BIOS更新でInstant Flashが選択できない原因と解決方法|USB認識・FAT32設定・TPM設定を確認する手順

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マザーボードのBIOS更新を行おうとして、BIOS画面の更新ツールが選択できない、USBメモリを認識してくれないといったトラブルは珍しくありません。特にASRock製マザーボードのInstant FlashのようなBIOS更新機能では、USBメモリの形式や保存場所、BIOS設定によって項目が無効になる場合があります。この記事では、BIOS更新画面でInstant Flashが黒く表示されて選択できない場合の原因と、安全に更新するための確認ポイントを解説します。

BIOSのInstant Flashが選択できない主な原因

BIOS画面にあるInstant Flashがグレーアウトしている場合、BIOS更新用のファイルを正常に読み込めていない可能性が高いです。BIOS更新ツールは、USBメモリが接続されているだけでは動作せず、対応した形式や正しいファイル配置が必要になります。

例えば、16GBのUSBメモリをFAT32でフォーマットしていても、BIOSファイルがフォルダの中に入っていたり、ダウンロードしたファイルを解凍せずに保存していたりすると認識されません。

また、USBメモリ自体がBIOSから認識しにくい場合もあります。USB3.0対応メモリでは相性問題が起こることがあるため、別のUSBメモリや背面のUSBポートを試すことで改善するケースがあります。

BIOS更新用USBメモリの正しい作成方法

BIOS更新を行う場合は、USBメモリを単純なデータ保存用として使うのではなく、BIOSが読み取れる状態に準備する必要があります。

基本的な手順は以下の通りです。

  • USBメモリをFAT32でフォーマットする
  • メーカー公式サイトから使用中のマザーボード専用BIOSファイルをダウンロードする
  • 圧縮ファイルの場合は解凍する
  • BIOSファイルをUSBメモリの一番上の階層(ルートディレクトリ)へコピーする
  • USBメモリを接続した状態でBIOSを起動する

例えば「USBメモリ→BIOSファイル」という状態なら認識できますが、「USBメモリ→BIOSフォルダ→BIOSファイル」のようにフォルダ内に入っていると認識されない場合があります。

TPMを無効化するとBIOS更新できる理由と注意点

質問のようにTPM2.0を無効にしたことでInstant Flashが選択できるようになる場合があります。これは、BIOS設定によって一部の更新機能が制限されていた可能性があります。

TPM(Trusted Platform Module)はWindowsのセキュリティ機能に関係する設定で、Windows 11では特に重要な項目です。ただし、BIOS更新作業そのものを行う間だけ一時的に無効化することは可能です。

BIOS更新後は、再度BIOS設定を確認してTPMを有効に戻すことをおすすめします。特にWindows 11を利用している場合、TPMが無効だとセキュアブートや一部のセキュリティ機能が正常に動作しない可能性があります。

BIOS更新前に確認すべき重要なポイント

BIOS更新は失敗するとパソコンが起動しなくなる可能性があるため、実行前の確認が重要です。

まず、自分のマザーボードの型番とBIOSファイルが一致しているか確認してください。同じメーカーでも似た名前のモデルが複数存在するため、違うBIOSファイルを使用するとトラブルの原因になります。

また、BIOS更新中は電源を切らないことが大切です。途中で電源が落ちるとBIOSが破損し、修復作業が必要になる場合があります。

Instant Flashが使えない場合に試す対処方法

Instant Flashがまだ選択できない場合は、以下の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。

確認項目 対処方法
USB形式 FAT32で再フォーマットする
BIOSファイル 解凍してルートフォルダへ保存する
USBポート 背面USBポートを使用する
USBメモリ 別のUSBメモリで試す
BIOS設定 TPMやセキュアブート設定を確認する

特に多い原因はUSBメモリの認識問題です。古いUSB2.0対応の小容量メモリを使用すると、BIOSから認識されやすくなる場合があります。

例えば、普段使用している32GBや64GBのUSBメモリでは認識しないものの、8GBや16GBの別メモリでは正常にInstant Flashが起動するというケースもあります。

BIOS更新後に確認する設定

BIOS更新が完了すると、設定が初期化される場合があります。そのため、更新後は必要な設定を確認しましょう。

特に確認したい項目は、TPM2.0、セキュアブート、起動順序、メモリ設定などです。

Windows 11を利用している場合は、TPM2.0とセキュアブートが有効になっているか確認してください。BIOS更新前に無効化した設定が、そのままになっている可能性があります。

まとめ

BIOS画面でInstant Flashが選択できない場合、多くはUSBメモリの形式やBIOSファイルの配置、BIOS設定が原因です。

FAT32でフォーマットしたUSBメモリに正しいBIOSファイルをルート階層へ保存し、必要に応じてTPMなどの設定を確認することで解決できる可能性があります。

BIOS更新はパソコンの重要な設定変更になるため、焦って何度も試すよりも、マザーボードの型番・BIOSファイル・USBメモリの状態を一つずつ確認しながら慎重に進めることが安全です。

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