新しいTCL・iFFALCONのテレビへ、以前から使っているブルーレイレコーダーをHDMIで接続すると、映像自体は表示できても「レコーダーのリモコンでテレビを操作できない」「リモコンを押しても画面を切り替えられない」といった問題が起こることがあります。
このとき重要なのは、HDMIで映像が表示できることと、レコーダー付属リモコンで新しいテレビを操作できることは別の仕組みだという点です。8年ほど前のレコーダーでは、発売当時にTCLやiFFALCON向けのテレビメーカーコードが登録されておらず、古いリモコンからテレビの電源・音量・入力切換などを操作できない場合があります。
ただし、その場合でもブルーレイレコーダーそのものが使えないとは限りません。テレビ付属リモコンとレコーダー付属リモコンをそれぞれ使い分ける方法や、HDMI-CECという連動機能を利用してテレビ側のリモコンからレコーダーを操作する方法があります。
- まず確認したいのは「どのリモコンが何に反応しないのか」
- テレビメーカーコードは何のためにある?
- 説明書にTCLのコードがなければ古いリモコンでは対応していない可能性がある
- メーカーコードがなくてもブルーレイレコーダーは普通に使える
- テレビの画面をブルーレイ側へ切り替える方法
- レコーダー自体がリモコンに反応しない場合は別問題
- レコーダーの「リモコンモード」がずれている場合もある
- スマートフォンのカメラで赤外線が出ているか確認できる場合がある
- HDMI-CECを使えばテレビのリモコンからレコーダーを操作できることがある
- CECはメーカーによって名前が違う
- CECを利用するために確認する設定
- CECならテレビのリモコン1本ですべて操作できる?
- 8年前のレコーダーでもCEC対応なら使える可能性はある
- 新しいPanasonic DIGAではTCLテレビのリモコン設定にも対応
- メーカーコードがない場合に別メーカーの番号を適当に試すのはおすすめしない
- 学習リモコンや汎用リモコンを使う方法もある
- テレビリモコンそのものが反応しない場合はペアリングも確認
- HDMIケーブルも一度確認しておく
- 画面が映っているなら買い替えを急ぐ必要はない
- 症状別の対処方法
- 試す順番を整理すると分かりやすい
- レコーダーのメーカーと型番が分かればさらに正確に判断できる
- まとめ:TCLのメーカーコードがなくても古いブルーレイレコーダーは使える可能性が高い
まず確認したいのは「どのリモコンが何に反応しないのか」
ブルーレイレコーダーと新しいテレビを組み合わせたときの「リモコンが反応しない」には、大きく2種類があります。
1つは、ブルーレイレコーダー付属のリモコンではレコーダー本体を操作できるものの、TCL・iFFALCONテレビの電源、音量、入力切換だけが動かないケースです。この場合はテレビメーカーコードの問題である可能性が高くなります。
もう1つは、ブルーレイレコーダー付属リモコンを押してもレコーダー自体がまったく反応せず、再生・停止・番組表なども動かせないケースです。こちらはメーカーコードとは別の問題なので、電池、リモコンモード、本体の受光部などを確認します。
テレビメーカーコードは何のためにある?
ブルーレイレコーダーの付属リモコンには、テレビ用の電源、音量、チャンネル、入力切換などのボタンが付いていることがあります。
これらを他社テレビで利用するために設定するのが「テレビメーカーコード」「メーカー番号」などと呼ばれる設定です。例えばSonyのブルーレイレコーダーでも、リモコンへテレビメーカー番号を登録することでテレビを操作する仕組みがあります。[参照:ソニー ブルーレイレコーダー付属リモコンでテレビを操作する方法]
つまり、このコードはブルーレイレコーダーとテレビを映像的に接続するための番号ではありません。あくまでレコーダー付属リモコンを簡易的なテレビリモコンとして使うための設定です。
説明書にTCLのコードがなければ古いリモコンでは対応していない可能性がある
ブルーレイレコーダーが8年ほど前の製品で、その取扱説明書のテレビメーカー一覧にTCLやiFFALCONが掲載されていない場合、その付属リモコンがTCLテレビ用の赤外線コードを持っていない可能性があります。
古いレコーダーのメーカーコード一覧には、Sony、Panasonic、SHARP、東芝、日立、三菱など当時の主要メーカーしか収録されていない場合があります。例えばSonyの旧レコーダー用リモコンでも、古い機種のメーカー番号一覧にはTCLが掲載されていません。[参照:ソニー 旧ブルーレイレコーダーのテレビメーカー番号]
説明書にTCL・iFFALCONがなく、メーカーから追加コードも提供されていなければ、設定だけで対応させることは基本的にできません。
メーカーコードがなくてもブルーレイレコーダーは普通に使える
ここは混同しやすい部分ですが、テレビメーカーコードが設定できなくても、HDMI接続されたブルーレイレコーダーの映像・音声まで使えなくなるわけではありません。
