ASMR用ワイヤレスイヤホンおすすめ5選|寝ながら聴く・囁き声・立体音響で失敗しない選び方

ポータブル音楽プレーヤー

ASMRをワイヤレスイヤホンで楽しむ場合、一般的な音楽用イヤホンとは少し違った基準で選ぶことが大切です。迫力のある低音よりも、囁き声、耳かき音、吐息、指先の細かな音などを自然に再現できることが重要になります。

さらに寝る前にASMRを聴くなら、音質だけでなく横向きになったとき耳が痛くなりにくいこと、本体が小さいこと、タッチ操作を誤作動しにくいことも重要です。数万円の高級イヤホンが必ずしもASMRに最適とは限りません。

ASMRを最優先するならfinal・agのASMR専用モデル、寝ながら長時間使うならSoundcore Sleep A20、普段の音楽も高音質で楽しみたいならSony WF-1000XM5などが有力候補です。用途ごとに向いている製品を整理して選ぶと失敗しにくくなります。

ASMR用ワイヤレスイヤホンは普通のイヤホンと何が違う?

ASMRでは、音の迫力より「どこから音が聞こえるのか」「声がどのくらい近く感じるか」といった距離感が重要です。特にバイノーラル録音では、左右の耳の近くを移動する音が立体的に記録されています。

イヤホンの低音が極端に強いと、囁き声や細かな擦過音が埋もれてしまう場合があります。逆に高音が強すぎると、耳かき音やブラシ音が刺さるように感じて長時間聴きにくくなることがあります。

そのためASMRでは、ボーカル帯域が自然で、小さな音を聞き取りやすく、音像の位置を把握しやすいイヤホンが向いています。

ASMR最優先ならCOTSUBU for ASMR MK2・3D

ASMR専用として分かりやすい候補が、finalが展開するagブランドの「COTSUBU for ASMR MK2」と「COTSUBU for ASMR 3D」です。メーカー自身がASMR専用ワイヤレスイヤホンとして音質設計している製品です。[参照:final公式 COTSUBU for ASMR MK2/3D]

MK2は音を非常に近く感じさせる「超近接音場」を重視しており、囁き声などが頭のすぐ近くにあるような感覚を狙ったモデルです。一方の3Dは、音の位置や空間を感じやすい「近接3D音場」を特徴としています。

例えば、耳元で囁くASMRや耳かき動画を中心に聴くならMK2、左右だけでなく前後・距離感を含む立体的なASMRを楽しみたいなら3Dという選び分けができます。

COTSUBU for ASMRには誤タッチを防ぐASMRモードがある

寝ながら完全ワイヤレスイヤホンを使うと困りやすいのが、枕へ触れたときの誤操作です。通常のイヤホンでは枕がタッチセンサーへ当たり、突然再生停止したり音量が変わったりすることがあります。

COTSUBU for ASMR MK2・3Dには、タッチ操作とガイダンス音声を無効化する「ASMRモード」が搭載されています。ASMRへ集中する用途ではかなり実用的な機能です。[参照:final公式]

価格帯も本格的な高級完全ワイヤレスより抑えられており、ASMR専用機としてはコストパフォーマンスの高い選択肢です。ただし販売状況やカラーによって在庫が変わるため、購入時には公式ストアや正規販売店で確認しましょう。

さらに音質を求めるならfinal ZE500 for ASMR

同じfinalには「ZE500 for ASMR」というASMR専用完全ワイヤレスイヤホンもあります。finalが従来からASMR向けとして展開してきたE500やCOTSUBU for ASMRで得た知見を生かし、声や近距離の音を自然に聞かせることを重視したモデルです。[参照:final ZE500 for ASMR]

メーカーはCOTSUBU for ASMRシリーズと比較して、音場全体の解像感や音の分離感を高めた設計と説明しています。囁き声だけでなく、配信、ラジオ、オーディオブックなど人の声を長時間聞く用途にも向いています。

「とにかく安い寝ホン」というより、ASMRそのものの音質を重視したい人向けと考えると選びやすいでしょう。

寝ながら使うならSoundcore Sleep A20が強い

ASMRを主に就寝前や寝落ち用として聴くなら、Ankerの「Soundcore Sleep A20」も有力です。ASMR専用の音質設計ではありませんが、睡眠時の装着を前提に作られた完全ワイヤレスイヤホンです。[参照:Anker Soundcore Sleep A20]

片耳約3gと非常に軽く、本体が耳から大きく飛び出しにくいため、横向きに寝たときの圧迫感を抑えやすい設計です。柔らかいイヤーチップとイヤーウイングも採用されています。

Bluetoothモードではイヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大55時間の再生に対応しています。睡眠モードではイヤホン単体最大14時間とされているため、長時間のASMRや睡眠用音源を流したい場合に向いています。

