レコルトの「自動調理ポット」で公開されているレシピを見ると、「スープ&お粥(SOUP&OKAYU)」モードを使うよう書かれていることがあります。しかし、後から発売された「自動調理ポット ラージ」を見ると、操作部には「ポタージュ/ペースト」「スープ」「たべるスープ」「おかゆ」などが並び、「スープ&お粥」という名前のモードはありません。
これはラージタイプに機能がないわけではなく、従来モデルでひとつだった「スープ&お粥」の用途が、ラージタイプでは料理の種類や仕上がりに応じて複数の専用モードへ細分化されたためです。
自動調理ポット ラージでは、「スープ&お粥」に相当するボタンが1個あるわけではありません。お粥なら「おかゆ」、普通の具入りスープなら「スープ」、具材をより大きく残したい料理なら「たべるスープ」を選びます。従来モデルRSY-2のレシピをラージRSY-3で作ろうとしている場合は、この違いを理解しておくことが重要です。
- 従来の自動調理ポットには「スープ&お粥」モードがある
- ラージRSY-3では「スープ&お粥」が分割された
- 結局どのボタンを押せばいい?料理別の対応表
- お粥を作るなら迷わず「おかゆ」モード
- 一般的なスープなら「スープ」モード
- 豚汁やゴロゴロ具材なら「たべるスープ」
- ポタージュは「スープ」ではなく「ポタージュ/ペースト」
- 従来モデルRSY-2とラージRSY-3の違い
- RSY-2のレシピをRSY-3で作るときはモード名だけ置き換えない
- ラージは最低量にも注意する
- 牛乳・豆乳を使うスープにはラージ独自の注意点がある
- 具体例1:旧レシピに「スープ&お粥で中華粥」とある場合
- 具体例2:旧レシピに「スープ&お粥でミネストローネ」とある場合
- 具体例3:クラムチャウダーなら「スープ」が基本
- モード選びは「撹拌の強さ」で考えると分かりやすい
- 操作方法はMODEボタンで順番に選択する
- レシピを見るときは「どの自動調理ポット用か」を確認する
- まとめ:ラージでは「スープ&お粥」が3つの用途に分かれている
従来の自動調理ポットには「スープ&お粥」モードがある
レコルトの従来モデル「自動調理ポット RSY-2」は、5種類の調理モードを搭載しています。そのうち、具材の形を残したスープやお粥を作るために用意されているのが「SOUP&OKAYU(スープ&お粥)」モードです。
レコルト公式サイトでも、このモードについて「具材の形を残したスープやおかゆを作る」ためのモードとして紹介されており、ミネストローネ、クラムチャウダー、中華粥などが使用例として掲載されています。[参照:レコルト 自動調理ポット RSY-2公式ページ]
つまり従来モデルでは、ポタージュのようになめらかに撹拌する料理とは別に、スープとお粥をひとつのモードで担当する設計になっていました。
ラージRSY-3では「スープ&お粥」が分割された
2026年3月に発売された「自動調理ポット ラージ RSY-3」は、従来モデルより調理モードが増えています。公式仕様では7種類のモードを搭載しており、「ポタージュ/ペースト」「スープ」「たべるスープ」「おかゆ」「豆乳」「ジュース/CLEAN」「保温/あたため」に分かれています。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ RSY-3公式ページ]
従来モデルの「スープ&お粥」がラージで見当たらないのは、単純に名前が変更されたというより、ひとつのモードが料理ごとの専用モードへ細分化されたと考えると分かりやすくなります。
さらにラージでは「たべるスープ」が新しく追加されました。レコルトも新製品発表時に、このモードでは具材のごろごろ感を楽しめる豚汁やミネストローネなどが作れると説明しています。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ新製品情報]
結局どのボタンを押せばいい?料理別の対応表
ラージタイプでどのモードを選ぶかは、「スープ&お粥」という文字を探すのではなく、作ろうとしている料理の仕上がりから判断します。
| 作りたいもの | ラージRSY-3で選ぶモード | 仕上がり |
|---|---|---|
| お粥・リゾット | おかゆ | 生米から加熱しながら低速撹拌 |
| 具材を少し残したスープ | スープ | 低速撹拌で具材をある程度残す |
| 豚汁・ミネストローネなど | たべるスープ | 軽い低速撹拌で具材をより大きく残す |
| なめらかなコーンスープなど | ポタージュ/ペースト | 中速~高速撹拌でなめらかにする |
したがって、従来モデルの「スープ&お粥」に対応するラージ側のモードは一つではなく、「スープ」「たべるスープ」「おかゆ」のいずれかです。
お粥を作るなら迷わず「おかゆ」モード
従来モデル向けレシピに「スープ&お粥モードを選ぶ」と書かれていて、作る料理がお粥なのであれば、ラージタイプでは基本的に「おかゆ」モードを選びます。
ラージRSY-3の公式説明では、おかゆモードは「加熱しながら低速で撹拌」し、生米からお粥やリゾットを作るための専用モードになっています。さらに「おかゆ」と「豆乳」については、1~12時間後までのタイマー設定にも対応しています。[参照:レコルト RSY-3 モード説明]
