PREDUCTS BACKPACKでサブモニターを内側に傾ける方法|15mmロッド・VESA金具・可動アームの選び方

周辺機器

PREDUCTSのBACKPACKは、メインモニターの背面からロッドやアームを伸ばし、サブモニターなどの機器を配置できるモジュールシステムです。サブモニターをメインモニターの横に設置する場合、単純に平行に固定するだけでなく、サブモニターを自分の方向へ少し内側に傾けたいというケースもあります。

このような配置では、BACKPACKそのものよりも、15mmロッドとVESAマウントの間にどのような可動部品を入れるかがポイントになります。この記事では、PREDUCTS公式情報をもとにBACKPACKとRod for BACKPACKの仕組みを確認しながら、サブモニターに角度を付ける現実的な方法、金具選び、耐荷重や安全面の注意点を解説します。

PREDUCTS BACKPACKでサブモニターを取り付ける基本構造

PREDUCTS公式では、BACKPACKを使ってサブモニターを設置する方法として、Rod for BACKPACKを利用する方法Rig Gadget Armを利用する方法が紹介されています。BACKPACKには1/4インチ・3/8インチのネジ穴などが用意され、カメラリグ関連の部品を組み合わせて拡張できる設計になっています。[参照]

Rod for BACKPACKは長さ40cm、直径15mmのロッドで、カメラリグで一般的に使われる15mmロッド用部品との互換性を考慮した製品です。公式のサブモニター設置例では、15mmロッドを固定するカメラリグ用クランプを介して、サブモニター背面のVESAネジ穴へ固定しています。[参照]

つまり、Rod for BACKPACKを使用する構成では、15mmロッド周辺のカメラリグ部品を変更・追加することで、固定方法をかなり柔軟に変更できます。サブモニターの角度調整についても、この部分に可動機構を追加するのが考えやすい方法です。

サブモニターを内側に傾けるなら可動式VESAマウントを挟む方法がある

サブモニターをメインモニターに対して内向きに配置したい場合、考え方として分かりやすいのが、ロッドとサブモニターのVESA穴の間に角度調整機構を追加する方法です。検索する場合は「VESA 可動マウント」「VESA チルト スイベル」「VESA 角度調整 ブラケット」「15mmロッド VESA マウント」などのキーワードが役立ちます。

特に必要なのは上下方向だけのチルトではなく、左右方向へ振れるスイベル機構です。メインモニターの右側に置いたサブモニターなら左方向、左側に置いたサブモニターなら右方向へ画面を振れる構造にすることで、使用者を囲むような配置にできます。

例えば「メインモニター+右側サブモニター」という構成なら、BACKPACKから右側へRodを伸ばし、その先に15mmロッドクランプを固定します。そこへVESAプレートを直接固定するのではなく、回転軸やボールヘッドなどの可動部分を1つ追加し、その先にVESAプレートを取り付けるという構成が考えられます。

15mmロッド+カメラリグ用部品なら角度調整の自由度を高めやすい

Rod for BACKPACKの大きなメリットは、直径15mmというカメラリグで広く使われている規格を採用していることです。PREDUCTS公式もRod for BACKPACKについて、15mm径でカメラリグ機材などを介してさまざまな製品に接続できる設計と説明しています。[参照]

そのため、必ずしも「BACKPACK専用品」だけから部品を探す必要はありません。15mmロッドクランプ、チーズプレート、関節付きアーム、ボールヘッド、回転ブラケットなど、映像撮影用リグの部品まで候補を広げられます。

ただし、カメラ用の小型ボールヘッドをそのままモニターに使う場合は注意が必要です。カメラを載せられる耐荷重が記載されていても、モニターでは重心が固定軸から離れるため、同じ重量でも大きな回転力が加わります。耐荷重の数字だけではなく、角度を付けた状態で確実に保持できるかを確認することが重要です。

軽量サブモニターならRig Gadget Armも選択肢

サブモニター自体が軽い場合は、Rod for BACKPACKではなくPREDUCTSのRig Gadget Armを使う方法もあります。公式のサブモニター設置例では、モニターのVESA穴にチーズプレートを固定し、そのプレートとRig Gadget Armを接続する方法が紹介されています。[参照]