Sleep A20は「ASMRを聴きながら寝る人」に特に向く

普通の完全ワイヤレスイヤホンは、音質がよくても本体が大きく、横向きになると耳と枕の間に挟まれて痛くなることがあります。

Sleep A20は睡眠用途を想定した薄型・小型設計なので、「布団に入ってASMRを聴き、そのまま寝てしまう」という使い方との相性がよい製品です。

一方、アクティブノイズキャンセリングではなく、イヤーチップの密閉性とノイズマスキングを利用する製品です。電車や街中でも強力なノイズキャンセリングが欲しい場合には、一般的な高性能ANCイヤホンのほうが適しています。

普段使いとの両立ならSony WF-1000XM5

ASMRだけでなく音楽、動画、電車移動、通話など全部を1台でこなしたいなら、Sonyの「WF-1000XM5」のような高性能ノイズキャンセリングイヤホンも候補になります。[参照:Sony WF-1000XM5]

WF-1000XM5は8.4mmのダイナミックドライバーを採用し、高性能ノイズキャンセリングと小型化を両立しています。対応コーデックはSBC、AAC、LDAC、LC3です。

周囲がうるさい場所でASMRを聴く場合は、細かな音を聞くために音量を上げるより、ノイズキャンセリングで外音を減らしたほうが聞きやすくなる場合があります。その点では高性能ANCモデルにメリットがあります。

ただし高性能ノイキャン=ASMR向けとは限らない

ASMR専用イヤホンと一般的な高級イヤホンでは、設計の目的が違います。

WF-1000XM5のような製品は音楽全般を高音質で再生しながら強力なノイズキャンセリングを提供することが目的です。一方、COTSUBU for ASMRやZE500 for ASMRは声や近距離音源の聞こえ方そのものをASMR向けに調整しています。

そのため「ASMRしか聴かない」なら専用モデル、「ASMRも聴く」なら万能型という考え方で選ぶと分かりやすくなります。

音の細かさを重視するならfinal ZE8000 MK2も候補

ASMR専用品ではありませんが、細かな音の表現を重視した完全ワイヤレスとしてfinalの「ZE8000 MK2」もあります。[参照:final ZE8000 MK2]

finalはZE8000 MK2で音の細部を高精細に再現する「8K SOUND」を特徴としており、SBC、AAC、aptX、aptX Adaptiveに対応しています。

小さな音や空間表現まで楽しみたい人には魅力がありますが、ASMR専用イヤホンより価格帯が上がりやすく、イヤホン本体も睡眠専用モデルほど小型ではありません。横向きで寝る用途より、起きた状態で音質を楽しむ人向けです。

ASMR用おすすめワイヤレスイヤホンを比較

モデル 向いている人 特徴 寝ながら使用
COTSUBU for ASMR MK2 囁き・耳かきASMR最優先 超近接音場・ASMRモード
COTSUBU for ASMR 3D 立体感を重視 近接3D音場・ASMRモード
final ZE500 for ASMR ASMRの音質を重視 声・近距離音源に特化
Soundcore Sleep A20 寝落ち用途 片耳約3g・長時間再生
Sony WF-1000XM5 普段使いも重視 高性能ANC・高音質
final ZE8000 MK2 細かな音の表現重視 高解像度志向

寝るためのASMRなのか、音そのものを集中して聴くためのASMRなのかで最適解はかなり変わります。

囁き声が好きなら近接感を重視する

ASMRにはさまざまなジャンルがあります。耳元での囁き、耳かき、オイルマッサージ、タッピング、ブラッシングなど、好みによって必要な音の特徴も変わります。

囁き声を中心に聴く場合は、声が遠く広がるより、耳のすぐ近くに定位するイヤホンのほうが没入しやすい傾向があります。この用途ではCOTSUBU for ASMR MK2のような近接音場型が分かりやすい選択肢です。

逆にASMR動画内で演者が左右や前後を移動するタイプなら、COTSUBU for ASMR 3Dのように空間を意識したモデルが向きます。

寝ホンとして使うなら本体サイズがかなり重要

就寝時に使うイヤホンでは、スペック表の音質以上に本体形状が重要になることがあります。

横向きになったとき、イヤホンが耳から大きく飛び出していると枕によって本体が耳へ押し込まれます。短時間なら気にならなくても、30分、1時間と使用すると痛みにつながることがあります。

寝ながら使うことが多いなら、COTSUBUシリーズやSleep A20のような小型モデルを優先するとよいでしょう。

タッチ操作を無効化できるか確認する

寝ながらイヤホンを使用すると、枕や布団がイヤホンのタッチセンサーへ触れることがあります。

そのたびに再生停止や曲送りが発生するとASMRへの没入感が損なわれます。このため、タッチ操作を無効化できる製品は睡眠用途で便利です。

COTSUBU for ASMR MK2・3Dが搭載するASMRモードは、タッチ操作だけでなくガイダンス音声も無効化できるため、この用途をよく考えた機能といえます。[参照:final公式]

