Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore P40i」と「Soundcore P42i」は、価格帯が近く、どちらを選べばよいのか迷いやすい2機種です。P42iは2026年7月発売のP40i後継モデルにあたり、ノイズキャンセリング性能やコンパクトさなどが強化されています。一方で、P40iにもバッテリー持ちや価格面など、旧モデルだからこその魅力があります。
結論からいえば、ノイズキャンセリング・軽さ・防塵防水・LDAC対応を重視するならP42i、価格と長時間再生を重視するならP40iが有力です。単純にP42iがすべての面で上位というわけではありません。
この記事ではAnker公式情報を基準に、P40iとP42iの違い、それぞれのメリット・デメリット、利用シーン別の選び方まで整理します。なお、価格や仕様は変更される場合があるため、購入時にはメーカー公式情報も確認してください。
- Soundcore P40iとP42iの主な違いを比較
- P40iの良いところ|価格とバッテリー持ちが魅力
- P40i最大のメリットは電池持ち
- P40iの悪いところ|新しいP42iと比べると機能差がある
- P42iの良いところ|ノイズキャンセリング性能が進化
- P42iは軽くコンパクトになった
- P42iはLDAC対応が大きなメリット
- P42iの悪いところ|P40iより価格が高く電池持ちは短い
- P42iはスマホスタンド機能を重視する人にも注意
- 音質はP40iとP42iでどう違う?
- iPhoneユーザーならP40iでも十分なケースが多い
- AndroidユーザーならP42iのメリットが大きい
- 通勤・通学ならどっちがおすすめ?
- ランニングや屋外使用ならP42iが有利
- WEB会議や仕事用ではどちらも使いやすい
- P40iがおすすめなのはこんな人
- P42iがおすすめなのはこんな人
- 実際の使用感や口コミを見るときの注意点
- 価格差だけでなく実売価格を確認して選ぶ
- まとめ:P40iは電池持ちと価格、P42iはノイキャン・軽さ・LDACが強み
Soundcore P40iとP42iの主な違いを比較
まずは両モデルの主要スペックを比較してみましょう。特に注目したいのは、ノイズキャンセリング、Bluetooth規格、対応コーデック、重量、防塵防水性能、バッテリー持ちです。
| 比較項目 | Soundcore P40i | Soundcore P42i |
|---|---|---|
| メーカー公式価格 | 7,990円 | 9,990円 |
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | 前モデルP40iから性能向上 |
| ドライバー | 11mmダイナミック | 11mmダイナミック |
| Bluetooth | 5.3 | 6.1 |
| 高音質コーデック | SBC・AAC | LDAC対応 |
| 通常再生 | 本体最大12時間・ケース込み最大60時間 | 本体最大12時間・ケース込み最大56時間 |
| ANC使用時 | 本体最大10時間・ケース込み最大50時間 | 本体最大8.5時間・ケース込み最大40時間 |
| 片耳重量 | 約5g | 約4.4g |
| ケース込み重量 | 約58g | 約51g |
| 防塵・防水 | IPX5 | IP55 |
| マルチポイント | 対応 | 対応 |
| ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
| HearID | 対応 | 対応 |
P42iはP40iの基本的な使いやすさを残しながら、ノイズキャンセリング、携帯性、防塵性能、Bluetooth規格、高音質コーデックなどを強化したモデルと考えると分かりやすいでしょう。一方、バッテリー持ちはP40iのほうが優れています。
仕様の詳細はAnker Japan公式サイトのSoundcore P40i製品ページ[参照]およびSoundcore P42i製品ページ[参照]で確認できます。
P40iの良いところ|価格とバッテリー持ちが魅力
P40iの大きなメリットは、必要十分な機能を備えながら価格を抑えられることです。メーカー公式価格ではP40iが7,990円、P42iが9,990円となっており、2,000円の差があります。
セールや販売店によって実売価格が変動するため差額がさらに広がることもあります。イヤホンに1万円近く出す必要はないものの、ノイズキャンセリングやマルチポイント、アプリ対応などは欲しいという場合、P40iは現在でも魅力があります。
また、11mmの大型ダイナミックドライバーとAnker独自のBassUp技術を採用しており、低音の迫力を楽しみやすい設計です。SoundcoreアプリのイコライザーやHearIDにも対応するため、好みに合わせた調整もできます。
