シンガポール旅行でインターネットを使う方法として、Klookなどで購入できる旅行用eSIMは便利な選択肢です。物理SIMを入れ替える必要がなく、対応するiPhoneなら日本で使っているSIMやeSIMを残したまま、旅行用の回線を追加できます。
ただし、旅行用eSIMを利用するには「iPhoneがeSIMに対応していること」だけでなく、他社のSIM・eSIMを利用できる状態、つまりSIMロックがかかっていないことが重要です。Klookも、eSIMを利用する条件として端末がキャリアまたはネットワークにロックされていないことを案内しています。
一方で、「携帯会社でiPhoneを買ったからSIMフリーではない」と思っていても、実際にはSIMロックなしで販売されていることがあります。特に日本で販売されたiPhone 15世代では、購入先だけで判断せず、iPhone本体の設定画面で確認するのが確実です。この記事では、iPhone 15・iPhone 17でKlookのeSIMを利用するための条件と、シンガポール旅行前に確認しておきたい設定を解説します。
- 結論:iPhone 15もKlookのeSIMに対応しているがSIMロックなしが条件
- 「キャリアで買ったiPhone」と「SIMロックあり」は同じ意味ではない
- iPhoneがSIMロックされているか確認する方法
- iPhone 15とiPhone 17はどちらもeSIMを利用できる
- 旅行用eSIMでは「eSIM対応」と「SIMロックなし」の両方が必要
- 日本で販売されたiPhone 15ならSIMロックなしの可能性が高い
- KlookのeSIMは旅行前にインストールしておくと安心
- シンガポール到着後はモバイルデータ通信をKlookのeSIMに切り替える
- KlookのeSIMではデータローミングをオンにする場合がある
- 日本のSIMを残すなら高額な海外データ通信を防ぐ設定も確認する
- 2人で旅行する場合はeSIMを1つ共有するのではなく1台ずつ用意する
- LINEはKlookのデータ専用eSIMでも基本的にそのまま使える
- KlookのeSIMを購入する前のチェックリスト
- 「SIMロックあり」だった場合はどうする?
- KlookのeSIMが追加できないときに確認したいこと
- まとめ:iPhone 15でも「SIMロックなし」ならシンガポールでKlookのeSIMを使える
結論:iPhone 15もKlookのeSIMに対応しているがSIMロックなしが条件
Klookの公式ヘルプでは、eSIM対応端末としてiPhone 15シリーズとiPhone 17シリーズの両方が掲載されています。そのため、対応する地域モデルであれば、端末の機種そのものはKlookのeSIMを利用できる条件を満たしています。対応端末一覧はKlook「eSIMに対応しているデバイス」[参照]で確認できます。
ただし、Klookは同時に、端末が通信事業者やネットワークによってロックされていないことを利用条件としています。つまり、iPhone 15がeSIM対応だからといって、SIMロックが本当にかかっている状態でもKlookの旅行用eSIMを使えるわけではありません。
KlookもeSIMのアクティベーションについて「ロックされたデバイスではアクティベートできない」と案内しています。詳細はKlook「デバイスでeSIMを有効にする方法」[参照]で確認できます。
「キャリアで買ったiPhone」と「SIMロックあり」は同じ意味ではない
ここは海外旅行前に特に勘違いしやすいポイントです。ドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯会社から購入したiPhoneだからといって、現在も必ずSIMロックがかかっているわけではありません。
たとえばauは、2021年10月1日以降に新たに発売されたau携帯電話についてSIMロックを設定していないと公式に案内しています。ソフトバンクも、2021年6月以降に発売した多くの機種についてSIMロックがかかっていないと案内しています。iPhone 15は2023年に登場した世代なので、日本国内の主要キャリアで購入した端末であれば、「キャリア購入=SIMロックあり」とは考えないほうがよいでしょう。
したがって、「iPhone 15を携帯会社で買ったからSIMフリーではない」と認識している場合でも、実際にはKlookのeSIMをそのまま利用できる可能性があります。購入先や契約状況から推測するより、次の方法で端末を直接確認するのが確実です。