公式のお粥レシピでも、水と生米を入れたあと「MODE」ボタンから「おかゆ」を選び、「START/STOP」で開始する手順になっています。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ「おかゆ」公式レシピ]
一般的なスープなら「スープ」モード
具材を完全なペーストにはせず、ある程度形を残したスープを作る場合は「スープ」モードが基本です。
レコルト公式によると、「スープ」モードは加熱しながら低速で撹拌し、具材の形を少し残したスープを作る設定です。チャウダーやカレーなどもこのモードの用途として紹介されています。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ「スープ」モード]
例えばクラムチャウダーのように具材感をある程度残しながら、全体をなじませて仕上げたい料理であれば、「ポタージュ」ではなく「スープ」が近い選択になります。
豚汁やゴロゴロ具材なら「たべるスープ」
ラージで新しく追加されたのが「たべるスープ」モードです。これは通常の「スープ」よりさらに具材を残した料理を作るためのモードです。
公式説明では、加熱しながら「軽く低速で撹拌」し、具材のごろごろ感を楽しめる仕上がりになるとされています。ミネストローネや豚汁が代表的な料理として挙げられています。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ「たべるスープ」モード]
例えばじゃがいも、にんじん、大根などを「食べる具」として残したい場合は、通常のスープより「たべるスープ」を選ぶほうが製品本来の使い方に近くなります。
ポタージュは「スープ」ではなく「ポタージュ/ペースト」
名前だけを見るとポタージュもスープの一種なので迷いやすいところですが、ラージでは専用の「ポタージュ/ペースト」モードがあります。
このモードでは加熱しながら中速~高速で撹拌し、裏ごししたようななめらかな状態を目指します。コーンポタージュ、かぼちゃのポタージュ、ビシソワーズ、ビスクなどはこちらが基本です。
一方の「スープ」は低速撹拌なので、具材の形をある程度残すための設定です。同じ材料でも選択するモードによって食感が大きく変わることがあります。
従来モデルRSY-2とラージRSY-3の違い
2機種を比較すると、「スープ&お粥」が見当たらない理由がより分かりやすくなります。
| 項目 | 従来モデル RSY-2 | ラージ RSY-3 |
|---|---|---|
| 温かいスープ等の容量 | 約600ml | 最大約800ml |
| 調理モード数 | 5種類 | 7種類 |
| ポタージュ | ポタージュ&ペースト | ポタージュ/ペースト |
| 具入りスープ | スープ&お粥 | スープ/たべるスープ |
| お粥 | スープ&お粥 | おかゆ |
| 具材を大きく残す専用モード | なし | たべるスープ |
従来機では同じプログラムにまとめられていた料理を、ラージでは食感や料理の種類に合わせて選択できるようになったのが大きな違いです。
RSY-2のレシピをRSY-3で作るときはモード名だけ置き換えない
ここで注意したいのが、従来モデルRSY-2向けのレシピをラージRSY-3で作る場合です。「スープ&お粥」と書いてあるから、とりあえず「スープ」へ置き換えればよいとは限りません。
お粥のレシピなら「おかゆ」、具材の大きな汁物なら「たべるスープ」、具材を少し崩して仕上げるスープなら「スープ」というように、料理によって選択が変わります。
またRSY-2とRSY-3では容量だけでなく、モーターや調理プログラムも異なります。従来モデル用レシピの分量を単純に1.3倍するなどの自己流換算より、同じ料理または近い料理のRSY-3公式レシピを探して、材料量とモードを参考にするほうが確実です。
ラージは最低量にも注意する
自動調理ポット ラージでは、温かい料理について材料をMINラインの400mlからMAX HOTラインの800mlまでの範囲に入れることが公式に案内されています。ジュース/CLEANの場合のみMAX COLDラインの1000mlまで使用できます。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ 基本の使用手順]
そのため、小さいRSY-2向けレシピを参考にして極端に少ない量だけをラージへ入れるのは避け、RSY-3の規定量を守る必要があります。
反対に大容量だからといって800mlのラインを超えて材料を詰め込むことも適切ではありません。加熱する料理では吹きこぼれや正常な撹拌を妨げる原因になります。
牛乳・豆乳を使うスープにはラージ独自の注意点がある
ラージRSY-3では、牛乳や豆乳を使う場合についても公式の注意事項があります。「たべるスープ」で牛乳または豆乳を使用する場合は、同量の水を加えるよう案内されています。
例えばレシピ上の水分量が200mlなら、牛乳だけを200ml入れるのではなく、「牛乳100ml+水100ml」のようにします。豆乳を使用する場合にも製品側の指定があります。[参照:レコルト RSY-3 使用上のポイント]
このようにRSY-3にはRSY-3固有の使用条件があるため、旧モデルのレシピを使う際にはモードだけでなく材料の扱いも現行製品の説明に合わせることが大切です。