P40i最大のメリットは電池持ち
P40iをP42iと比較した際、分かりやすく優れているのがバッテリー性能です。通常再生ではイヤホン単体最大12時間、ケース込み最大60時間となっています。
特に差が大きいのがノイズキャンセリング使用時です。P40iはイヤホン単体最大10時間、ケース込み最大50時間なのに対し、P42iは単体最大8.5時間、ケース込み最大40時間です。
例えば通勤・通学で毎日2時間程度使用する場合、ケースを頻繁に充電したくない人にはP40iの長時間再生が便利です。旅行や出張でもバッテリー残量を気にする回数を減らせます。
P40iの悪いところ|新しいP42iと比べると機能差がある
P40iの弱点は、後継モデルであるP42iと比較するとノイズキャンセリング性能や通信規格などが一世代古いことです。P40iはウルトラノイズキャンセリング2.0ですが、P42iでは周囲の環境だけでなく装着状態も考慮してリアルタイムにノイズキャンセリングを最適化する仕様になっています。
またP40iの対応コーデックはSBCとAACです。LDACには対応していないため、Androidスマートフォンで高音質コーデックを利用したい場合にはP42iが有利です。
防水性能はIPX5なので水への耐性はありますが、防塵等級は示されていません。P42iはIP55となり、防塵性能も明示されています。
P42iの良いところ|ノイズキャンセリング性能が進化
P42iの大きな進化点がノイズキャンセリングです。AnkerはP40iを前モデルとして、P42iではノイズキャンセリング性能が大幅に向上したと案内しています。
P42iでは周囲の環境とイヤホンの装着状態に合わせて、リアルタイムにノイズキャンセリングを最適化します。電車、バス、カフェ、オフィスなど、周囲の騒音が変化する環境で使うことが多い人には魅力的なポイントです。
ノイズキャンセリングはイヤーピースの密閉状態にも影響されるため、性能を十分に発揮させるには自分の耳に合ったイヤーチップを選ぶことも重要です。P42iには5サイズのイヤーチップが付属します。
P42iは軽くコンパクトになった
P42iはP40iより携帯性も改善されています。P40iが片耳約5g、ケース込み約58gなのに対し、P42iは片耳約4.4g、ケース込み約51gです。
Ankerによると、P42iはP40iと比較してイヤホン本体が約14%、充電ケースが約17%小型化されています。数字だけではわずかな差に感じますが、完全ワイヤレスイヤホンは毎日ポケットに入れて持ち歩くものなので、ケースが小さいことは実用上のメリットになります。
また片耳約4.4gという軽さは長時間装着するときにも有利です。ただし耳の形には個人差があるため、軽ければ必ずP42iのほうが装着感に優れるとは限りません。
P42iはLDAC対応が大きなメリット
P42iではLDACに対応しています。対応するAndroidスマートフォンなどと組み合わせれば、一般的なBluetoothコーデックより多くの情報量で音楽を伝送できます。
音質を重視するAndroidユーザーにとっては、P40iとの大きな違いになります。SpotifyやApple Musicなどを普段から高音質設定で聴いている場合にも検討材料になるでしょう。
ただし、iPhoneやiPadはLDACに対応していません。そのためiPhoneユーザーの場合、「LDACがあるからP42iを選ぶ」というメリットは基本的にありません。またLDAC使用時はバッテリー消費も増え、P42iではANC併用時の再生時間が最大6時間とされています。
P42iの悪いところ|P40iより価格が高く電池持ちは短い
P42iの分かりやすいデメリットは価格です。メーカー公式価格では9,990円で、P40iの7,990円より2,000円高く設定されています。
そして新モデルだからバッテリー性能も上とは限りません。通常再生のイヤホン単体では両方最大12時間ですが、ケース込みではP40iが最大60時間、P42iが最大56時間です。
ANC使用時では差がさらに広がり、P40iの最大10時間・ケース込み50時間に対して、P42iは最大8.5時間・ケース込み40時間です。長時間の移動や旅行で充電回数をできるだけ減らしたい場合、この差は無視できません。
P42iはスマホスタンド機能を重視する人にも注意
P40iには充電ケースをスマートフォンスタンドとして利用できるユニークな機能があります。外出先で動画を見る際など、ケースにスマートフォンを立てかけられます。
P42iはケースそのものを約17%小型化して携帯性を高めているため、P40iと同じスマホスタンド機能を目当てに買い替える製品ではありません。
普段ほとんど使わない人には問題になりませんが、P40iのケーススタンドを便利に使っている場合にはチェックしておきたい違いです。
音質はP40iとP42iでどう違う?