iPhoneがSIMロックされているか確認する方法
Apple公式では、iPhoneのSIMロック状態を設定画面から確認できます。操作は簡単で、「設定」→「一般」→「情報」と進み、「SIMロック」またはキャリアロックに関する項目を確認します。
「SIMロックなし」と表示されていれば、特定の通信事業者だけに固定されていない状態です。この場合、Klook側の対応条件を満たす旅行用eSIMであれば利用できる可能性があります。
反対に「SIMロックあり」などと表示される場合は、KlookのeSIMを設定する前に契約元・購入元の通信事業者へSIMロック解除について確認する必要があります。Appleも、iPhoneのSIMロックを解除できるのはAppleではなく通信事業者であると案内しています。詳しくはApple「iPhoneのSIMロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにする方法」[参照]を確認してください。
iPhone 15とiPhone 17はどちらもeSIMを利用できる
AppleのeSIM対応条件では、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の対応モデルでeSIMを利用できます。そのためiPhone 15やiPhone 17は、eSIM機能そのものには対応しています。Apple公式の設定方法はApple「iPhoneでeSIMを設定する」[参照]で確認できます。
Klookの現在の対応端末一覧にも、iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max、iPhone 17/17 Pro/17 Pro Maxなどが掲載されています。
ただし、iPhoneは販売された国や地域によってSIM構成が異なることがあります。Klookも一部の地域モデルについてeSIM非対応の場合があると注意しています。日本で購入した一般的なモデルなら大きな問題になりにくいものの、海外購入品の場合は購入地域まで確認しておくと安心です。
旅行用eSIMでは「eSIM対応」と「SIMロックなし」の両方が必要
海外用eSIMを利用できるか判断するときは、次の2つを別々に確認すると分かりやすくなります。
| 確認項目 | 意味 | Klook eSIM利用時 |
|---|---|---|
| eSIM対応 | 端末にデジタルSIMを追加できるか | 必要 |
| SIMロックなし | 購入元以外の通信事業者を利用できるか | 必要 |
| Klook側の対応端末 | 商品・サービスが機種に対応しているか | 購入前に確認 |
| 旅行先の対応 | 購入するeSIMがシンガポールで利用できるか | 必要 |
たとえば、eSIM機能を搭載したiPhoneであってもキャリアロックが残っていれば、別会社が提供する旅行用eSIMを追加できないことがあります。逆にキャリアで購入したiPhoneでも「SIMロックなし」と表示されていれば、購入場所だけを理由にKlookのeSIMを諦める必要はありません。
旅行直前にトラブルにならないよう、2人分のiPhoneについてそれぞれ「設定」→「一般」→「情報」からSIMロック状態を確認しておくのがおすすめです。
日本で販売されたiPhone 15ならSIMロックなしの可能性が高い
日本では近年発売されたスマートフォンについてSIMロックを設定しない販売が一般化しています。auは2021年10月1日以降に新たに発売した機種についてSIMロックなしと明記しています。詳細はau「SIMロック解除のお手続き」[参照]で確認できます。
ソフトバンクも2021年6月以降に発売された機種の多くをSIMロックなしで提供していると説明しています。詳細はソフトバンク「SIMロック解除機能が搭載されている機種」[参照]を確認してください。
このため、日本国内で通常購入したiPhone 15について「SIMフリーではない」と思っている場合も、実際にはSIMロックなしであることが十分考えられます。まず設定画面を確認し、「SIMロックなし」と表示されればKlookのeSIMを利用するうえでSIMロックは問題になりません。
KlookのeSIMは旅行前にインストールしておくと安心
KlookのeSIMを購入したら、旅行当日に空港で初めて設定するより、自宅など安定したWi-Fi環境がある場所でインストール方法を確認しておくと安心です。KlookもeSIMのアクティベーションについてWi-Fiへ接続した状態で操作するよう案内しています。
