通話できる完全ワイヤレスイヤホンは、以前なら2,000~3,000円程度でもかなり安い部類でしたが、現在は1,000円台でも購入できる製品が増えています。実際、2026年時点ではDAISOから税込1,100円の完全ワイヤレスイヤホンが複数販売されており、低価格帯の選択肢はかなり広がっています。
ただし、「マイクを内蔵している=通話品質が良い」とは限りません。音楽を聴くための音質と、相手へ自分の声を届けるマイク性能は別物です。特に1,000~2,000円クラスでは、静かな室内では普通に話せても、駅や道路沿いでは周囲の音を拾ってしまう製品があります。
そのため、HEIBAS G7のような2,000円弱の製品からさらに安いものへ買い替える場合は、価格だけではなく、通話対応の明記、HFP/HSP対応、マイク、連続通話時間、装着方式、販売元や保証まで確認するのがポイントです。この記事では、1,000円台を中心に格安ワイヤレスイヤホンの選び方を整理します。
- 結論:2,000円より安いワイヤレスイヤホンは現在かなり選べる
- そもそも通話できるワイヤレスイヤホンは何を確認すればいい?
- 1000円クラスならDAISOの完全ワイヤレスイヤホンが候補
- 「安いけれど電話で使える」ことを重視するなら仕様公開の多い製品も安心
- 左右がケーブルでつながったタイプも通話重視なら候補になる
- 「HEIBAS G7と同品質」を価格だけから判断するのは難しい
- 1000円と2000円では通話品質が2倍違うわけではない
- 格安イヤホンで一番確認したいのはマイク性能
- 通話時間も忘れずに確認する
- 片耳だけで通話したい人はロールスワップ対応も便利
- 1000円台で買うなら「使い捨て感覚」ではなく保証も確認
- 極端に安い無名イヤホンを買う前に確認するポイント
- LINE通話・普通の電話・Zoomなどでも基本的な考え方は同じ
- 具体例:自宅で短時間の電話が中心なら1000円クラスでも検討できる
- 具体例:外出先で仕事の電話をするなら価格だけで選ばない
- 具体例:長電話なら完全ワイヤレスよりネックバンド型もあり
- 安いイヤホンを買ったら最初にテスト通話をする
- 「もっと安い」を追求しすぎると買い直しで高くなることもある
- おすすめの選び方を価格帯別に整理
- まとめ:2000円弱より安くするなら1100円クラスは存在するが、通話品質は別に確認する
結論:2,000円より安いワイヤレスイヤホンは現在かなり選べる
「2,000円弱より安い」という条件なら、現在は税込1,100円前後から完全ワイヤレスイヤホンを探せます。代表的なのがDAISOの1,000円商品で、2026年2月にも税込1,100円の「完全ワイヤレスイヤホン(残量表示付)」が発売されています。充電ケースの残量表示やゲームモードを備えた製品です。[参照:DAISO「液晶残量付きワイヤレスイヤホン」]
また、DAISOでは2026年1月にもTWS007という完全ワイヤレスイヤホンを税込1,100円で発売しています。ケースにデジタルバッテリー表示を備えたモデルで、複数カラーが用意されています。[参照:DAISO「完全ワイヤレスイヤホン TWS007」]
つまり、「完全ワイヤレスで2,000円を切ること」自体は難しい条件ではなくなっています。ただし、通話を主目的にする場合は、単に安い完全ワイヤレスイヤホンを買うのではなく、マイクと通話機能が仕様として確認できる製品を選ぶことが大切です。
そもそも通話できるワイヤレスイヤホンは何を確認すればいい?