例えばテレビのリモコンで「入力切換」を押して、レコーダーを接続したHDMI1やHDMI2を選びます。その状態でブルーレイレコーダー付属のリモコンを使って再生や録画番組の選択を行えば通常は操作できます。
つまりリモコンを2本使うことにはなりますが、テレビの操作はTCL・iFFALCON純正リモコン、レコーダーの操作はレコーダー純正リモコンと役割を分ければよいわけです。
テレビの画面をブルーレイ側へ切り替える方法
ブルーレイレコーダーの電源を入れているのに画面がテレビ放送やGoogle TVのホーム画面のままなら、テレビ側の入力を切り替えます。
TCL・iFFALCONテレビの純正リモコンにある「入力」「入力切換」などのボタンから、ブルーレイレコーダーを接続しているHDMI端子を選択します。例えばレコーダーがテレビ背面のHDMI1に接続されているなら「HDMI1」を選びます。
すでにブルーレイレコーダーの映像がテレビへ表示されているのであれば、HDMI接続そのものは成立している可能性が高いと考えられます。
レコーダー自体がリモコンに反応しない場合は別問題
テレビメーカーコードは、基本的にはテレビ操作用です。そのため再生、停止、ホーム、録画一覧といったレコーダー用ボタンまで動かないのであれば、TCLテレビのメーカーコード不足が原因ではありません。
まずリモコンの電池を新品へ交換します。長期間使用したリモコンでは、電池残量が少ないと一部の操作だけ不安定になることもあります。
次にレコーダー本体の前面へリモコンを向け、近距離から操作します。リモコン受光部の前に物が置かれていないかも確認してください。
レコーダーの「リモコンモード」がずれている場合もある
ブルーレイレコーダーには、同じメーカーの機器を複数台置いたときに誤操作しないよう「リモコンモード」が設定されている製品があります。
例えば本体がリモコンモード2、リモコン側がモード1になっていると、赤外線信号自体は出ていても本体が反応しません。引っ越しやテレビ交換の際に何らかの操作でモードが変わってしまう可能性もあります。
テレビのメーカーコードとは別設定なので、レコーダー本体が反応しない場合はレコーダーの取扱説明書で「リモコンモード」「リモコン番号」などの項目を確認します。
スマートフォンのカメラで赤外線が出ているか確認できる場合がある
一般的な赤外線リモコンであれば、スマートフォンのカメラを使って信号が出ているか簡易確認できる場合があります。
スマートフォンのカメラを起動し、リモコン先端の発光部を映しながらボタンを押します。画面上で白色や紫色っぽく点滅すれば、赤外線が出ている可能性があります。ただし、スマートフォンによっては赤外線をカットするため見えないことがあります。
何のボタンを押しても全く発光が確認できず、新品電池でも変わらない場合には、リモコン自体の故障も疑います。
HDMI-CECを使えばテレビのリモコンからレコーダーを操作できることがある
メーカーコードとは別に利用できる可能性があるのが「HDMI-CEC」です。HDMIケーブルを通じてテレビとレコーダーを連動させる規格で、メーカーによって名称が異なります。
TCLのテレビでもCEC機能に対応するモデルがあり、公式製品情報ではHDMI接続機器への連動操作が可能と案内されています。例えばTCL D400シリーズでは、CECにより接続機器との連動操作に対応しています。[参照:TCL D400シリーズ]
iFFALCONの取扱説明書でも、HDMIリンク機能(CEC)を使うことで、テレビのリモコンからHDMI端子に接続した外部機器を操作できると説明されています。ただし接続機器によって利用できない操作もあります。[参照:iFFALCON HDMIリンク機能(CEC)]
CECはメーカーによって名前が違う
ブルーレイレコーダー側では「HDMI-CEC」という名称を使っていない場合があります。
| メーカー | 代表的な名称 |
|---|---|
| Panasonic | ビエラリンク |
| Sony | ブラビアリンク/HDMI機器制御 |
| SHARP | AQUOSファミリンク |
| 東芝・REGZA | レグザリンク |
| TCL・iFFALCON | CEC/HDMIリンクなど |
名称は異なりますが、HDMI-CECを利用した連動機能という点では共通しています。
古いレコーダーでもCEC対応であれば、新しいTCL・iFFALCONテレビと一定範囲で連動できる可能性があります。
CECを利用するために確認する設定
まずテレビ側でCECまたはHDMI機器制御に関する設定を確認します。iFFALCONの一部モデルでは「設定」から「チャンネルと入力」「入力」「CEC」などへ進み、HDMI制御を有効にする方法が案内されています。
次にレコーダー側でも、HDMI連動、HDMI機器制御、○○リンクなどの設定を有効にします。片方だけ有効になっていても正常に連動しない場合があります。
設定変更後はテレビとレコーダーの電源を一度切り、再起動すると認識されることがあります。
CECならテレビのリモコン1本ですべて操作できる?
