3Dプリンターで角が汚くなる原因と対策|Creality K1で直角部分を綺麗に仕上げる設定ガイド

3Dプリンター

FDM方式の3Dプリンターで造形した際、直線部分は綺麗なのに角だけが膨らんだり乱れたりする現象はよくあります。特に高速な機種であるCreality K1では、この傾向が出やすいことがあります。本記事では、角が汚くなる原因と具体的な改善方法を初心者にも分かりやすく解説します。

角が汚くなる主な原因とは

直角部分が乱れる主な原因は「減速不足」と「押し出し過多」です。ノズルは直線では一定速度で動きますが、角では方向転換のため減速します。

しかし減速に対してフィラメントの押し出し量が追いつかず、一時的に樹脂が多く出すぎることで、角が膨らんだり荒れたりします。

これは特に高速印刷を行うK1のような機種で起こりやすい現象です。

対策①:加速度とジャーク(コーナー速度)の調整

まず見直したいのが加速度設定です。加速度が高すぎると、角での動きが急激になり、制御が不安定になります。

スライサー設定で「加速度」や「コーナー速度(ジャーク)」を少し下げることで、角の仕上がりが改善することがあります。

例えば、デフォルトより20〜30%下げるだけでも、角の精度が安定するケースがあります。

対策②:リニアアドバンス(圧力補正)の調整

K1のような高速機では、フィラメントの押し出し圧力を補正する機能が重要です。

リニアアドバンス(またはPressure Advance)を適切に設定することで、角での押し出し過多を抑えることができます。

これにより、角の膨らみやダマが大幅に改善されることがあります。

実際に、この設定を調整するだけで「角だけ汚い問題」が解消したという例も多いです。

対策③:印刷速度を少し落とす

速度が速すぎると、どうしても角の制御が難しくなります。

特に外周(外壁)の速度を少し落とすことで、仕上がりが安定します。

例えば、外周だけを半分程度の速度に設定すると、見た目の品質が大きく向上することがあります。

対策④:温度とフロー率の見直し

ノズル温度が高すぎる場合、フィラメントが柔らかくなりすぎて角で溜まりやすくなります。

また、フロー率(押し出し量)が多すぎると同様に膨らみの原因になります。

具体的には、温度を5℃ほど下げる、またはフロー率を95〜98%程度に調整することで改善する場合があります。

対策⑤:フィレット形状の影響も確認

今回のように半径1mmのフィレットを入れている場合でも、プリンター側の制御次第では段差のように処理されることがあります。

そのため、スライサーの「解像度」や「最小セグメント長」などの設定も見直すと効果的です。

細かい曲線を滑らかに処理できるようにすることで、角の見た目が改善されます。

まとめ

3Dプリンターで角が汚くなる原因は、主に速度変化と押し出し制御のバランスにあります。

加速度・リニアアドバンス・速度・温度の4点を調整することで、多くの場合改善が可能です。少しずつ設定を調整しながら、自分の環境に合った最適値を見つけることが重要です。

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