スマートフォンの電話やLINE通話などで使いたい場合、製品仕様で「通話対応」「ハンズフリー通話」「マイク内蔵」などと記載されているかを確認します。
Bluetoothのプロファイルでは、通話に関係するHFP(Hands-Free Profile)やHSP(Headset Profile)への対応も判断材料になります。例えばオーム電機のAudioComm HP-W500N-KはHSP・HFP・A2DP・AVRCPなどに対応し、通話用マイクも内蔵しています。メーカー公称の通話可能時間は最大約4.5時間です。[参照:オーム電機「AudioComm HP-W500N-K」]
A2DPは主にステレオ音楽再生に使われるプロファイルなので、「Bluetoothで音楽を聴ける」と書かれているだけでは通話性能まで判断できません。通話目的ならHFP/HSPやマイクの記載まで見る習慣を付けると失敗を減らせます。
1000円クラスならDAISOの完全ワイヤレスイヤホンが候補
とにかく購入価格を下げたい場合、現在もっとも分かりやすい価格帯の一つがDAISOの税込1,100円クラスです。2025年発売のTWS005も税込1,100円で、インナーイヤー型のコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンとして販売されています。[参照:DAISO「完全ワイヤレスイヤホン TWS005」]
さらに2025年のDAISO×TGC商品でも、Bluetoothヘッドセットと完全ワイヤレスイヤホンがそれぞれ税込1,100円で販売されました。2026年のコラボ商品でもBluetoothヘッドセットや完全ワイヤレスイヤホンが税込1,100円で展開されており、1,000円クラスは一時的な価格帯ではなくなっています。[参照:DAISO「DAISO×TGC」]
ただし、DAISOの商品は店舗によって取扱商品や在庫が異なります。また、公式の商品紹介ページだけではマイク仕様や通話時のノイズ処理まで詳しく公開されていない製品もあります。通話を最優先する場合は、購入前にパッケージで「通話対応」「マイク」などの表示を確認することをおすすめします。
「安いけれど電話で使える」ことを重視するなら仕様公開の多い製品も安心
格安イヤホン選びでは、価格が数百円違っても、メーカー公式サイトに仕様や取扱説明書が残っている製品を選ぶメリットがあります。接続トラブルが起きたときに、対応プロファイル、ペアリング方法、リセット方法などを確認しやすいからです。
例えばオーム電機のAudioCommシリーズには、通話マイク内蔵を明記した完全ワイヤレスイヤホンがあります。HP-W500N-KではBluetooth 5.0、AAC/SBC、IPX4、オートペアリング、マイク内蔵、最大約4.5時間の通話など、詳細な仕様がメーカーから公開されています。[参照:オーム電機「AudioComm完全ワイヤレスイヤホン」]
価格は販売店や時期によって変動するため、「常に2,000円以下」とは限りませんが、店頭やセールで安くなっている場合は比較候補になります。
左右がケーブルでつながったタイプも通話重視なら候補になる
左右完全独立型にこだわらないなら、左右のイヤホンが短いケーブルでつながったBluetoothイヤホンも選択肢です。ケースを必要としないため構造が比較的シンプルで、紛失しにくいという利点もあります。
例えばオーム電機のAudioComm HP-WBT180Zシリーズは、ハンズフリー通話と音楽再生に対応し、HSP・HFP・A2DP・AVRCPをサポートしています。メーカー公称の通話時間は約4時間です。[参照:オーム電機「AudioComm HP-WBT180Z」]
完全ワイヤレスであることより「安く電話できればよい」という用途なら、こうした旧来型のBluetoothイヤホンも店頭在庫や処分価格を確認する価値があります。
「HEIBAS G7と同品質」を価格だけから判断するのは難しい
注意したいのは、同じ2,000円以下でも品質が同じとは限らないことです。特に格安ワイヤレスイヤホンでは、音楽再生より通話品質に差が出やすくなります。
通話では、イヤホンのマイクが口から離れた位置にあります。そのため自分の声だけでなく、エアコン、テレビ、車、電車、風、人の話し声などもマイクへ入ります。高価格帯では複数マイクや音声処理によって周囲の雑音を抑える製品がありますが、格安モデルではこうした処理が簡素な場合があります。
したがって「G7より安い」という条件は満たせても、G7と同等以上の通話品質を保証できるかは別問題です。特に知らないメーカーの商品同士をスペック表だけで比較して、マイク音質まで断定するのは難しいと考えたほうが安全です。
1000円と2000円では通話品質が2倍違うわけではない
価格が2倍だから通話品質も2倍という単純な関係ではありません。イヤホンの価格には、ドライバー、バッテリー、ケース、Bluetoothチップ、防水、アプリ、ブランド、流通、保証など多くの要素が含まれています。
