120fpsの音ゲーにM5 iPad Proはオーバースペック?旧11インチiPad Proから買い替える際の選び方

タブレット端末

120fpsに対応した音楽ゲームを快適に遊ぶためにiPadを選ぶ場合、単純なCPU・GPU性能だけでなく、ディスプレイのリフレッシュレート、ゲーム側の120fps対応状況、発熱、タッチ操作の安定性、価格をまとめて考えることが重要です。特にiPad Proは以前の世代からProMotionテクノロジーを採用しているため、最新モデルに買い替えれば必ず音ゲーの体感が劇的に変わるとは限りません。

一方、M5搭載iPad Proは非常に高性能で、長期間使うことや音ゲー以外の用途まで考えれば魅力があります。ここでは、120fpsの音ゲーを主目的にM5搭載iPad Proを選ぶ価値があるのか、11インチiPad Pro(第3世代)などの旧モデルとの違いも含めて整理します。

結論:音ゲーだけならM5の性能にはかなり余裕がある

120fps対応の音ゲーをプレイすることだけが目的なら、M5チップの性能をフルに使う場面は少なく、処理性能という意味ではかなり余裕があります。M5は音楽ゲーム専用に必要な性能というより、3Dゲーム、動画編集、3Dレンダリング、AI処理など非常に負荷の高い用途まで想定したチップです。

AppleもM5搭載iPad Proについて、前世代からグラフィックス性能やCPU性能を強化し、レイトレーシングを利用する3Dレンダリングや動画編集、AI処理などで大きな性能向上があると説明しています。つまりM5の強みの多くは、一般的な音ゲーよりさらに負荷の高い処理で発揮されます。[参照]

ただし、オーバースペックだから買う意味がない、というわけではありません。最新のiPad Proを長期間使いたい場合や、音ゲー以外にも高負荷なゲーム、イラスト制作、動画編集などをする場合には、その性能的な余裕がメリットになります。

120fpsの音ゲーではチップよりProMotionが重要

音ゲー目的でiPadを選ぶ際にまず確認したいのがディスプレイです。120fpsでゲームが動作しても、ディスプレイ側が60Hzまでしか表示できなければ、120fpsのメリットをそのまま画面表示に生かすことはできません。

iPad ProシリーズにはProMotionテクノロジーを搭載したモデルがあります。M5搭載iPad ProにもProMotionが採用されています。Apple公式ストアの現行iPad比較でも、iPad ProにはProMotionテクノロジーが明記されています。[参照]

そのため、120fps対応音ゲーを目的としている場合は「M5だから適している」というより、120Hzクラスの滑らかな表示が可能なProMotion搭載iPad Proだから適していると考えたほうが分かりやすいでしょう。

11インチiPad Pro第3世代もすでにProMotion対応

11インチiPad Pro(第3世代)は2021年に登場したモデルで、Apple M1チップを搭載しています。Appleの技術仕様では、11インチLiquid RetinaディスプレイとProMotionテクノロジーを搭載していることが確認できます。[参照]

つまり、11インチiPad Pro(第3世代)からM5搭載iPad Proへ買い替える場合、「60HzのiPadから120Hz対応iPad Proへ変更する」というほど単純なアップグレードではありません。旧モデルの時点ですでにProMotionを利用できるためです。

例えば、以前使っていた11インチiPad Pro(第3世代)で対象の音ゲーが十分滑らかに動いていたのであれば、M5モデルに変更しても「フレームレートが倍になって別物になった」という変化にはなりません。新旧モデルで性能差は大きくても、ゲーム側が必要としている処理能力を旧モデルですでに満たしていれば、余った性能がそのまま操作感の差になるわけではないためです。

M5にすると音ゲーが必ず120fpsで動くわけではない

ここはiPad選びで勘違いしやすいポイントです。120Hz対応ディスプレイと高性能なチップを搭載していても、すべてのゲームが自動的に120fpsになるわけではありません。

実際のフレームレートはアプリ側の仕様にも左右されます。ゲームが120fpsモードを用意しているか、使用しているiPadがその設定の対象になっているかを確認する必要があります。ゲームによっては端末性能が十分でも60fpsまでに制限されることがあります。

そのため購入前には、遊びたい音ゲーの公式サイト、アプリ内設定、公式FAQなどで120fps対応機種を確認しておくのがおすすめです。「M5なら絶対120fps」と端末のスペックだけで判断しないことが大切です。

