3Dプリンター用フィラメントと3Dペン用フィラメントは、どちらも樹脂を熱で溶かして形を作る材料ですが、販売されている商品を見ると「3Dプリンター用」「3Dペン用」と分けられていることがあります。そのため、3Dプリンター用として販売されているフィラメントを3Dペンに使えるのか疑問に感じる方も少なくありません。
結論からいうと、材質・太さ・3Dペンの仕様が合っていれば、3Dプリンター用フィラメントを3Dペンで使用できる場合があります。ただし、すべてのフィラメントがそのまま使えるわけではなく、確認すべきポイントがあります。
3Dプリンター用と3Dペン用フィラメントの基本的な違い
3Dプリンターと3Dペンは、どちらもフィラメントを加熱して溶かし、冷えて固まることで立体物を作ります。そのため、使用する材料の種類には共通点があります。
一般的に使われる素材としては、PLA、ABS、PETGなどがあります。これらは3Dプリンター用フィラメントとして多く販売されており、一部の3Dペンでも対応しています。
一方で、3Dペン用として販売されているフィラメントは、手で扱うことを想定して短い長さで小分けされていたり、初心者でも扱いやすい素材が選ばれていたりすることがあります。
| 項目 | 3Dプリンター用フィラメント | 3Dペン用フィラメント |
|---|---|---|
| 主な用途 | 造形物の印刷 | 手描きによる立体造形 |
| 素材 | PLA・ABSなど | PLA・ABSなど |
| 販売形状 | 大きなリール巻きが多い | 短くカットされたものが多い |
| 確認ポイント | 直径と対応温度 | ペン本体の対応素材 |
3Dペンで使えるか判断する3つの確認ポイント
3Dプリンター用フィラメントを3Dペンで使う場合、最初に確認したいのがフィラメントの直径です。一般的な3Dプリンター用フィラメントは1.75mmのものが多く、対応している3Dペンも多くあります。
しかし、3Dペンによっては2.85mmなど別のサイズに対応している場合もあります。太さが合わないフィラメントを無理に入れると、詰まりや故障の原因になる可能性があります。
例えば、1.75mm対応の3Dペンに2.85mmのフィラメントを入れても内部で送れないため、正常に使用できません。購入前に3Dペン本体の説明書やメーカー仕様を確認することが大切です。
対応素材が同じなら使用できる可能性が高い
フィラメントの材質も重要なポイントです。特にPLAは低い温度で溶けやすく、臭いも比較的少ないため、多くの3Dペンで対応しています。
ABSは高い温度で加熱する必要があり、3Dペンによっては対応していない場合があります。また、ABSは加熱時に独特の臭いが出ることもあるため、使用環境にも注意が必要です。
例えば、説明書に「PLA・ABS対応」と書かれている3Dペンなら、同じ材質の3Dプリンター用フィラメントを利用できる可能性があります。しかし、「PLA専用」と書かれている場合はABSを使わないほうが安全です。
メルカリなどで購入する場合の注意点
フリマサイトでは3Dプリンター用フィラメントが安く販売されていることがありますが、購入前に商品の状態を確認しましょう。
フィラメントは湿気を吸収すると、造形時に気泡が出たり、折れやすくなったりすることがあります。未使用品でも長期間保管されていたものは、品質が低下している可能性があります。
また、出品ページに「PLA」「1.75mm」などの情報が書かれているか確認しましょう。商品名だけでは3Dペンに対応しているか判断できない場合があります。
3Dペンで3Dプリンター用フィラメントを使うメリット
3Dプリンター用フィラメントを3Dペンで使うメリットは、種類の多さと価格です。大容量のリールタイプなら、3Dペン専用品より安く購入できる場合があります。
例えば、色違いの作品を多く作りたい場合、3Dプリンター用フィラメントなら数十色以上から選べることもあり、表現の幅が広がります。
また、すでに3Dプリンターを所有している場合は、同じフィラメントを3Dペンでも共有できるため、材料管理が簡単になるメリットもあります。
3Dペンで使う場合のデメリットと注意点
一方で、大型リールのフィラメントは3Dペン本体に直接取り付けられないことがあります。その場合は、リールから適切な長さに切って使用する必要があります。
また、3Dペンによっては専用フィラメント以外を使用するとメーカー保証の対象外になる場合があります。特に高価な3Dペンを使用している場合は、説明書の注意事項を確認してください。
さらに、フィラメントの種類によっては溶ける温度や流れ方が違うため、最初は少量で試して、送り速度や温度設定を調整すると失敗しにくくなります。
3Dペン初心者におすすめのフィラメント選び
初めて3Dプリンター用フィラメントを3Dペンで使う場合は、まずPLA素材を選ぶのがおすすめです。PLAは扱いやすく、反りや臭いの問題が比較的少ないため、立体造形の練習に向いています。
購入する場合は、「PLA」「1.75mm」「使用する3Dペン対応」という3点を確認すると失敗しにくくなります。
例えば、家庭用の一般的な3Dペンであれば、1.75mm PLAフィラメントは対応していることが多いですが、機種によって異なるため最終的にはメーカー仕様を確認してください。
まとめ:3Dプリンター用フィラメントは条件が合えば3Dペンでも使える
3Dプリンター用フィラメントは、3Dペンの対応サイズ・対応素材が一致していれば使用できる場合があります。特に1.75mmのPLAフィラメントは、多くの3Dペンで利用されている規格です。
ただし、すべての商品が互換性を持つわけではありません。購入前にはフィラメントの直径、素材、3Dペンの対応表を確認することが重要です。
メルカリなどで安く購入する場合も、価格だけで判断せず、未使用か、保管状態は良いか、対応サイズは合っているかを確認すれば、3Dペン用材料として活用できる可能性が高まります。

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