3Dプリンターで長時間かけて造形している途中に、フィラメント切り替え用のタワーや造形物の一部がベッドから剥がれてしまうと、ここまで作った時間を無駄にしたくないと感じるものです。特にBambu Lab A1 miniのような多色印刷では、色交換用タワーが重要な役割を持つため、途中停止後の対応に悩むケースがあります。
この記事では、多色印刷中にタワーが剥がれてしまった場合に造形を続行できる可能性がある方法や、再発防止のポイントについて詳しく解説します。
多色印刷のタワーが外れる原因とは
Bambu Lab A1 miniの多色印刷では、AMS liteを使用してフィラメントを切り替える際に、余分な色のフィラメントを排出するためのパージタワーが作成されます。
このタワーは本体の造形物とは別に印刷されるため、接着力が不足すると途中でベッドから剥がれることがあります。
主な原因としては、ベッド表面の汚れ、プレート温度不足、1層目の密着不足、タワーのサイズや印刷設定などが考えられます。
途中でタワーだけが外れた場合は印刷を継続できる?
造形途中でパージタワーが外れた場合でも、状況によっては印刷を続行できる可能性があります。
ただし、タワーは単なる不要な台ではなく、色変更時に安定したフィラメント排出を行うための重要な部分です。そのため、外れた状態で続けると色が混ざったり、ノズル周辺にフィラメントが絡まったりする可能性があります。
例えば、造形物の色切り替えがまだ少ない段階であれば影響が小さい場合がありますが、頻繁に色交換を行う終盤では失敗につながるリスクが高くなります。
印刷を止めずに応急処置する方法
タワーが完全に外れてしまった場合、まずはプリント状況を確認してください。ノズルがタワーの位置に移動した際に衝突する危険がある場合は、無理に継続しない方が安全です。
もしタワーが少し浮いただけで位置が大きくずれていない場合は、印刷を一時停止して慎重に状態を確認します。
一部のユーザーは、印刷停止中にタワーをベッドへ戻したり、接着剤などで固定したりする方法を試すことがあります。ただし、ノズル移動時に干渉する可能性があるため、自己判断で行う場合は十分注意が必要です。
途中から再開する場合に知っておきたいポイント
3Dプリンターでは、途中まで完成した造形物を活用して再開する方法もありますが、家庭用機では完全な途中再開が難しい場合があります。
Bambu Labシリーズでは停電復旧などの再開機能がありますが、造形物やパージタワーの位置関係が崩れている場合は正常な印刷にならない可能性があります。
例えば、造形物だけが正常な位置に残っていても、タワーがずれていると色交換時の動作でノズルが接触することがあります。
再発防止のためにできる設定変更
次回同じ問題を防ぐには、パージタワーの密着性を高める設定を見直すことが効果的です。
- 印刷前にプレートを清掃する
- ベッド温度を適切に設定する
- ブリムを追加して接地面積を増やす
- パージタワーのサイズを大きくする
- 印刷開始前に1層目の状態を確認する
特にベッド表面の油分や手の皮脂は密着力低下の原因になります。プレートを触る場合は、定期的に清掃することでトラブルを減らせます。
Bambu Lab A1 miniで安定した多色印刷をするコツ
多色印刷では、造形物だけでなくパージタワーも作品の一部として考えることが重要です。
例えば、小さいタワー設定ではフィラメント使用量を減らせますが、接地面積も減るため剥がれやすくなります。長時間印刷では多少フィラメントを多く使用しても安定性を優先する方が成功率は高くなります。
また、使用するフィラメントの種類によっても密着性は変化します。素材を変更した場合は、最初に小さなテスト印刷を行うと失敗を防ぎやすくなります。
まとめ
Bambu Lab A1 miniの多色印刷中にパージタワーがベッドから外れた場合、状況によっては続行できる可能性がありますが、色交換やノズル接触による失敗リスクがあります。
タワーの位置ずれが大きい場合やノズルがぶつかる可能性がある場合は、途中継続よりも再印刷を選んだ方が結果的に時間を節約できることもあります。
今後の対策として、プレート清掃、ブリム設定、タワーサイズ調整などを行うことで、多色印刷の成功率を高めることができます。

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