GmailをApple IDに設定・変更する方法|GmailとApple Account・iCloudメールの違いも解説

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iPhoneを使っていると、「GmailのメールアドレスをApple IDとして使いたい」「今使っているApple IDをGmailに変更したい」と考えることがあります。結論からいうと、Gmailのメールアドレス(@gmail.com)をApple Accountの主要メールアドレスとして使用することは可能です。

一方で、「GmailそのものをAppleのメールアドレスへ変更する」という意味であれば話が異なります。GmailとApple Account、さらに「@icloud.com」のiCloudメールはそれぞれ別のものだからです。

なお、以前「Apple ID」と呼ばれていたアカウントは、現在Appleでは「Apple Account」という名称になっています。ただし仕組みがまったく別物になったわけではなく、これまで使っていたApple IDのメールアドレスやパスワードは引き続き利用できます。この記事では、GmailをApple Accountに設定する方法と、混同しやすいGmail・Apple Account・iCloudメールの違いを整理します。

GmailのメールアドレスはApple IDとして使える

「example@gmail.com」のようなGmailアドレスを持っている場合、そのメールアドレスをApple Accountの主要メールアドレスとして利用できます。Apple Accountを作るために、必ず「@icloud.com」のメールアドレスを用意しなければならないわけではありません。

Appleによると、Apple Accountの主要メールアドレスは、AppleのサービスへのサインインやAppleからの連絡を受け取るために利用されます。また、Apple Accountに登録されている追加のメールアドレスなどでもサインインできる仕組みになっています。[参照]

例えば、普段使っているメールアドレスが「sample123@gmail.com」であれば、このGmailアドレスをApple Accountの主要メールアドレスにして、App Store、iCloud、Apple Music、iMessage、FaceTimeなどのAppleサービスへサインインできます。

「GmailをApple IDにする」とは、GmailのメールサービスがAppleのメールサービスへ変わるのではなく、GmailアドレスをApple Accountへのサインインなどに使うという意味です。この違いを理解しておくと混乱しにくくなります。

Apple IDは現在「Apple Account」という名称になっている

Appleは従来の「Apple ID」という名称を「Apple Account」へ変更しています。そのため、iPhoneの設定画面やApple公式サイトでは「Apple Account」という表記を見かけることが増えています。

Apple公式サポートでも「Apple IDは、Apple Accountという名称になりました」と案内されており、これまでと同じメールアドレスまたは電話番号とパスワードを利用してサインインできます。[参照]

そのため、インターネット上の記事などにある「Apple IDのメールアドレスを変更する」という説明は、現在の表現では「Apple Accountの主要メールアドレスを変更する」という意味になる場合があります。

名称 意味
Gmail Googleが提供するメールサービス
Apple Account(旧Apple ID) App StoreやiCloudなどAppleのサービスを利用するためのアカウント
iCloudメール Appleが提供する「@icloud.com」などのメールサービス

つまり「Gmail」「Apple Account」「iCloudメール」は同じものではありません。特にApple Accountはメールサービスではなく、Appleの各サービスを利用するためのアカウントだと考えると分かりやすいでしょう。

現在のApple AccountをGmailアドレスに変更する方法

すでにApple Accountを持っている場合でも、条件を満たしていれば主要メールアドレスをGmailへ変更できます。現在使っているアカウントを捨てて新しく作り直す必要はありません。

Apple公式サポートによると、iPhoneやiPadでは「設定」から自分の名前を開き、「サインインとセキュリティ」から主要メールアドレスを変更できます。[参照]

基本的な流れは次のとおりです。

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 画面上部にある自分の名前をタップする
  3. 「サインインとセキュリティ」を開く
  4. 現在の主要メールアドレスをタップする
  5. 必要に応じて「主要メール」を変更する操作を選ぶ
  6. 新しく利用したいGmailアドレスを入力する
  7. 画面に表示される案内に従ってGmailアドレスを確認する

Appleの案内では、アカウントにすでに登録されている別のメールアドレスを主要メールアドレスとして選択することも、新しいメールアドレスを追加して主要メールアドレスにすることもできます。

例えば現在のApple Accountが「abc@example.com」で、新しく「abc123@gmail.com」を使いたい場合、使用条件を満たしていれば「abc123@gmail.com」を主要メールアドレスとして登録できます。

WebからApple Accountのメールアドレスを変更することもできる

iPhoneだけでなく、Apple AccountのWebサイトからメールアドレスを管理できる場合もあります。Appleでは、信頼できるAppleデバイスから変更する方法を最も簡単で安全な方法として案内していますが、状況によってはWeb上での変更も可能です。

Webから操作する場合は、Apple Accountの管理ページにサインインし、「サインインとセキュリティ」から「メールと電話番号」を開いて管理します。[Apple Account]

特に複数のメールアドレスをApple Accountへ登録している場合は、現在どのアドレスが主要メールアドレスになっているのか、どのアドレスが追加メールアドレスとして登録されているのかを確認してから変更すると分かりやすいでしょう。

