大型スマートフォンを普段は通常のケースで使い、持ち運ぶときだけ手帳型カバーを取り付けたい場合、MagSafeの磁力を利用した着脱式ケースが便利です。ただし、6.9インチクラスでは単純に「6.9インチ対応」と書かれているだけで判断せず、スマートフォン本体とケースを合わせた縦・横・厚さ、カメラ部分の大きさまで確認する必要があります。
結論からいうと、現在は6.7~6.9インチ程度の大型スマートフォンに対応したMagSafe着脱式の汎用手帳型ケースも販売されています。また、MagSafe非対応スマートフォンでも、対応ケースや適切なメタルリング・磁気リングを組み合わせる方法があります。この記事では、大型Androidスマートフォンを含めて失敗しにくい選び方を解説します。
6.9インチ対応のMagSafe汎用手帳型ケースは存在する
以前の汎用手帳型ケースは4.7~6.3インチ程度を対象にした製品が多く、大画面スマートフォンでは選択肢が限られていました。しかし大型スマートフォンの増加に伴い、6.7~6.9インチ程度まで対応する汎用品も登場しています。
具体例として、ラスタバナナからは「MagSafe対応 汎用手帳型ケース 6.7-6.9インチ対応」が販売されています。公開されている仕様では、装着可能なスマートフォンサイズは高さ166mm・幅82mm・厚さ11mm以内(ケースを含む)とされ、磁力によって手帳部分を着脱できます。また、付属のメタルシールを利用することでMagSafe非対応スマートフォンやケースでも利用できる仕様です。[参照]
つまり「普段は普通の背面ケース」「カバンに入れるときだけ手帳カバーを装着」という使い方自体は、市販品で実現可能です。着脱のたびにスマートフォン本体をケースから外す必要がないため、大型端末との相性がよい方式といえます。
インチ数だけで選ぶと失敗する理由
ケース選びで特に注意したいのが、ディスプレイの「6.9インチ」という数字です。インチ数は画面の対角線の長さを示しているだけなので、同じ6.9インチでも端末の縦幅・横幅・厚さは異なります。
たとえば6.9インチ対応と書かれたケースでも、対応上限が高さ166mm、幅82mm、厚さ11mmなら、ケース装着後の端末が高さ167mmになればメーカー仕様上は対応範囲外です。購入予定端末の本体寸法だけではなく、普段使用する背面ケースを装着した状態で測ることが重要です。
特に耐衝撃ケースは周囲が厚くなるため、本体だけなら収まってもケース装着後には手帳型カバーからはみ出す場合があります。購入前には次の項目を確認しておくと安心です。
- スマートフォン+普段使いのケースの高さ
- スマートフォン+ケースの横幅
- スマートフォン+ケースの厚さ
- 背面カメラユニットの縦横サイズ
- カメラ部分と手帳カバーが干渉しないか
大型スマホではカメラ部分の大きさにも注意
6.9インチクラスで意外な落とし穴になるのが背面カメラです。最近の大型スマートフォンはカメラユニットも大きく、汎用手帳ケースそのものには収まっても、カバーや折り返し部分がカメラに重なる可能性があります。
前述の6.7~6.9インチ対応製品にも推奨カメラサイズが設定されているため、端末全体の寸法だけ確認すればよいわけではありません。特に円形の大型カメラユニットを採用するAndroid端末では注意が必要です。
そのため購入予定の端末がまだ発売前だったり、正式な外形寸法が確定していなかったりする場合は、先にケースを購入するより、メーカーが公表した本体寸法とカメラ寸法を確認してから選ぶほうが確実です。
MagSafe非対応Androidでも使える場合がある
MagSafeはApple製品を中心に普及した磁気アクセサリーの仕組みですが、AndroidスマートフォンでもMagSafe対応リングを内蔵したケースや、後付けリングを利用することで磁気アクセサリーを取り付けられる場合があります。
方法として分かりやすいのは、普段使用するケースの背面にMagSafeアクセサリー用のリングを装着し、その上から着脱式の手帳型カバーを吸着させる構成です。手帳を使わないときは外しておけるので、大型スマートフォンの操作性を損ないにくいメリットがあります。
なお、「メタルプレート」と「MagSafe用磁気リング」は似ていますが同じものとは限りません。単なる鉄板タイプは磁石には付いても、ワイヤレス充電のコイル部分を覆うことで充電できなくなったり、発熱などの問題につながったりする可能性があります。ワイヤレス充電も利用する予定なら、MagSafeアクセサリーとの併用を想定したリング型製品や対応ケースを選ぶほうが適切です。
別の商品にメタルシールを貼って自作できる?