ASMRではノイズキャンセリングは必須ではない

ASMRではANC付きイヤホンが必須と思われることがありますが、静かな寝室なら必ずしも必要ではありません。

イヤーピースで十分に耳を密閉できれば、エアコンなどの小さな環境音をかなり抑えられる場合があります。ANCを省いた小型イヤホンのほうが、本体を小さくしやすいというメリットもあります。

一方、交通音、エアコン室外機、家族の生活音など低い周波数の音が気になる環境では、ANCの恩恵が大きくなります。

ASMRでは遅延はあまり重要ではない

ゲーム用途ではBluetoothの音声遅延が重要ですが、音声だけのASMRを聴くなら遅延をそれほど気にする必要はありません。

YouTubeなど映像付きASMRでは多少の遅延が気になる場合もありますが、スマートフォン側で映像と音声を補正することもあります。

ASMR向けイヤホンでは、低遅延性能より装着感、ノイズ、音質、連続再生時間を優先して選ぶほうが実用的です。

ホワイトノイズが少ないイヤホンを選ぶ

ASMRは非常に小さな音量で聴くことが多いため、イヤホン自体が発生する「サー」というホワイトノイズが目立つことがあります。

大音量の音楽では気にならないノイズでも、無音に近い場面が多いASMRでは気になることがあります。

特に囁き音声をかなり小さな音量で聴く人は、ASMR用途を想定した製品や静音性について評価の高い製品を選ぶとよいでしょう。

イヤーピースのフィットも音質を大きく左右する

同じイヤホンでも、イヤーピースのサイズが合っていないと低音が抜けたり、左右で音量が違って聞こえたりします。

ASMRでは左右の定位が重要なので、左右それぞれ適切なサイズを選ぶことが大切です。人間の耳は左右で形が違うため、右と左で異なるサイズのイヤーピースを使っても問題ありません。

耳が痛くなる場合には一段階小さいサイズを試す方法もあります。ただし小さすぎて密閉できないと音質や遮音性が低下します。

睡眠中ずっと装着し続ける必要はない

寝ホンとして販売されているイヤホンでも、耳の形や寝姿勢によって圧迫感は異なります。

長時間装着して耳が痛くなる、かゆくなる、蒸れるといった場合は無理に朝まで装着せず、就寝前だけ使う方法もあります。

また音量を上げすぎず、必要以上に長時間大音量で聴かないことも耳を守るうえで重要です。

予算別ならどれを選ぶ?

1万円前後まででASMRを最優先するなら、COTSUBU for ASMR MK2・3DやZE500 for ASMRが有力です。一般的な完全ワイヤレスより用途が明確なので、ASMRを頻繁に聴く人ほどメリットを感じやすいでしょう。

1万円台で睡眠時の快適性を最優先するならSoundcore Sleep A20が候補になります。ASMR専用音質ではありませんが、片耳約3g、小型設計、長時間再生という睡眠用途の強みがあります。[参照:Anker公式]

3万円前後以上まで予算を出せて、音楽・通勤・動画など普段使いを含めたいならSony WF-1000XM5などの高性能モデルを検討するとよいでしょう。

迷ったときのおすすめはこの3パターン

ASMRそのものを最優先するなら、COTSUBU for ASMR MK2を基準に考えるのがおすすめです。囁き声や近距離音源を中心に聴く用途が明確だからです。

横向きで寝ながら長時間使いたいならSoundcore Sleep A20が選びやすいでしょう。本体の薄さ・軽さと連続再生時間を重視した設計です。

ASMR以外にも毎日使いたいならSony WF-1000XM5のような一般用途の上位モデルが向いています。

まとめ:ASMR専用ならCOTSUBU、寝ホンならSleep A20が分かりやすい

ASMR用ワイヤレスイヤホンは、高価格な製品ほど適しているとは限りません。ASMRでは囁き声などの距離感、小さな音の聞き取りやすさ、長時間使用したときの装着感が重要だからです。

ASMRを最優先するならCOTSUBU for ASMR MK2・3Dやfinal ZE500 for ASMR、寝落ち用途ならSoundcore Sleep A20、普段使いとの両立ならSony WF-1000XM5が選びやすい候補です。

特にCOTSUBU for ASMR MK2は、囁き声などを近く感じさせる音質設計に加えて、タッチ操作やガイダンスを無効にするASMRモードまで搭載しており、用途が非常に明確です。[参照:final公式]

一方、毎晩横向きで寝ながら長時間聴くなら、音質だけで選ばず本体の厚さや重さを確認しましょう。Soundcore Sleep A20は片耳約3gで睡眠時の装着を前提としているため、一般的な完全ワイヤレスで耳が痛くなる人にも候補になります。[参照:Anker公式]

迷った場合は、まず「囁きや耳かき音のリアルさ」「寝ながらの快適さ」「ASMR以外にも使うか」の3点に優先順位を付けると、自分に合ったワイヤレスイヤホンを選びやすくなります。

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