CPU温度が100度に張り付くのは危険?Apex中の画面ブラックアウト・GPUファン爆音との関係と対処法

周辺機器

PCでApex Legendsなどのゲームをプレイしているとき、CPU温度が100℃付近まで上昇し、その状態が続いている場合は注意が必要です。特に「突然HDMI信号が途切れる」「画面がブラックアウトする」「GPUファンが突然爆音になる」「再起動すると一時的に直る」といった症状も同時に発生しているなら、GPUだけでなくCPUの冷却状態も含めてPC全体を点検したほうがよい状況です。

例えばCore i5-6500とRTX 2070 SUPERの構成でApex Legendsをプレイしていて、CPU温度が常時100℃付近になっている場合、CPUはかなり高温です。Intel公式仕様ではCore i5-6500は65W TDPのデスクトップCPUで、熱仕様としてTCASE 71℃が掲載されています。なおTCASEはCPU内部センサーが表示するコア温度・Package温度そのものではないため、71℃とモニタリングソフトの100℃を単純比較することはできません。Intel Core i5-6500公式仕様[参照]

一瞬100℃近くになることと、ゲーム中ずっと100℃付近へ張り付くことは分けて考える必要があります。後者であれば、原因が判明するまでは長時間Apexを続けるより、CPUクーラーやファンなどの冷却系を先に確認するのがおすすめです。

CPU温度100℃は「すぐ壊れる温度」とは限らないが正常扱いもしない

現在のCPUには高温時に自身を保護する仕組みがあります。Intelは、CPUが温度上限へ到達すると内部の熱制御機構によって電力や動作を制限し、温度を抑える仕組みがあると説明しています。これにより動作周波数や性能が低下することがあります。Intel CPU温度に関する公式情報[参照]

そのため「100℃になった瞬間にCPUが焼ける」という理解は正確ではありません。一方で、保護機能があるから100℃のまま何時間ゲームをしても問題ない、という意味でもありません。Intelもシステム設計では高負荷時にCPUを温度上限より下へ維持し、性能を最大限発揮できる冷却構成を目標としています。

特にCore i5-6500のような65WクラスのデスクトップCPUがApex中に常時100℃近くになるのであれば、CPUクーラーが十分に熱を逃がせていない可能性を優先して調べるのがよいでしょう。

CPU100℃は画面が消えてGPUファンが爆音になる症状と関係する?

関係している可能性はありますが、CPU温度だけを原因と断定することはできません。元の症状が「Apex中に突然HDMI信号が途切れ、RTX 2070 SUPERのファンが爆音になり、再起動するまで戻らない」というものであれば、GPU、GPUドライバー、電源ユニット、PCI Express接続、CPU・マザーボードなど複数の原因候補があります。

CPUが極端に高温になればサーマルスロットリングによる性能低下やシステムの不安定化を疑う材料にはなります。しかし、CPUが100℃だから必ずGPUの映像出力が停止してファンが最大回転する、という一対一の関係ではありません。

元の構成ではGPUが中古のRTX 2070 SUPERで、GPU温度はおよそ80℃とされています。したがって「CPUの異常高温」と「GPU側のブラックアウト」を別々に切り分けながら調べるのが適切です。CPU冷却の問題を直した結果ブラックアウトも消えれば関連していた可能性が高まり、CPU温度を正常化しても再発するならGPUや電源などを引き続き調べる必要があります。

CPUが100℃に張り付いたままApexを続けるのは一度やめたほうがよい

CPU温度が本当に100℃付近へ継続的に張り付いていることを複数回確認できているなら、原因が分かるまではApexのような高負荷ゲームを長時間続けないほうが無難です。CPU自体には保護機構がありますが、そもそも冷却系に異常がある可能性を放置する理由がありません。

例えばCPUクーラーの固定が外れかけている場合、ゲームを起動するたびにCPU温度が急上昇します。CPUファンが故障している場合も同様です。この状態で「保護機能があるから大丈夫」とゲームを続けるより、数十分で確認できる冷却系の点検を先に行うほうが安全です。

CPUの高温問題を解決してからGPUのブラックアウトが再発するか確認することで、トラブルの原因を一つずつ切り分けることもできます。

最初にCPUファンが本当に回っているか確認する

まずPCの電源を切り、CPUクーラーの状態を確認します。その後PCを起動し、CPUファンが実際に回転しているかを目視します。ファンが完全に停止している、異常に遅い、回ったり止まったりする場合は重要な手掛かりです。

CPUクーラーのファンケーブルがマザーボードのCPU_FAN端子へ正しく接続されているかも確認します。BIOS/UEFIやハードウェア監視ソフトでCPUファン回転数が取得できるなら、温度と合わせて確認すると切り分けやすくなります。

水冷CPUクーラーを使用している場合はファンだけでなくポンプも確認対象です。ラジエーターファンが回っていてもポンプが停止していれば、CPUの熱を正常に移動できず急激に高温になることがあります。

CPUクーラーの固定不良は100℃になる代表的な原因

CPUファンが正常に回転しているのに100℃になる場合、次に疑いたいのがCPUクーラーとCPUの密着状態です。特にIntel純正クーラーなどのプッシュピン方式では、一か所が正しく固定されていないだけでもクーラーが浮き、冷却性能が大きく低下する場合があります。

PCを移動した後、CPUクーラーを取り外した後、清掃した後などに急に温度が高くなったのであれば、固定状態は優先して確認したいポイントです。PCを横から見ただけでは浮きが分からない場合もあります。

確認や付け直しを行う場合はPCの電源を切り、コンセントを抜いてから作業します。クーラーを一度完全に取り外した場合は、古いグリスを適切に除去し、新しいCPUグリスを塗って正しく取り付け直す方法が基本です。