CECが正常に働けば、テレビのリモコンからレコーダーの再生、停止、方向キー、決定など一部の操作ができる場合があります。
またレコーダーの電源を入れるとテレビも連動して電源が入り、自動的にレコーダーを接続したHDMI入力へ切り替わる機種もあります。
ただしCECはメーカーや機種の組み合わせによって操作できる機能が異なり、すべてのボタンが使える保証はありません。TCLも接続機器によって対応できない連動ボタンがあると案内しています。[参照:TCL]
8年前のレコーダーでもCEC対応なら使える可能性はある
HDMI-CECは比較的古くから利用されている規格なので、8年前程度のブルーレイレコーダーでも対応している可能性は十分あります。
例えばPanasonic DIGAでは以前からビエラリンク、Sonyではブラビアリンク、SHARPではAQUOSファミリンクといった名称でHDMI連動機能が搭載されていました。
そのため「TCL用メーカーコードがない=連動操作が一切できない」とは限りません。赤外線リモコンのメーカーコードは非対応でも、HDMI経由のCECなら動く場合があります。
新しいPanasonic DIGAではTCLテレビのリモコン設定にも対応
現在のPanasonic DIGAでは、他社製テレビのリモコン設定対象メーカーとしてTCLが掲載されています。
Panasonic公式では、TCLについて2022年度以降の対応モデルでテレビ操作に対応すると案内しています。[参照:Panasonic DIGA リモコン操作]
これは逆に言えば、古いレコーダーではTCL用コードが収録されていない可能性があるということでもあります。レコーダーの発売時期によってリモコンが対応するテレビメーカーは異なります。
メーカーコードがない場合に別メーカーの番号を適当に試すのはおすすめしない
TCLの番号がないからといって、SHARPやHisenseなど別メーカーのコードを片っ端から入力する方法は基本的にはおすすめできません。
たまたま一部の赤外線信号が一致して動く可能性はゼロではありませんが、メーカーが対応を保証しているわけではなく、電源だけ動く、音量だけ動かないといった不完全な状態になることがあります。
レコーダーメーカーが追加コードを公開していないかサポート情報を確認し、なければテレビ純正リモコンとの併用またはCECを利用するほうが確実です。
学習リモコンや汎用リモコンを使う方法もある
どうしてもリモコンを1本にまとめたい場合には、TCLテレビと使用中のブルーレイレコーダーの両方に対応した学習リモコンやマルチリモコンを使う方法があります。
学習機能付きリモコンであれば、元のテレビリモコンやレコーダーリモコンの赤外線信号を記憶できる製品もあります。
ただしGoogle TV搭載テレビなどでは純正リモコンの一部機能がBluetoothで動作していることもあるため、赤外線学習リモコンだけでは音声検索などすべての機能を再現できない場合があります。
テレビリモコンそのものが反応しない場合はペアリングも確認
TCLのGoogle TV搭載モデルなどでは、純正リモコンにBluetooth通信を利用する機能があります。テレビ購入直後に純正リモコン自体が正しく動かないなら、ブルーレイレコーダーとは別にリモコンのペアリング状態を確認します。
TCLのサポートページでは、例えば32S5400向けに「リモコンとテレビのペアリング方法」という案内動画も用意されています。[参照:TCL 32S5400サポート]
テレビ付属リモコンの方向キーやホームボタンまで動かない場合は、電池交換、再ペアリング、本体再起動などテレビ側の問題として切り分けます。
HDMIケーブルも一度確認しておく
映像が表示されているならHDMIケーブルは基本的に通信できていますが、CECだけ不安定な場合はケーブルや接続状態が影響することもあります。
テレビ・レコーダー双方の電源を切ってからHDMIケーブルを一度抜き差しし、別のHDMI入力端子へ変更してみる方法があります。
長期間使用して接触状態が悪くなった古いHDMIケーブルなら、別の正常なケーブルで試すことで切り分けできます。
画面が映っているなら買い替えを急ぐ必要はない
古いブルーレイレコーダーでも、新しいTCL・iFFALCONテレビへHDMIで映像と音声が正常に出ており、レコーダー本体も正常に動作しているなら、テレビメーカーコードがないという理由だけでレコーダーを買い替える必要はありません。
