが、ゲーム用途では非常に高いコストパフォーマンスがあります。RTX 3070との組み合わせでも十分な性能を発揮できます。
おすすめCPU3:Ryzen 9 5900X
ゲームだけではなく動画編集や配信などマルチ用途も重視する場合はRyzen 9 5900Xも候補になります。
12コア24スレッドなので配信や録画、複数アプリの同時使用では強みがあります。ただし、純粋なゲーム性能では5800X3Dや5700X3Dのほうが有利な場面があります。
ゲーム目的ならCPU交換とGPU使用率改善の効果
現在の構成でGPU使用率が低い場合、CPUをRyzen 5000シリーズへ交換することでCPUボトルネックが解消され、RTX 3070がより高い使用率で動作する可能性があります。
例えば、CPU負荷の高いFPSゲームでは、平均FPSだけではなく最低FPSの落ち込みが改善されることがあります。FPSが安定しない場合は、最高値よりも最低値の改善が体感につながります。
ただし、4K解像度や最高画質設定ではGPU負荷が高くなるため、CPU交換による伸び幅はゲーム環境によって変わります。
CPU交換時に注意するポイント
Ryzen 5000シリーズへ交換する場合は、CPUを購入する前に必ずマザーボードのBIOSバージョンを確認してください。対応BIOSになっていない場合、交換後に起動できない可能性があります。
また、5800X3Dや5700X3Dは発熱もあるため、純正クーラーではなく性能の高い空冷クーラーや簡易水冷を使用することがおすすめです。
CPU交換作業では、CPUグリスの塗り直しやBIOS設定の確認も必要になります。作業に不安がある場合は、PCショップに依頼する方法もあります。
まとめ
Ryzen 7 3700XとRTX 3070の環境でGPU使用率が低くFPSが安定しない場合、CPUボトルネックが原因になっている可能性があります。
まずはメモリ設定や温度、ゲーム設定を確認したうえで改善しない場合は、AM4環境を活かしてRyzen 7 5700X3DやRyzen 7 5800X3Dへの交換がおすすめです。
特にゲーム性能を重視するなら5800X3D、コストパフォーマンス重視なら5700X3Dが有力な選択肢になります。現在のRTX 3070を無駄にせず、CPU交換だけでFPSの安定性を大きく改善できる可能性があります。


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