M5 iPad Proを選ぶメリットは性能以外にもある

M5搭載iPad Proの価値はチップ性能だけではありません。現行モデルではUltra Retina XDRディスプレイが採用されており、11インチと13インチが用意されています。また、M5ではCPUやGPUだけでなくストレージ性能、AI処理、ワイヤレス通信なども強化されています。

Appleによると、M5搭載iPad ProはM1搭載iPad Proと比較して大幅な性能向上を実現しています。M1世代から数年間使用して買い替えるのであれば、音ゲーだけではなく今後何年も使える高性能なiPadを購入するという意味では合理的な選択になります。[参照]

例えば音ゲーをプレイするほか、動画編集やイラスト制作、高負荷な3Dゲームなどにも利用するならM5の性能を生かせる機会が増えます。反対に、ほぼ音ゲー専用機として使うのであれば、性能面だけを理由にM5を選ぶ必要性は下がります。

音ゲー専用なら旧世代iPad Proも候補になる

購入費用を抑えたい場合は、ProMotionに対応した旧世代のiPad Proも選択肢になります。特に音ゲーでは最新チップの最高性能を使い切らないケースもあるため、中古・整備済み品を含めて比較すると費用対効果を高められる場合があります。

ただし、中古iPadを音ゲー用途で購入するときは、チップの世代だけでなくバッテリーの劣化状態にも注意が必要です。音ゲーは画面を高輝度・高リフレッシュレートで長時間使用することも多く、バッテリーが大きく劣化した端末では使い勝手が悪くなる可能性があります。

また、長期間使用する予定なら新しいモデルほど将来的なOS・アプリへの対応という点では有利です。価格差がそれほど大きくない場合は、数年間使用することを前提として新しいモデルを選ぶ考え方もあります。

音ゲー用iPadを選ぶときに確認したいポイント

音ゲーではベンチマークの数字だけでなく、実際のプレイ環境が重要です。特に次のポイントを確認すると選びやすくなります。

  • ProMotion対応:120fpsを生かしたい場合に重要
  • ゲーム側の120fps対応:対象ゲームが120fpsを選択できるか確認
  • 画面サイズ:11インチと13インチでは運指の感覚や配置が変わる
  • ストレージ容量:複数の大型ゲームを入れるなら余裕を持たせる
  • バッテリー状態:中古モデルでは特に確認したい
  • 価格:音ゲーだけなら最新CPUの性能を使い切れない可能性がある

特に以前11インチを使っていた人は、同じ11インチを選ぶとプレイ時の感覚を維持しやすいでしょう。音ゲーでは画面サイズが変わるとノーツ間隔や指の移動距離の感覚も変わるため、単純に大画面ほど良いとは限りません。

可能であれば購入前に店頭で11インチと13インチの実機に触れ、普段のプレイ姿勢を想定してサイズを確認するのがおすすめです。

M5を買うべき人と旧モデルでも十分な人

M5搭載iPad Proがおすすめなのは、音ゲーだけでなく長期利用やほかの高負荷用途まで重視する人です。予算に余裕があり、数年間買い替えずに使いたい場合にも最新モデルの性能的な余裕は安心材料になります。

一方、「120fps対応の音ゲーが快適に動けば十分」という目的なら、ProMotion対応の旧世代iPad Proまで候補を広げる価値があります。特にM1以降のiPad Proを検討する場合は、実際に遊ぶゲームの推奨環境や120fps対応状況と照らし合わせて選ぶと無駄な出費を抑えやすくなります。

つまり、音ゲーに必要な性能と、購入するiPadが持つ最大性能は分けて考えることがポイントです。M5の高性能は魅力ですが、120fpsを表示するためだけにM5ほどの演算性能が必須というわけではありません。

まとめ

120fps対応の音ゲーを主目的として考えると、M5搭載iPad Proは非常に余裕のある性能を持っています。その意味ではオーバースペックになりやすいものの、オーバースペックであること自体がデメリットではありません。予算に問題がなく、長期間使用したいのであれば有力な選択肢です。

一方、11インチiPad Pro(第3世代)はM1チップとProMotionテクノロジーをすでに搭載しています。そのため旧11インチiPad Proから買い替える場合は、単に「120fpsで音ゲーをしたい」という理由だけでなく、端末の経年劣化、新しいディスプレイ、将来的なソフトウェア対応、音ゲー以外の用途まで含めてM5が必要かを判断するとよいでしょう。

音ゲー用iPad選びでは、最新チップかどうかよりも「対象ゲームが120fpsに対応しているか」「ProMotion対応か」「自分に合う画面サイズか」を優先して確認することが、失敗しにくい選び方です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました