SONYのウォークマンNW-S744でダイレクト録音した曲は、通常のMP3ファイルとは異なり、ATRAC形式で保存される場合があります。そのため、そのままCD-Rへコピーしても一般的なCDプレーヤーで再生できる音楽CDにはできません。
また、以前利用できたWindows XP向けのX-アプリが使えなくなったことで、過去に録音した楽曲をどう扱えばよいか困っている方も少なくありません。この記事では、ATRAC形式の曲をCD-Rへ保存するための考え方や、現在利用できる方法について解説します。
NW-S744のダイレクト録音曲がそのままCD-Rにできない理由
ウォークマンNW-S744のダイレクト録音機能で取り込んだ曲は、ウォークマン内部で管理しやすいようにATRAC形式などの専用形式で保存されます。
一方、市販の音楽CDや車載CDプレーヤーなどで再生できるCD-Rを作成する場合は、CD-DAという形式(一般的な音楽CD形式)へ変換する必要があります。
つまり、ウォークマン内の音楽ファイルをパソコンへコピーしてCD-Rへ書き込むだけでは、データCDになるだけで音楽CDとして再生できない場合があります。
ATRAC形式をCD-Rにするには音楽CD作成対応ソフトが必要
ATRAC形式の楽曲をCD-Rにするには、ATRACを読み込める音楽管理ソフトを利用して、音楽CD形式へ変換しながら書き込む必要があります。
過去にはSONYのSonicStageやX-アプリがATRAC管理に対応しており、ウォークマンとの連携や音楽CD作成が可能でした。しかし、これらのソフトは現在では公式サポートが終了しており、対応するWindows環境も限られています。
もし古いWindows XP環境や対応パソコンが残っている場合は、当時利用していたX-アプリやSonicStageを使える可能性があります。ただし、ソフトの入手や動作環境には注意が必要です。
方法1:X-アプリやSonicStageが使える環境でCD-Rを作成する
最も確実な方法は、NW-S744を管理していたX-アプリやSonicStageが動作するパソコンを利用することです。
基本的な流れは以下のようになります。
- ウォークマンをパソコンへ接続する
- X-アプリやSonicStageで楽曲を取り込む
- プレイリストを作成する
- 音楽CD作成機能でCD-Rへ書き込む
この方法ならATRAC形式からCD-DA形式への変換をソフト側が処理してくれるため、通常のCDプレーヤーで再生できるディスクを作成できます。
方法2:ATRAC形式を別形式へ変換してからCD-Rを作成する
X-アプリなどが利用できない場合は、ATRACファイルを別の音声形式へ変換する方法もあります。ただし、ATRACには著作権管理(DRM)が設定されている場合があり、単純なファイル変換ソフトでは対応できないことがあります。
DRMが付いていないATRACファイルであれば、対応ソフトを使ってWAVやMP3などへ変換し、その後にCD作成ソフトで音楽CDを作成できます。
例えば、MP3へ変換した後にCD-Rへ保存する場合でも、単なるデータ保存ではなく「オーディオCD作成」という機能を使う必要があります。
方法3:ウォークマンの音声出力から録音し直す方法
古いATRACデータをどうしても取り出せない場合は、ウォークマンから再生した音声を別の機器で録音し直す方法もあります。
例えば、ウォークマンのヘッドホン出力やライン出力をパソコンの録音機器へ接続し、WAV形式などで録音した後、そのファイルから音楽CDを作成できます。
ただし、この方法はアナログ録音になるため、元のデータと比べると音質が多少低下する可能性があります。また、曲数が多い場合は非常に手間がかかります。
CD-R作成時に注意したいポイント
CD-Rへ書き込む際は、「データCD」と「音楽CD」を間違えないことが重要です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| データCD | 音楽ファイルを保存するだけ。対応機器のみ再生可能 |
| 音楽CD(CD-DA) | 一般的なCDプレーヤーで再生可能 |
車や家庭用CDプレーヤーで聴きたい場合は、必ず音楽CD形式で作成してください。また、CD-Rには容量制限があり、一般的には約80分程度の音楽を収録できます。
長時間の曲を入れたい場合は、複数枚に分ける必要があります。
古いウォークマンの音楽を今後も保存するための対策
NW-S744のような旧型ウォークマンは、対応ソフトや接続環境が年々少なくなっています。そのため、大切な録音データがある場合は早めにバックアップしておくことがおすすめです。
特に昔録音したラジオ番組や思い出の音源などは、ウォークマン本体が故障すると取り出せなくなる可能性があります。
可能であれば、対応環境を維持しているパソコンで音楽ファイルを整理し、WAVやMP3など将来的にも利用しやすい形式へ保存しておくと安心です。
まとめ:NW-S744のATRAC曲をCD-Rにするには形式変換が必要
SONYウォークマンNW-S744でダイレクト録音したATRAC形式の曲は、そのままCD-Rへコピーしても一般的なCDプレーヤーでは再生できません。
最も確実なのは、X-アプリやSonicStageなどATRAC対応ソフトを利用して音楽CD形式へ変換する方法です。対応環境がない場合は、ATRACの状態や著作権保護の有無を確認したうえで、変換や録音し直しを検討するとよいでしょう。
古いウォークマンの音源は、今後さらに扱いが難しくなる可能性があります。大切な曲が残っている場合は、早めに別形式へ保存しておくことが安心につながります。


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