CPUグリスの状態とホコリも確認する

Core i5-6500は2015年に登場したCPUです。長期間同じPCを使用していて一度もCPUクーラーをメンテナンスしていない場合、グリスの状態やヒートシンクへのホコリの蓄積も確認する価値があります。Intel Core i5-6500製品情報[参照]

特にヒートシンクのフィンがホコリで塞がれていると、ファンが高速回転しても空気が十分に通りません。ケースの吸気口や排気口、CPUクーラー、GPU周辺に大量のホコリがないか確認しましょう。

ただしCPUグリスを大量に追加すれば冷えるわけではありません。クーラーを取り外してメンテナンスするなら、古いグリスを除去して適量を塗り直し、クーラーを均等に密着させることが重要です。

アイドル時の温度を確認すると原因を絞りやすい

Apexを終了してWindowsを起動しただけの状態でもCPU温度を確認してみましょう。ゲーム中だけ100℃になるのか、何もしていない状態から90~100℃なのかで意味が変わります。

アイドル状態でも極端に高温なら、CPU負荷以前にクーラーの固定不良、ファン停止、水冷ポンプ停止など冷却系の異常を強く疑います。一方、アイドル時は大きく下がり、ゲーム開始後だけ急上昇するなら、CPU負荷、冷却能力、ケース内エアフローなどを確認します。

タスクマネージャーでCPU使用率も確認してください。何もしていないのにCPU使用率が非常に高い場合は、バックグラウンドで動作しているアプリやWindowsの処理などによって負荷が掛かっている可能性もあります。

Core i5-6500とRTX 2070 SUPERではCPU負荷が高くなりやすい

Core i5-6500は4コア4スレッド、最大3.60GHzのCPUです。一方、RTX 2070 SUPERはそれより後の世代の比較的高性能なGPUです。そのため現在のゲームではCPU側が先に高負荷になりやすい組み合わせです。Intel公式仕様でもi5-6500は4コア4スレッドであることが確認できます。Intel公式仕様[参照]

ApexのようなゲームでCPU使用率が高くなること自体は不思議ではありません。しかし、CPU使用率が100%になることとCPU温度が100℃になることは別問題です。CPU使用率が高くても、冷却系が正常なら常に温度上限付近へ張り付くとは限りません。

CPUを買い替える予定がある場合でも、現在の100℃問題は放置しないほうがよいでしょう。もし原因がケースのエアフローやCPUクーラーの取り付け方法にあるなら、新しいCPUへ交換した後にも同じ問題が起きる可能性があります。

CPUを冷やしてもブラックアウトするならGPUと電源を切り分ける

CPUクーラーを正常化して温度が大幅に下がった後も「HDMI信号なし+GPUファン爆音」が再発する場合は、GPU側の問題を改めて調べます。中古で購入したRTX 2070 SUPERなら、過去の使用状況や内部状態までは外観だけでは判断できません。

確認項目としては、GPU補助電源コネクターの差し込み、電源ユニットの容量・型番・使用年数、GPU温度、GPU Hot Spotを取得できる場合はその温度、グラフィックドライバー、PCI Expressスロットへの装着状態などがあります。

可能なら別の正常な電源ユニットやGPUでテストすると原因を大きく絞れます。またCore i5-6500にはIntel HD Graphics 530が搭載されているため、マザーボード側の映像出力が利用可能な構成なら、RTX 2070 SUPERを外して内蔵GPUでPC自体の安定性を確認する方法もあります。Intel HD Graphics 530仕様[参照]

確認する順番を決めると原因を見つけやすい

CPU高温とGPUブラックアウトが同時に存在すると原因が分かりにくくなるため、一度に部品を何個も交換するのではなく順番に確認するのがおすすめです。

  1. Apexなど高負荷ゲームをいったん中止する
  2. Windows起動後のアイドルCPU温度を確認する
  3. CPUファンの回転数・動作を確認する
  4. CPUクーラーが四隅まで正しく固定されているか確認する
  5. ヒートシンクやケースのホコリを確認する
  6. 必要ならCPUクーラーを付け直し、グリスを塗り直す
  7. CPU温度が改善した状態で短時間の負荷テストを行う
  8. その後Apexでブラックアウトが再発するか確認する
  9. 再発するならGPU・電源・ドライバー・PCIe接続を切り分ける

「CPUが100℃だからGPU故障ではない」「中古GPUだからCPU温度は関係ない」と最初から一方へ決めつけないことがポイントです。現在確認できている異常を一つずつ正常化し、そのたびに症状が変化するかを見るほうが原因へ近づきやすくなります。

まとめ:CPUが100℃に張り付くならApexを続ける前に冷却系を点検する

Core i5-6500とRTX 2070 SUPERのPCでCPU温度が常時100℃付近になっている場合、その状態は軽視せず、CPU冷却系を点検したほうがよいでしょう。CPUには高温時の保護機能がありますが、温度上限付近では動作周波数や電力が制限され、性能が低下する可能性があります。

また、CPUの異常高温が「HDMI信号が消える・GPUファンが爆音になる」という症状に関係している可能性はありますが、それだけで原因をCPUと断定することはできません。中古RTX 2070 SUPER、GPUドライバー、電源ユニット、補助電源、PCIe接続なども候補として残ります。

まずApexの長時間プレイをいったん止め、CPUファン、CPUクーラーの固定、グリス、ホコリ、アイドル温度を確認し、CPU温度を正常な状態へ戻してからブラックアウトが再発するかテストするのが安全で効率的な切り分け方です。CPUを近いうちに交換する予定でも、冷却異常の原因を確認しておけば、新しいCPUへ移行した後のトラブル防止にもつながります。

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