1,100円のイヤホンでも静かな自室から家族へ電話する程度なら問題なく使える場合があります。一方、通勤中に交通量の多い道路で電話する場合は、数千円の製品でも相手から「周囲の音がうるさい」と言われることがあります。
つまり通話用イヤホンでは、「通話できるか」と「騒音の中でも相手に聞き取りやすいか」を分けて考える必要があります。
格安イヤホンで一番確認したいのはマイク性能
音楽を聞くことが主目的なら、ドライバーサイズやコーデックなどに注目しますが、電話が主目的ならマイク性能の優先順位が高くなります。
例えば製品説明に「ENC」「通話ノイズリダクション」「AI通話ノイズ低減」などと書かれている製品があります。ただし名称だけで実際の性能を判断することはできません。ANC(アクティブノイズキャンセリング)が付いているから相手へ届く声もきれいになる、という意味でもありません。
ANCは主として装着者が聞く周囲の騒音を低減する機能で、通話マイクの雑音低減とは別の機能です。通話目的なら「通話ノイズ低減」「マイクノイズリダクション」などの説明を確認しましょう。
通話時間も忘れずに確認する
短い電話を数回するだけなら大きな問題になりませんが、仕事の電話やオンライン会議で使うなら連続通話時間も重要です。
例えばオーム電機HP-W500N-Kでは、メーカー公称で音楽再生最大約4時間に対して通話は最大約4.5時間です。製品によって音楽再生時間と通話時間は異なるため、「再生時間10時間」とだけ書かれた商品を見て通話も10時間できると思い込まないほうがよいでしょう。[参照:オーム電機「HP-W500N-K仕様」]
長電話をするなら最低でも自分の平均的な通話時間を上回る製品を選び、充電ケースで何回追加充電できるかも確認すると安心です。
片耳だけで通話したい人はロールスワップ対応も便利
電話では両耳をふさがず、右または左の片耳だけイヤホンを装着したい人もいます。その場合は左右どちらか一方だけでも接続できる製品が便利です。
例えばオーム電機のHP-W430N-Wは、左右を取り出したときの自動接続に加え、片方だけ取り出した場合でも自動認識するロールスワップに対応しています。マイク内蔵で通話にも対応しています。[参照:オーム電機「HP-W430N-W」]
家事をしながら電話したり、周囲の音を聞きながら通話したりする人には、単純な音質以上に便利な機能です。
1000円台で買うなら「使い捨て感覚」ではなく保証も確認
格安イヤホンでもリチウムイオン・リチウムポリマー系の充電池を内蔵する電子機器です。極端に出所の分からない製品を価格だけで選ぶより、販売元、問い合わせ先、取扱説明書、保証の有無を確認したほうが安心です。
特にオンラインモールでは、似た外観の完全ワイヤレスイヤホンが多数販売されています。商品名だけが異なり、メーカー公式ページや説明書を確認できない製品もあります。
数百円の差なら、DAISOのように実店舗で購入できる商品や、オーム電機のようにメーカーサイトで型番・仕様・説明書を確認できる製品を優先する考え方もあります。
極端に安い無名イヤホンを買う前に確認するポイント
- マイク内蔵・通話対応と明記されているか
- HFPまたはHSPへ対応しているか
- Bluetoothのバージョンが記載されているか
- 連続通話時間が公開されているか
- USB Type-CかmicroUSBか
- 片耳だけでも使用できるか
- 技適など日本国内で必要な条件を満たした正規流通品か
- メーカーや販売元の連絡先が分かるか
- 保証期間が記載されているか
この中でも通話目的なら、マイク、HFP/HSP、連続通話時間の3点は特に確認したい項目です。
Bluetooth 5.4だからBluetooth 5.0より必ず通話音質が良い、といった比較もできません。Bluetoothのバージョンだけではマイク品質は判断できないためです。
LINE通話・普通の電話・Zoomなどでも基本的な考え方は同じ
Bluetoothの通話用プロファイルに対応し、スマートフォン側で通話デバイスとして正常に認識されれば、通常の電話だけでなくLINEなどの音声通話でも利用できることが一般的です。
ただしアプリやOS、スマートフォンとの組み合わせによって動作は異なります。PCのZoomやTeamsなどで使う場合も、イヤホンを接続しただけで終わらず、アプリ側の「スピーカー」と「マイク」にBluetoothイヤホンが選択されているか確認する必要があります。
「音はイヤホンから聞こえるのに自分の声だけスマホ本体のマイクから入っている」というケースもあるため、購入後は一度テスト通話することをおすすめします。
具体例:自宅で短時間の電話が中心なら1000円クラスでも検討できる
例えば、自宅で家族や友人と10~20分程度電話する用途が中心で、周囲も静かなのであれば、高度な通話ノイズキャンセリングがなくても困らない場合があります。
この用途なら税込1,100円クラスの完全ワイヤレスイヤホンから試してみる方法は合理的です。HEIBAS G7を2,000円弱で購入していたのであれば、1台あたりの購入費を約半分程度まで抑えられます。