GmailをApple Accountに変更できない場合に確認すること

Gmailアドレスを入力してもApple Accountの主要メールアドレスとして設定できない場合、代表的な原因の一つがそのGmailアドレスが別のApple Accountですでに使用されていることです。

Appleは、別のApple Accountで使用されているメールアドレスを新しい主要メールアドレスとして使用することはできないと案内しています。[参照]

例えば、過去に「example@gmail.com」で別のApple Accountを作ったことを忘れていて、現在使用中のApple Accountへ同じGmailアドレスを設定しようとすると、利用できない場合があります。

家族がそのメールアドレスを別のApple Accountに登録している場合なども確認が必要です。また、以前別のApple Accountから削除したメールアドレスについては、すぐには別のApple Accountで利用できないケースもあります。

現在自分がApple Accountに何のメールアドレスを登録しているのか分からない場合は、iPhoneの「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」を確認します。Appleによれば、ここでApple Accountへのサインインに使用できるメールアドレスや電話番号を確認できます。[参照]

GmailからApple Accountへ変更してもGmailのメールは消えない

ここも誤解しやすいポイントです。GmailアドレスをApple Accountの主要メールアドレスとして登録しても、Gmail自体がAppleのサービスへ移管されるわけではありません。

例えば「example@gmail.com」をApple Accountとして設定しても、メールの受信箱はこれまで通りGoogleのGmailにあります。GmailアプリやブラウザのGmail、iPhoneのメールアプリなどから引き続き利用できます。

Apple Account側から見れば、その「example@gmail.com」という文字列を本人確認やサインインなどに利用しているという関係です。Apple AccountのメールアドレスをGmailに設定することと、GmailのメールサービスをAppleへ移すことは別の操作です。

そのため、Apple Accountの主要メールアドレスをGmailにしただけで、過去にGmailで受信したメールが消えたり、メールアドレスが「@icloud.com」に変わったりすることはありません。

「Gmailから@icloud.comに変えたい」場合は意味が異なる

「GmailからApple IDに変更したい」という言葉が、「@gmail.comではなくAppleの@icloud.comメールアドレスを使いたい」という意味の場合は、Apple Accountのメールアドレス変更とは別に考える必要があります。

「@icloud.com」はAppleが提供するiCloudメールのメールアドレスです。Gmailの「example@gmail.com」というアドレスそのものを「example@icloud.com」へ変換することはできません。必要であればiCloudメールのアドレスを別途作成します。

例えば現在「tanaka123@gmail.com」を使用している人が「tanaka123@icloud.com」を使いたいとしても、Gmailアドレスの末尾だけを変更できるわけではありません。利用可能なiCloudメールアドレスを新しく作成する必要があります。

また、Gmailで過去に受信したメールとiCloudメールは別のメールボックスです。Appleは、iCloudメールの主要メールアドレスを作成した後、Gmailなど別のアカウントにあるメールをiCloudメールへ読み込む機能についても案内しています。[参照]

Apple Accountを新しく作り直すより既存アカウントの変更を検討する

メールアドレスを変えたいだけの場合は、安易に新しいApple Accountを作成するより、現在のApple Accountの主要メールアドレスを変更できないか確認することをおすすめします。

Appleによれば、Apple Accountの主要メールアドレスを変更しても、連絡先情報、購入済みコンテンツ、その他のアカウント情報は引き続き利用できます。[参照]

例えば長年使っているApple AccountでApp Storeから有料アプリを購入したり、Apple MusicやiCloudなどを利用したりしている場合、単にGmailアドレスをサインインに使いたいという理由だけで別アカウントを作る必要はありません。

むしろ複数のApple Accountを作ると、「どちらのアカウントでアプリを購入したのか」「どちらにiCloudのデータが入っているのか」などが分かりにくくなる可能性があります。メールアドレスだけを変えたいのであれば、まず既存アカウントの主要メールアドレス変更を検討するのが分かりやすい方法です。

まとめ:GmailはApple IDとして利用できるが、GmailとApple Accountは別物

Gmailの「@gmail.com」アドレスは、条件を満たしていればApple Accountの主要メールアドレスとして利用できます。現在別のメールアドレスをApple Accountに設定している場合でも、「設定」→自分の名前→「サインインとセキュリティ」から主要メールアドレスを変更できます。

現在は「Apple ID」ではなく「Apple Account」という名称が正式に使われていますが、これまで使用していたメールアドレスやパスワードで引き続きAppleのサービスへサインインできます。

重要なのは、「GmailをApple Accountのログイン用メールアドレスにすること」と「GmailをiCloudメールへ変えること」は別だという点です。GmailをApple Accountに登録してもGmailのメールボックスはそのまま残り、Googleのメールサービスとして利用できます。

もし目的が「今のApple Accountで使っているメールアドレスをGmailにしたい」のであれば、新しいApple Accountを作成するのではなく、まず既存アカウントの主要メールアドレス変更を確認しましょう。一方、「@gmail.comではなく@icloud.comのメールアドレスが欲しい」という場合は、iCloudメールを作成する手続きとして考えると混乱しにくくなります。

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