具体例1:旧レシピに「スープ&お粥で中華粥」とある場合
RSY-2向けレシピで「米と水を入れ、スープ&お粥モードで調理」と書かれていた場合、ラージRSY-3では「スープ」ではなく「おかゆ」モードを選ぶのが用途として対応します。
RSY-3には生米からお粥を作るための専用プログラムが設けられているためです。レコルト公式のラージ用お粥レシピも「おかゆ」モードを指定しています。
ただし米と水の量については、旧レシピをそのまま使用できると決めつけず、RSY-3向け公式レシピの分量を確認するほうが安全です。
具体例2:旧レシピに「スープ&お粥でミネストローネ」とある場合
従来モデルではミネストローネも「スープ&お粥」の代表メニューとして紹介されていました。一方、ラージでは公式に「たべるスープ」モードの例としてミネストローネが紹介されています。
これはラージで追加された「たべるスープ」が、野菜などの具材をゴロゴロ残す料理を担当するためです。
そのため、RSY-2用のミネストローネレシピを見ながらRSY-3で作ろうとしているなら、「スープ&お粥」という文字を「スープ」へ機械的に置き換えるのではなく、まずラージ用の「たべるスープ」のレシピを確認するのがおすすめです。
具体例3:クラムチャウダーなら「スープ」が基本
具材感を残しつつ、スープ全体をなじませたいクラムチャウダーなどは、ラージでは「スープ」モードが基本的な選択肢になります。
公式のモード説明でも「スープ」はチャウダーやカレーなどに利用できるとされています。「たべるスープ」ほど具材を大きく残すことを重視せず、低速で撹拌しながら調理する設定です。
このように同じ「汁物」でも、ポタージュ、スープ、たべるスープの3段階に分けて考えると、ラージのモード選びが分かりやすくなります。
モード選びは「撹拌の強さ」で考えると分かりやすい
ラージRSY-3の温かい料理用モードは、単に料理名が違うだけではなく、撹拌の仕方が異なります。
| モード | 公式の撹拌方法 | 目指す食感 |
|---|---|---|
| ポタージュ/ペースト | 中速~高速 | 非常になめらか |
| スープ | 低速 | 具材を少し残す |
| たべるスープ | 軽く低速 | 具材をゴロゴロ残す |
| おかゆ | 低速 | 米を加熱しながらお粥にする |
「どれも加熱するのだから同じだろう」と考えず、最終的にどの程度具材を残したいかで選ぶと失敗しにくくなります。
操作方法はMODEボタンで順番に選択する
ラージRSY-3では、それぞれの料理名に独立した物理ボタンがあるわけではありません。「MODE」ボタンをタッチするたびにモードが順番に切り替わります。
公式の操作順は、「ポタージュ/ペースト」→「スープ」→「たべるスープ」→「おかゆ」→「豆乳」→「ジュース/CLEAN」→「保温/あたため」です。目的のモードを表示させたあと、「START/STOP」をタッチして調理を開始します。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ 操作方法]
お粥の場合ならMODEを「おかゆ」まで進めてスタート、具材の大きな豚汁なら「たべるスープ」まで進めてスタート、という使い方になります。
レシピを見るときは「どの自動調理ポット用か」を確認する
レコルトには現在、従来の「自動調理ポット」と「自動調理ポット ラージ」の両方が存在します。見た目や製品名がよく似ているため、インターネット検索で旧モデル用レシピを開くと混乱しやすくなります。[参照:レコルト 製品一覧]
レシピページを見るときは「使用製品」の欄を確認し、「自動調理ポット ラージ」と書かれているものを優先するとモード選びに迷いにくくなります。
特に材料の最大量・最低量や牛乳・豆乳の扱いなどもモデルによって違うため、単に「レコルトの自動調理ポットのレシピ」として一括りにしないことが重要です。
まとめ:ラージでは「スープ&お粥」が3つの用途に分かれている
レコルトの従来型自動調理ポットRSY-2にある「スープ&お粥」モードは、ラージRSY-3では同じ名前のモードとして残っていません。ラージでは調理プログラムが細分化され、料理に応じて選び分ける設計になっています。
お粥・リゾットなら「おかゆ」、具材を少し残すチャウダーなどなら「スープ」、豚汁やミネストローネのように具材を大きく残す料理なら「たべるスープ」を選ぶのが基本です。なめらかなポタージュを作る場合は別の「ポタージュ/ペースト」を使用します。
つまり「スープ&お粥に該当するボタンはどれか」というより、旧モデルでひとまとめだった役割がラージでは「スープ」「たべるスープ」「おかゆ」へ分割されたと理解すると分かりやすくなります。
旧RSY-2用レシピを参考にしている場合も、料理がお粥なら「おかゆ」、ミネストローネのようなゴロゴロしたスープなら「たべるスープ」というように料理内容から判断します。ただしRSY-2とRSY-3では容量や制御方法も異なるため、材料量までそのまま流用するのではなく、できるだけRSY-3用の公式レシピを確認してください。[参照:レコルト 自動調理ポット ラージ公式ページ・レシピ]


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