楽天モバイルでプライベート用と仕事用の電話番号を分けたい場合、2回線目を契約することで別の電話番号を持つことができます。ただし、1台のスマートフォンで2回線を同時に使えるかどうかは、楽天モバイルの契約数ではなく、使用しているスマートフォンのSIM仕様によって決まります。
特にeSIM非対応端末の場合は、「物理SIMカードを何枚挿せる端末なのか」が重要です。物理SIMを2枚挿せるデュアルSIM端末であれば、条件を満たせば1台で2つの電話番号を使えます。一方、物理SIMスロットが1つしかない端末では、2枚のSIMカードを同時に入れておくことはできません。
つまり、eSIM非対応だから必ずSIMを入れ替えるわけではなく、「nanoSIMを2枚入れられるか」が判断の分かれ目です。楽天モバイル公式も、デュアルSIM対応端末では「nanoSIM×2」「nanoSIM+eSIM」など、端末ごとに利用できる組み合わせが異なると案内しています。楽天モバイル公式[参照]
楽天モバイルの2回線目を契約すると別の電話番号を持てる
楽天モバイルでは、すでに1回線を契約している人が追加で2回線目を申し込むことができます。公式サポートでは、1回線目の開通後に2回線目を申し込めると案内されています。楽天モバイル・複数回線の申し込み[参照]
例えば1回線目を私用の090・080・070番号、2回線目を仕事専用番号として契約すれば、電話番号そのものを分けることができます。仕事相手には2回線目だけを伝え、家族や友人には1回線目を使う、といった運用が可能です。
2回線目の申し込み時に物理SIMカードを選択すれば、その回線用のSIMカードが発行されます。楽天モバイルでは物理SIMカードとeSIMが用意されており、eSIM非対応端末では基本的に物理SIMカードを利用することになります。楽天モバイル・SIMについて[参照]
eSIM非対応でも「nanoSIM×2」の端末なら1台で2回線使える
現在使用しているスマートフォンがeSIM非対応でも、物理nanoSIMを2枚挿入できる端末なら、2回線を1台に入れて使える可能性があります。楽天モバイル公式では、デュアルSIM対応端末について「nanoSIM×2」であれば1台にnanoSIMを2枚追加できると案内しています。楽天モバイル公式[参照]
例えばスマートフォンのSIMトレイを取り出したときに「SIM1」「SIM2」と2枚のnanoSIMを装着できる構造で、楽天回線にも対応していれば、1回線目の楽天SIMと2回線目の楽天SIMを両方セットして利用する形が考えられます。
この場合、スマートフォンの設定画面で「SIM1=プライベート」「SIM2=仕事」のように名前を付けたり、発信時にどちらのSIMを使うか選択したりできる端末が一般的です。ただし具体的な操作方法や同時待受の可否は機種によって異なるため、メーカー仕様を確認する必要があります。
物理SIMスロットが1つだけなら2回線を同時には入れられない
一方、eSIM非対応かつ物理SIMスロットが1つしかない端末では、2つの楽天モバイル回線を同時に端末へ登録して待ち受けることはできません。
例えば現在のSIMカードをSIM1枚だけ挿せるスマートフォンで使用しており、その端末がeSIMにも対応していない場合、2回線目の物理SIMを契約しても端末内に2枚同時には入りません。この場合は、使いたい回線のSIMカードへ物理的に差し替える必要があります。
SIMを差し替えている間、端末に入っていないほうのSIMは通常の携帯回線としてその端末で待ち受けできません。そのため、仕事用と私用の両方へいつ電話が来ても受けたいという用途では、毎回SIMを入れ替える運用はかなり不便です。
自分の端末が2回線同時待受できるかは「DSDS・DSDV」を確認する
デュアルSIM端末にも種類があります。楽天モバイル公式では、DSSS、DSDS、DSDV、DSDAという方式があり、方式によって2回線の待受方法が異なると説明しています。楽天モバイル・デュアルSIM方式[参照]
| 方式 | 2回線の同時待受 | SIM切り替え | 仕事・私用の2番号運用 |
|---|---|---|---|
| DSSS | 不可 | 手動 | やや不向き |
| DSDS | 可能 | 基本不要 | 使いやすい |
| DSDV | 可能 | 基本不要 | 使いやすい |
| DSDA | 可能 | 基本不要 | 非常に使いやすい |
楽天モバイルも、プライベート用と仕事用で電話番号を使い分けたい場合には、通話の同時待ち受けが可能な方式である必要があると案内しています。一般的な近年のデュアルSIM AndroidではDSDSやDSDVが採用されることがありますが、必ず端末メーカーの仕様を確認してください。
なお「同時待受できる」と「2回線で同時に通話できる」は別です。DSDSやDSDVでは両方の番号を待ち受けできても、一方で通話している最中のもう一方の回線の挙動には制限があります。端末によっても異なるため、仕事で重要な着信を絶対に逃したくない場合はこの点も確認しておくと安心です。