テレビ用リモコンとレコーダー用リモコンの2本を使えば基本的な視聴は可能ですし、CECが使える組み合わせなら操作をある程度まとめられる可能性があります。
むしろ買い替えを検討するのは、レコーダー自体が故障している、ディスクを読み込めない、HDDエラーが頻発するなど、本体側に問題が出てからでもよいでしょう。
症状別の対処方法
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| レコーダーの映像はテレビに出る | HDMI接続は基本的に正常 | そのまま利用可能 |
| レコーダーリモコンでテレビ音量だけ動かない | TCL用メーカーコード非対応 | テレビ純正リモコンを使用 |
| レコーダーリモコンで入力切換ができない | テレビメーカー設定非対応 | TCLリモコンでHDMI入力を選択 |
| レコーダー本体も操作できない | 電池・リモコンモード・故障など | レコーダー側を点検 |
| TCLリモコンでレコーダーを操作したい | CEC設定が必要 | テレビ・レコーダー双方のCECを有効化 |
| テレビ純正リモコン自体が動かない | ペアリング・電池など | テレビ側リモコンを再設定 |
「どのリモコンの、どのボタンだけが動かないのか」を整理すると、原因をかなり絞り込めます。
試す順番を整理すると分かりやすい
まずTCL・iFFALCON純正リモコンを使って、ブルーレイレコーダーを接続したHDMI入力へ切り替えます。レコーダーの映像が映れば接続はできています。
次にブルーレイレコーダー付属リモコンで「再生」「停止」「ホーム」「録画一覧」などレコーダー本体用のボタンを押します。これが正常に動けば、レコーダーリモコン自体にも大きな問題はありません。
そのうえでテレビ電源・音量・入力切換だけ動かないなら、古いリモコンがTCLテレビのメーカーコードに対応していない可能性が高いため、テレビ純正リモコンとの併用またはCEC設定を試します。
レコーダーのメーカーと型番が分かればさらに正確に判断できる
テレビメーカーコードやCECの設定方法は、ブルーレイレコーダーのメーカー・型番によって異なります。
本体前面や背面のラベルに「BDZ-○○」「DMR-○○」「BD-○○」「DBR-○○」などの型番が記載されています。その型番を検索し、メーカー公式の取扱説明書で「テレビメーカー設定」「HDMI連動」「CEC」などを確認します。
8年前という購入時期だけでは対応状況を断定できないため、具体的な機種が分かる場合は型番ベースで確認するのが確実です。
まとめ:TCLのメーカーコードがなくても古いブルーレイレコーダーは使える可能性が高い
古いブルーレイレコーダーを新しいTCL・iFFALCONテレビへHDMI接続し、映像が正常に表示されているのであれば、テレビとレコーダーの基本的な接続は成立している可能性が高いでしょう。
一方、8年ほど前のレコーダー付属リモコンでは、TCLやiFFALCONのテレビメーカーコードが登録されていない場合があります。その場合、レコーダーリモコンから新しいテレビの電源・音量・入力切換を操作できなくても故障とは限りません。
最も簡単なのは、テレビの電源・音量・HDMI入力切換にはTCL・iFFALCON純正リモコンを使い、ブルーレイの再生・録画一覧などにはレコーダー純正リモコンを使う方法です。
リモコンを1本へまとめたい場合は、テレビとレコーダー双方でHDMI-CEC、HDMI機器制御、ビエラリンク、ブラビアリンク、AQUOSファミリンクなどの連動機能を有効にすると、TCL・iFFALCONのテレビリモコンからレコーダーを操作できる可能性があります。iFFALCONの公式説明書でも、CEC対応機器についてテレビリモコンからHDMI接続機器を操作できると案内されています。[参照:iFFALCON HDMIリンク機能]
ただし、レコーダー付属リモコンの再生や停止など、レコーダー自身を操作するボタンまで反応しない場合はTCLのメーカーコードとは無関係です。その場合は電池、レコーダーのリモコンモード、受光部、リモコン故障を確認します。最終的にはテレビとブルーレイレコーダー双方の正確な型番を確認し、それぞれのメーカー公式説明書にあるCEC・リモコン設定を照合するのが最も確実です。


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