両モデルとも11mmダイナミックドライバーを採用しています。ただしメーカーによる音の説明には違いがあり、P40iはBassUpによる「迫力ある重低音」、P42iは「バランスの取れたクリアな音質」を特徴として掲げています。
そのためスペック上だけで「P42iだから必ず音が良い」と断定するのは適切ではありません。低音を強く感じる音が好きなのか、全体のバランスを重視するのかによって評価は変わります。
さらに両機種ともSoundcoreアプリのイコライザーとHearIDを利用できます。購入後に低音・中音・高音を調整できるため、初期状態の音が完全に好みでなくてもある程度カスタマイズできます。
iPhoneユーザーならP40iでも十分なケースが多い
iPhoneで使う場合、P42iのメリットのひとつであるLDACを利用できません。そのため音楽再生を中心に考えると、AndroidユーザーほどP42iへ買い替えるメリットを感じない可能性があります。
ノイズキャンセリング性能、軽量化、IP55の防塵防水性能に魅力を感じるならP42iを選ぶ価値がありますが、それらを重視しないならP40iでも十分です。
特に価格差が大きいセール時には、P40iのコストパフォーマンスがさらに高くなります。
AndroidユーザーならP42iのメリットが大きい
LDAC対応Android端末を使用している場合にはP42iのメリットが増えます。Soundcoreアプリとイヤホンのファームウェアを更新し、LDACを有効にすることで利用できます。
高音質コーデック、強化されたノイズキャンセリング、Bluetooth 6.1という新しい仕様をまとめて利用できるため、数年間使うことを考えてP42iを選ぶのも合理的です。
ただしLDAC対応の有無はAndroidスマートフォン側にも依存します。購入前に使用している端末の仕様を確認しておきましょう。
通勤・通学ならどっちがおすすめ?
電車やバスを頻繁に利用するなら、ノイズキャンセリング性能を重視してP42iを選ぶメリットがあります。周囲の環境と装着状態に応じてANCを最適化するため、騒音の多い場所で使いやすい設計です。
一方、片道1~2時間など長時間利用し、充電頻度をできるだけ減らしたい場合にはP40iも有力です。ANC使用時でケース込み最大50時間という長時間再生はP40iの明確な長所です。
「静かさならP42i、電池持ちならP40i」と考えると選びやすくなります。
ランニングや屋外使用ならP42iが有利
屋外で使う場合にはP42iのIP55がメリットになります。「5」の防塵等級と「5」の防水等級を備えており、P40iのIPX5より防塵性能が明確になっています。
さらにイヤホン本体が片耳約4.4gと軽いため、運動時の装着感という点でも魅力があります。ただしランニング中に外れにくいかどうかは耳の形やイヤーチップとの相性によるため、重量だけで判断することはできません。
汗や雨への耐性があるとはいえ、完全防水ではありません。水中で使用したり、濡れた状態のまま充電ケースへ収納したりするのは避けるべきです。
WEB会議や仕事用ではどちらも使いやすい
P40iとP42iはどちらもマルチポイント接続に対応しています。スマートフォンとPCの2台へ接続しておけば、音楽とWEB会議などを切り替えて利用できます。
また両モデルとも複数のマイクとAIによるノイズリダクションを利用した通話機能を備えています。そのため音楽専用ではなく、電話やオンライン会議にも使えるイヤホンです。
仕事用として購入する場合は、イヤホン単体のスペックだけでなく、長時間装着した際のフィット感も重要です。この点では軽量化されたP42iが魅力的ですが、最終的には耳との相性があります。
P40iがおすすめなのはこんな人
P40iは、最新機能よりも価格と実用性を重視する人に向いています。発売から時間が経っている分、販売店のセールなどで安く購入できる可能性もあります。