一般的にはKlookアプリ内から追加する方法や、発行されたQRコードをiPhoneで読み取る方法などがあります。iPhoneでは「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」からeSIMを追加できます。
ただし、「インストールした時点」と「利用開始・有効期間が始まる時点」が商品によって同じとは限りません。KlookではeSIM商品ごとに有効化条件が異なる可能性があるため、購入したシンガポール向けプランの商品ページにあるアクティベーションポリシーを必ず確認してください。
シンガポール到着後はモバイルデータ通信をKlookのeSIMに切り替える
日本で普段使っているSIMとKlookのeSIMを両方iPhoneへ入れている場合、シンガポール到着後はどちらの回線をデータ通信に利用するか設定する必要があります。
一般的には「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」から、旅行用として追加したKlookの回線を選択します。分かりやすいようにeSIM追加時に「シンガポール」「旅行用」「Klook」などの名称を付けておくと、現地で日本の回線と間違えにくくなります。
たとえば「主回線=日本の電話番号」「旅行=Klook」と名前を付け、日本の電話番号は残したまま、モバイルデータ通信だけKlookへ切り替えるという使い方ができます。
KlookのeSIMではデータローミングをオンにする場合がある
海外旅行用eSIMの中には、現地の通信会社へ直接接続するのではなく、別の通信事業者の回線をローミングして利用する仕組みの商品があります。そのタイプでは旅行用eSIM側の「データローミング」をオンにしないとインターネットへ接続できません。
Appleも海外でeSIMを利用する際、必要に応じて対象回線の「通信のオプション」からデータローミングを設定する方法を案内しています。詳細はApple「モバイルデータ通信のローミングオプション」[参照]で確認できます。
ただし、データローミングをオンにするべきなのはKlookの商品説明で指定されている旅行用回線です。日本の契約回線まで不用意にローミングさせると、契約内容によっては海外通信料金が発生する可能性があるため注意しましょう。
日本のSIMを残すなら高額な海外データ通信を防ぐ設定も確認する
旅行用eSIMと日本のSIMを同時に有効にすると、日本の電話番号を維持しながら旅行用回線でデータ通信できます。これはデュアルSIMの大きなメリットです。
一方、意図せず日本の回線へモバイルデータ通信が切り替わることを避けたい場合は、「モバイルデータ通信」をKlookのeSIMに指定し、「モバイルデータ通信の切替を許可」の設定についても確認しておきます。
日本回線の海外ローミング料金については契約している通信会社によって条件が違います。旅行用eSIMを利用する目的が海外通信費の節約なら、日本回線側のデータローミングはオフにしておく方法が分かりやすいでしょう。
2人で旅行する場合はeSIMを1つ共有するのではなく1台ずつ用意する
iPhone 17とiPhone 15の2台でそれぞれ自由にインターネットを利用したい場合は、基本的には各端末用のeSIMを用意します。eSIMのQRコードやプロファイルは、一般的に1つの契約を複数端末へ自由にインストールする用途のものではありません。
「1人がeSIMを購入し、もう1人はテザリングする」という方法もありますが、2人が別行動したときには使えなくなります。シンガポールで地図、Grabなどの配車サービス、航空会社アプリ、連絡アプリをそれぞれ使う可能性があるなら、1人1回線のほうが便利です。
旅行中に片方の端末のバッテリーが切れたときも、2台それぞれに通信環境があればもう片方で地図や連絡手段を確保できます。
LINEはKlookのデータ専用eSIMでも基本的にそのまま使える
旅行用eSIMはデータ通信専用の商品も多く、現地電話番号が付かない場合があります。しかし、すでにiPhoneで利用しているLINEなどのインターネット通信アプリは、通常はデータ通信環境があればそのまま利用できます。
旅行用eSIMを入れたからといって、日本で使っているLINEアカウントを新しく作り直す必要はありません。モバイルデータ通信の接続先がKlookのeSIMへ変わるだけだからです。