ただしDAISO製品はモデルが頻繁に入れ替わるため、型番とパッケージの通話対応表示を購入時に確認してください。店舗によって在庫も異なります。
具体例:外出先で仕事の電話をするなら価格だけで選ばない
一方、駅、店舗、道路沿いなどで仕事の電話をするなら、1,000円台へ下げることが必ずしも得とは限りません。
自分には相手の声がよく聞こえていても、相手側では車や風、人の声が大きく聞こえている可能性があります。仕事では聞き返しが増えること自体が負担になります。
この用途なら「2,000円以下」という条件を絶対にせず、マイクノイズ低減を重視した数千円クラスまで予算を広げたほうが満足度が高くなる場合があります。
具体例:長電話なら完全ワイヤレスよりネックバンド型もあり
完全ワイヤレスは小さくて便利ですが、イヤホン本体へ搭載できるバッテリー容量には限界があります。数時間連続で電話する人なら、左右がケーブルでつながったネックバンド型も候補です。
片方を一時的に耳から外しても首からぶら下げておけるため、紛失しにくいのもメリットです。仕事中に付け外しを繰り返す人には、完全ワイヤレスより便利な場合があります。
デザインや収納性では完全ワイヤレスが優れますが、「電話の道具」と割り切るなら必ずしも完全ワイヤレスへこだわる必要はありません。
安いイヤホンを買ったら最初にテスト通話をする
新しいイヤホンを購入したら、音楽を再生するだけでなく実際に誰かへ電話してマイク品質を確認しましょう。
できれば「静かな室内」「テレビをつけた室内」「屋外」の3条件で比較します。相手に「自分の声は聞き取りやすいか」「周囲の音はどれくらい入るか」を確認すると、そのイヤホンがどの環境まで実用になるか分かります。
自分自身で確認したい場合は、スマートフォンやPCでBluetoothイヤホンをマイクとして選択し、音声を録音して聞き返す方法もあります。ただし実際の電話では通信処理が加わるため、録音結果と完全に同じ音質になるとは限りません。
「もっと安い」を追求しすぎると買い直しで高くなることもある
2,000円のイヤホンを1,100円へ変更できれば約900円節約できます。しかし通話品質や装着感に不満があり、結局別のイヤホンを買えば合計金額は高くなります。
すでにHEIBAS G7で通話品質、装着感、バッテリーに満足している場合、数百円~1,000円程度を節約するためだけに未知の製品へ変更することが必ずしも最善とは限りません。
「今のG7で困っていることが価格だけなのか、それとも音質・通話時間・装着感にも改善したい点があるのか」を整理してから選ぶと、買い替えに失敗しにくくなります。
おすすめの選び方を価格帯別に整理
| 予算 | 選び方 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 約1,100円 | DAISOなどの完全ワイヤレスを店頭確認 | 自宅での短時間通話、予備イヤホン |
| 1,000~2,000円程度 | マイク・HFP・通話時間が明記された製品を優先 | 日常的な電話、LINE通話 |
| 2,000円以上 | 通話ノイズ低減やマイク性能も比較 | 屋外や仕事の電話 |
実売価格は店舗や時期によって変動するため、特定の商品が常に表の価格帯で購入できるとは限りません。セールや在庫処分で上位モデルが2,000円以下になることもあります。
そのため店頭では価格だけでなく、箱の裏面にある「マイク」「ハンズフリー通話」「HFP」「連続通話時間」などの表記を比較するとよいでしょう。
まとめ:2000円弱より安くするなら1100円クラスは存在するが、通話品質は別に確認する
2,000円弱で購入できるHEIBAS G7より安いワイヤレスイヤホンを探すこと自体は、2026年時点では難しくありません。DAISOでは税込1,100円の完全ワイヤレスイヤホンが継続的に登場しており、価格だけなら約半分まで下げられる選択肢があります。[参照:DAISO「液晶残量付きワイヤレスイヤホン」]
ただし、「通話できる」と「通話品質がHEIBAS G7と同等」は同じ意味ではありません。電話を重視するなら、マイク内蔵、HFP/HSP、連続通話時間、片耳利用、通話時のノイズ対策などを確認する必要があります。仕様を詳しく確認したい場合は、オーム電機AudioCommのように通話マイクやBluetoothプロファイルをメーカーが公開している製品も比較しやすい選択肢です。[参照:オーム電機「AudioComm HP-W500N-K」]
静かな室内で家族や友人へ電話する程度なら、まず1,100円クラスを試す方法もあります。一方、仕事の電話や駅・道路沿いなど騒音のある環境で使う場合は、数百円の安さよりマイク性能を優先したほうが結果的に使いやすくなります。
格安通話イヤホンでは「最安値の商品」ではなく、「必要な場所で相手に自分の声がきちんと届く最も安い商品」を選ぶことが、コストパフォーマンスのよい選び方です。購入後は静かな室内と屋外の両方でテスト通話を行い、相手側の聞こえ方まで確認すると失敗を減らせます。


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