液晶ペンタブレットを買い替えたり、作業環境を広げたりすると、WacomとXP-Penなど異なるメーカーの液タブを同じパソコンで使いたいと考えることがあります。しかし、ペンタブレットは専用ドライバによって筆圧やボタン設定を制御しているため、複数メーカーのドライバを入れても問題ないのか気になるところです。この記事では、複数の液タブ用ドライバを同じPCにインストールする場合の注意点や、安定して使用するための方法について解説します。
WacomとXP-Penのドライバは同じPCにインストールできるのか
結論から言うと、WacomとXP-Penのドライバを同じパソコンにインストールして使用すること自体は可能です。実際に複数メーカーのペンタブレットを所有し、用途によって使い分けているユーザーもいます。
ただし、ペンタブレットのドライバはWindowsやmacOS上で入力デバイスを管理するため、環境によっては競合が発生する場合があります。特に、両方の液タブを同時接続した状態や、古いドライバが残っている状態では不具合が起こることがあります。
例えば、筆圧が正常に反映されない、ペンカーソルがずれる、ショートカットキーが動作しないといった症状が出るケースがあります。
液タブのドライバ競合で起こりやすいトラブル
WacomとXP-Penのようにメーカーが異なるドライバを併用すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- 筆圧感知が効かなくなる
- ペンの位置がずれる
- 液晶表示とペン入力位置が合わない
- ペンボタンやショートカットキーが反応しない
- イラストソフトで入力がおかしくなる
特に注意したいのは、以前使用していたペンタブのドライバが完全に削除されず残っている場合です。新しい液タブを接続した際に、古い設定が影響して正常動作しないことがあります。
例えば、Wacomを長期間使用していたPCにXP-Penを追加する場合、XP-Pen側のドライバを最新版に更新するだけでなく、不要な古いドライバや設定ファイルを整理すると安定しやすくなります。
2種類の液タブを使う場合のおすすめ設定方法
同じPCでWacomとXP-Penを使い分けたい場合は、基本的には以下のような使い方がおすすめです。
- 使用する液タブのドライバを最新版にする
- 使わない液タブは電源やUSB接続を外す
- 必要に応じてドライバ設定を切り替える
- 不具合が出た場合は一度ドライバを削除して再インストールする
例えば、普段はWacomをメインで使用し、XP-Penをサブモニターや別用途で使う場合、同時接続を避けることでトラブルを減らせます。
また、イラスト制作ソフトによっては入力デバイスの設定を個別に保存できる場合があります。その場合はソフトごとに使う液タブを決めると作業効率が上がります。
XP-Penを別PCで使用するメリットとデメリット
複数ドライバによるトラブルを避けたい場合、XP-Penを別のパソコンに接続して使用する方法もあります。
別PCで使用するメリットは、ドライバ競合が起こりにくく、設定を完全に分けられる点です。仕事用PCと趣味用PCで液タブを分けたい場合などには便利です。
一方で、PCを分けるとデータ移動やソフト環境の管理が必要になります。同じ作業環境でWacomとXP-Penをすぐ切り替えたい場合は、同一PCでの利用の方が便利な場合もあります。
ドライバを入れ替える場合の正しい手順
液タブの動作がおかしい場合は、単純に新しいドライバを上書きするだけでは改善しないことがあります。
安定した環境を作るには、以下の手順がおすすめです。
- 使用していないペンタブのドライバをアンインストールする
- パソコンを再起動する
- メーカー公式サイトから最新版ドライバをダウンロードする
- インストール後に筆圧や画面設定を確認する
特にWindowsでは、ドライバ削除後の再起動が重要です。内部に残った設定情報がリセットされ、新しいドライバが正常に動作しやすくなります。
まとめ
WacomとXP-Penの液タブ用ドライバを同じパソコンに入れて使用することは基本的には可能です。ただし、環境によってはドライバ同士が干渉し、筆圧やカーソル位置などに問題が発生する場合があります。
安定して使うためには、ドライバを最新版に保ち、使用しない液タブは接続を外す、問題が出た場合はドライバを一度削除して入れ直すといった対策が有効です。
メインPCで2台の液タブを使い分けたい場合でも、正しく設定すれば便利な作業環境を作ることができます。自分の作業スタイルに合わせて、同一PC運用か別PC運用かを選ぶとよいでしょう。

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