- できるだけ安く購入したい
- バッテリー持ちを重視したい
- ケース込み最大60時間の長時間再生に魅力を感じる
- iPhoneを使っておりLDACを必要としていない
- 低音の迫力を楽しみたい
- スマホスタンドになるケースを使いたい
- ノイズキャンセリングはP40iの性能で十分
特にP40iがセールで大幅に安くなっている場合、価格差を考えるとP40iを選んだほうが満足度が高いケースがあります。
P42iがおすすめなのはこんな人
P42iは価格差を許容してでも、ノイズキャンセリングや携帯性などを重視する人に向いています。
- ノイズキャンセリング性能を重視する
- 小さく軽いイヤホンが欲しい
- AndroidでLDACを利用したい
- IP55の防塵防水性能が欲しい
- 通勤・通学など騒音の多い環境で使う
- Bluetooth 6.1対応の新しいモデルを選びたい
- 数年間使うことを考えて新モデルを購入したい
メーカー公式価格で差額は2,000円なので、この差額でノイズキャンセリング強化、LDAC、軽量・小型化、IP55などに価値を感じるならP42iを選びやすいでしょう。
実際の使用感や口コミを見るときの注意点
ワイヤレスイヤホンはスペックだけでは評価しにくい製品です。特に音質、装着感、ノイズキャンセリングの効き方は個人差が大きいため、「絶対にP42iのほうが良い」「P40iのほうが音質が良い」といった口コミだけで判断しないほうが安全です。
例えば同じイヤホンでも、イヤーチップが耳に合っていないだけで低音が弱くなったり、ノイズキャンセリングが効きにくくなったりします。購入後は複数サイズのイヤーチップを試すことをおすすめします。
またP42iは2026年7月発売の比較的新しいモデルなので、P40iに比べて長期間使用したユーザーの口コミはまだ少なめです。耐久性など長期使用で分かる評価については、今後口コミが増えることで見え方が変わる可能性があります。
価格差だけでなく実売価格を確認して選ぶ
メーカー公式価格はP40iが7,990円、P42iが9,990円ですが、実際の販売価格はセールや店舗によって変わります。そのため購入時点の差額で判断することが重要です。
例えばP40iが5,000~6,000円程度まで値下がりし、P42iが9,990円なら、P40iのコストパフォーマンスはかなり高くなります。一方、両モデルの差が1,000~2,000円程度なら、機能が新しいP42iを選ぶ考え方もあります。
「新型だからP42i」と決めるのではなく、購入時の価格と自分が実際に使う機能を照らし合わせるのが失敗しにくい選び方です。
まとめ:P40iは電池持ちと価格、P42iはノイキャン・軽さ・LDACが強み
Soundcore P40iとP42iは、どちらもノイズキャンセリング、外音取り込み、マルチポイント、アプリ、HearID、ワイヤレス充電など日常利用で便利な機能を備えています。
P40iの強みは価格の安さと最大60時間というバッテリー持ち、P42iの強みは強化されたノイズキャンセリング、約4.4gの軽量設計、LDAC、IP55、Bluetooth 6.1です。
特にAndroidで音質を重視する人、電車などでノイズキャンセリングを頻繁に使う人、軽さを重視する人ならP42iが選びやすいでしょう。一方、iPhoneユーザーやバッテリー持ちを重視する人、なるべく安く多機能なイヤホンが欲しい人にはP40iが現在でも十分魅力的です。
どちらか一方が完全な上位互換というより、「長時間再生と価格のP40i」「新しい機能と携帯性のP42i」という違いがあります。最終的には購入時の実売価格まで比較して選ぶと、後悔しにくくなります。


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