ただし、何らかのサービスでSMSによる本人確認が必要になる可能性を考えると、日本の電話番号の回線を削除せず残しておくメリットがあります。海外でSMSを受信できるか、料金が発生するかについては日本側の通信会社の条件を確認してください。
KlookのeSIMを購入する前のチェックリスト
シンガポール出発直前に「設定できない」となるのを防ぐため、購入前に次の項目を2台それぞれ確認しておくと安心です。
- 「設定」→「一般」→「情報」で「SIMロックなし」になっているか
- Klookの対応端末一覧に自分のiPhoneが含まれているか
- 購入する商品がシンガポール対応か
- データ容量と利用日数が旅行日程に合っているか
- 有効期間がいつから開始する商品なのか
- 現地でデータローミングをオンにする必要があるか
- テザリングが必要なら商品が対応しているか
- インストール時に利用できるWi-Fi環境があるか
特に重要なのはSIMロック状態です。Klookの公式ヘルプでは、端末がeSIM対応であることに加え、通信事業者・ネットワークにロックされていないことを条件にしています。
Klookの商品には利用条件やキャンセル条件が設定されているため、「購入してから端末が非対応だった」とならないよう、端末確認を先に済ませるのがおすすめです。
「SIMロックあり」だった場合はどうする?
設定画面を確認して実際に「SIMロックあり」と表示されていた場合、Klookの旅行用eSIMをその状態のまま利用することは難しいため、購入元またはロックを設定した通信事業者へ解除を依頼します。
Appleによると、SIMロックを解除できるのは通信事業者だけであり、Apple側で解除することはできません。また、通信事業者によっては手続き完了まで時間がかかる場合があります。旅行直前ではなく、出発前に余裕を持って確認することが重要です。Appleの案内はApple「海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う」[参照]でも確認できます。
ただし、日本で購入したiPhone 15の場合は実際にはSIMロックなしである可能性が高いため、解除方法を調べ始める前に、まず本体の「情報」画面を見るのが最短です。
KlookのeSIMが追加できないときに確認したいこと
eSIMをインストールしようとして「この通信事業者のモバイル通信プランは追加できません」などのエラーが出る場合、Klookは端末が特定の通信事業者にロックされている可能性を確認するよう案内しています。
Klookのトラブルシューティングでは、「設定」→「一般」→「情報」からキャリアロックの状態を再確認する方法が紹介されています。詳しくはKlook「eSIMのインストール中にエラーが発生した場合」[参照]を確認してください。
SIMロックなしなのに追加できない場合は、Wi-Fiへの接続、iOSの更新状況、すでに保存しているeSIMの数、購入したeSIMの対応条件なども確認します。QRコード方式の場合は、そのQRコードがすでに別の端末で利用されていないかにも注意が必要です。
まとめ:iPhone 15でも「SIMロックなし」ならシンガポールでKlookのeSIMを使える
iPhone 15とiPhone 17はいずれもeSIM対応機種で、Klookの公式対応端末一覧にも掲載されています。そのため、シンガポール向けの対応プランを選び、端末がSIMロックされていなければ旅行用eSIMを利用できます。
「iPhone 15をキャリアで購入したのでSIMフリーではない」という場合でも、実際にSIMロックがかかっているとは限りません。まずiPhoneで「設定」→「一般」→「情報」を開き、「SIMロックなし」と表示されているか確認してください。SIMロックなしなら、Klook eSIMを使ううえでこの点は基本的に問題ありません。
旅行前には2台それぞれについてSIMロック状態とKlookの商品条件を確認し、安定したWi-Fi環境でeSIMの設定方法を把握しておくと安心です。シンガポール到着後はモバイルデータ通信をKlookの旅行用eSIMへ指定し、商品説明で必要とされている場合は旅行用eSIM側のデータローミングをオンにします。日本回線の意図しない海外データ通信を防ぐ設定も合わせて確認しておくと、現地でスムーズに利用できます。


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