Rig Gadget Armは可動式なので、固定式のロッド構成より位置や向きを調整しやすいことがメリットです。サブモニターを少し内側に振りたい、奥行きを調整したいといった用途では、構成をシンプルにできる可能性があります。

一方で、公式もサブモニターによってはアームの耐荷重を超える可能性があると注意しています。そのため、大型・重量級モニターでは「動かせること」より「確実に保持できること」を優先し、Rodを利用した強固な構成を検討したほうがよい場合があります。

VESA規格だけでなくネジ穴とブラケットの向きを確認する

金具を探す際は、サブモニターのVESA規格を確認します。一般的な小型・中型モニターでは75×75mmや100×100mmなどがありますが、製品ごとに異なるため、モニターの仕様書を確認してください。

さらに重要なのが、可動ブラケットの回転方向です。「角度調整可能」と書かれたVESA金具でも、上下にしか動かない製品があります。サブモニターを内側へ向ける用途では、左右方向のスイベルに対応している必要があります。

また、VESA穴がモニター背面より奥まっている製品では、スペーサーや長さの異なるM4ネジが必要になる場合があります。長すぎるネジを無理に締め込むとモニター内部を傷める可能性があるため、使用するモニターが指定するネジの長さや締め込み深さを確認してください。

おすすめの構成を目的別に整理

目的 構成例 特徴
角度を固定したまま使う BACKPACK+Rod+15mmロッドクランプ+角度調整VESAブラケット 比較的シンプルで固定力を確保しやすい
左右の角度を細かく変えたい BACKPACK+Rod+15mmロッドクランプ+スイベル機構+VESAプレート 内向き角度を調整しやすい
軽量モニターを自由に動かしたい BACKPACK+Rig Gadget Arm+チーズプレート 位置・向きの自由度が高い
市販部品で自由に組みたい BACKPACK+Rod+15mmカメラリグ部品+VESAプレート 部品選択肢が多くカスタマイズしやすい

特に「Rodを使いたいが、サブモニターだけ少し内側へ向けたい」という用途なら、ロッド自体を斜めにするより、Rodは水平に保ち、先端付近に回転機構を追加するほうが構造を理解しやすく、後から角度を調整しやすくなります。

最重要ポイントはモニターアーム全体の耐荷重と重心

BACKPACKを使ったサブモニター設置では、個々の金具だけでなく、メインモニターを支えているモニターアーム全体への負荷を考える必要があります。PREDUCTS公式もBACKPACKについて、設置するモニターアームの耐荷重を踏まえて使用するよう案内しています。[参照]

特にRodを横方向へ長く伸ばしてサブモニターを取り付けると、サブモニターの重量そのものに加えててこの原理による負荷が大きくなります。同じ2kgのモニターでも、支点の近くにある場合と40cm近く横へ離した場合では、アームや接続部にかかる負担は同じではありません。

PREDUCTSもBACKPACK装着時には通常とは異なる位置からモニターアームへ荷重が加わり、耐荷重範囲内でも荷重バランスによって傾く可能性があると案内しています。そのため、サブモニターを取り付けた状態でメインモニターが傾く、関節が徐々に下がる、固定部が回転するといった症状が出る場合は使用を続けず、構成や重量を見直す必要があります。[参照]

まとめ:BACKPACKの15mmロッド規格を活用すれば内向き配置は工夫できる

PREDUCTS BACKPACKとRod for BACKPACKを使ったサブモニター設置では、公式例のように15mmロッドクランプからVESA穴へ固定できます。さらにサブモニターを内側へ傾けたい場合は、15mmロッドクランプとVESAプレートの間にスイベルブラケット、関節、ボールヘッドなどの角度調整機構を追加する方法が考えられます。

軽量なサブモニターであればRig Gadget Arm+チーズプレートという公式で紹介されている構成も有力です。一方、ある程度重量があるモニターでは、自由度だけでなく固定力と耐荷重を優先して部品を選ぶ必要があります。

部品を探す際は「15mmロッド VESA マウント」「VESA スイベル ブラケット」「VESA 角度調整」「15mmロッド クランプ」などを手掛かりにすると候補を見つけやすくなります。最終的には、サブモニターの重量、VESA規格、必要な角度、モニターアームを含めた総耐荷重を確認したうえで構成を決めることが、安全で使いやすいデスク環境につながります。

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