サイズの合う手帳型カバーにメタルシールやリングを取り付け、簡易的な着脱式ケースを作ること自体は可能です。ただし、市販のMagSafe対応手帳ケースと比べると、磁石の位置合わせや吸着力、耐久性を自分で確認する必要があります。
特に大型スマートフォンは重量があるため、小型端末では十分だった磁力でも6.9インチクラスでは外れやすくなることがあります。「落下防止のために手帳を付ける」という目的なら、磁力が弱い組み合わせでは本末転倒です。
また、粘着式のメタルリングを貼る場合はケース表面の素材にも注意してください。シリコンや凹凸の大きな素材、柔らかいレザー調素材などでは粘着力が十分に得られない場合があります。できれば平滑なポリカーボネートなど、メーカーがリングの貼り付けに対応するとしているケースを使用します。
「落としそうなときだけ装着」ならストラップという選択肢もある
手帳型にこだわる理由が「画面を保護したい」ことであれば着脱式手帳ケースが向いています。一方、「落としそうな場面だけ安全性を高めたい」という目的なら、スマホショルダーやハンドストラップ、フィンガーストラップを組み合わせる方法もあります。
たとえば普段はMagSafe対応の薄型背面ケースを使用し、外出時だけMagSafe対応グリップやストラップを装着する構成です。大型スマートフォンでは手帳型カバーを追加すると重量も増えるため、落下防止だけが目的ならストラップ方式のほうが軽量にできます。
反対にカバンの中でディスプレイを鍵などから保護したい場合には、前面まで覆える手帳型が有利です。目的に合わせて「画面保護なら手帳」「落下防止ならストラップ」と考えると選びやすくなります。
6.9インチ用を購入するときのチェックリスト
大型スマートフォン向けの汎用ケースでは、商品名よりも仕様表を確認することが重要です。特にネット通販では「6.9インチ対応」という表記だけで購入せず、実寸を比較してください。
| 確認項目 | チェックする内容 |
|---|---|
| 画面サイズ | 6.7~6.9インチなど対応範囲内か |
| 高さ | ケース装着後でも上限以内か |
| 横幅 | 手帳を閉じられる余裕があるか |
| 厚さ | 背面ケース込みで上限以内か |
| カメラ | カメラユニットがカバーと干渉しないか |
| 磁力 | 大型端末を保持できる設計か |
| 充電 | ワイヤレス充電を使う場合に対応しているか |
ラスタバナナも汎用ブックタイプケースについて、ケースを装着した状態で使用する場合には実際のサイズを測定して確認するよう案内しています。[参照]
特に発売前・発売直後のスマートフォンは専用ケースの種類が少ないため、このような実寸基準の汎用MagSafeケースは有力な選択肢になります。
まとめ:6.9インチでも着脱式の汎用手帳ケースは選べる
6.9インチクラスの大型スマートフォンでも、MagSafeの磁力を利用して着脱できる汎用手帳型ケースは存在します。実際に6.7~6.9インチ程度を対象とし、MagSafe非対応端末・ケース向けのメタルシールまで付属する製品も販売されています。
ただし、最も重要なのは「6.9インチ」という画面サイズではなく、ケースを装着した状態の高さ・幅・厚さとカメラサイズです。購入予定機種の正式な寸法と照合してから選ぶことで失敗を減らせます。
普段は普通のケースで軽快に使い、カバンへ入れるときだけ画面を保護したいのであれば、MagSafe着脱式手帳カバーは非常に相性のよい方法です。適合する既製品がなければ後付けリングも選択肢になりますが、落下防止を目的とする場合は吸着力を十分確認し、ワイヤレス充電を使う場合は単純な金属板ではなく対応が明記されたリングやケースを選ぶのが安全です。


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