発信するときは仕事用・私用のSIMを選べる端末が多い
DSDS・DSDV対応スマートフォンでは、電話をかけるときにSIM1とSIM2のどちらから発信するか設定できます。例えば通常は私用SIMを既定にしておき、仕事相手へ電話するときだけ仕事用SIMを選ぶといった使い方ができます。
端末によっては「通話のたびに確認する」という設定もあります。この設定なら発信ボタンを押した際に、どちらの電話番号からかけるか選べるため、仕事用番号と私用番号の誤使用を防ぎやすくなります。
またモバイルデータ通信については、2枚のSIMを入れていても「データ通信はSIM1を使う」といった形で主回線を指定するのが一般的です。仕事用の2回線目を電話中心に使い、インターネット通信は1回線目へまとめるという運用もできます。
仕事用に2回線目を持つならSIM入れ替えよりデュアルSIM端末が便利
仕事専用番号を作る目的の場合、重要なのは「2回線契約できるか」よりも「両方の番号を常時待ち受けできるか」です。取引先からいつ着信が来るか分からないため、SIMカードをその都度差し替える方法では、入っていないほうの番号への着信に対応しにくくなります。
そのため、現在の端末が「nanoSIM×2・DSDSまたはDSDV」に対応しているなら、そのまま使う方法が有力です。反対に「nanoSIM×1・eSIM非対応」であれば、2回線目を本格的に仕事用として使うなら、デュアルSIM対応スマートフォンへ機種変更するか、仕事用に2台目の端末を用意するほうが実用的です。
楽天モバイルでは、公式の対応製品ページから各端末のSIM対応状況を確認できます。端末名だけで判断せず、型番まで確認することが大切です。同じ機種名でも国内版と海外版、キャリア版などでSIMスロット構成が異なる場合があります。楽天モバイル・対応製品確認[参照]
Rakuten Linkを使う場合は回線の管理にも注意
楽天モバイルでは国内通話などにRakuten Linkを利用するケースがあります。複数回線を契約している場合、my 楽天モバイルでは表示・設定対象となる電話番号を切り替えられます。公式サポートでも、楽天モバイルを2回線以上契約している場合は、対象の電話番号を選択して各種設定を行う手順が案内されています。楽天モバイル・複数回線の設定[参照]
ただし、端末標準の電話アプリでSIM1・SIM2を使い分ける場合と、Rakuten Linkアプリ上の発信・着信の仕組みは同一ではありません。仕事用・私用の2番号でRakuten Linkをどのように運用できるかはアプリの最新仕様にも左右されるため、契約前に楽天モバイル公式サポートで確認すると確実です。
特に仕事用番号では、「どちらの番号から発信したことになるのか」を事前にテストしておくことをおすすめします。家族など別の電話へ試しに発信し、表示される番号を確認してから業務利用を始めると、私用番号を取引先へ誤って通知するトラブルを防げます。
現在のスマホで確認すべき3つの項目
2回線目を申し込む前に、現在使っている端末について次の3点を確認すると、SIMを差し替える必要があるか判断できます。
- 物理SIMを何枚入れられるか:nanoSIM×1なのかnanoSIM×2なのか
- デュアルSIM方式:DSDS・DSDVなど同時待受に対応しているか
- 楽天モバイル対応:2つのSIMスロットを含め、楽天回線で利用可能か
例えば仕様欄に「nanoSIM×2、DSDV」と書かれていれば、eSIM非対応でも2枚の物理SIMを使った2番号運用が期待できます。逆に「nanoSIM×1」のみでeSIMにも対応していなければ、1台へ2回線を常時入れておくことはできません。
端末のSIMトレイを見るだけでもある程度判断できますが、microSDカードとの排他利用になっている機種もあります。「SIM2またはmicroSD」というタイプでは、2枚目のSIMを入れるとmicroSDが使えなくなる場合があるため注意が必要です。
まとめ:eSIM非対応でも物理SIMを2枚入れられる端末なら2回線運用できる
楽天モバイルで2回線目を契約すると、1回線目とは別の回線・電話番号を持つことができます。物理SIMを選択した場合は、その2回線目用のSIMカードを使用します。
現在のスマートフォンがeSIM非対応でも、nanoSIMを2枚挿せるデュアルSIM端末で、DSDS・DSDVなどの同時待受に対応していれば、1台で私用番号と仕事用番号を使い分けられます。楽天モバイル公式も、nanoSIM×2のデュアルSIM端末では2枚のnanoSIMを追加できると案内しています。楽天モバイル公式[参照]
一方、「物理SIMは1枚のみ・eSIM非対応」の端末なら2枚を同時に入れることはできないため、SIMを差し替えるか、2台目を使うか、デュアルSIM対応端末へ変更する必要があります。仕事用として常時着信を受けたいのであれば、SIMの入れ替え運用よりも、nanoSIM×2でDSDSまたはDSDVに対応した端末を使うほうが実用的です。


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