台湾・中華電信のプリペイドSIMで通話できない原因は?データ通信だけ使える場合のVoLTE確認方法

SIMフリー端末

台湾の中華電信(Chunghwa Telecom)のプリペイドSIMをスマートフォンに入れたところ、5G・4Gのモバイルデータ通信はできるのに、電話の発信・着信だけできないことがあります。アンテナが立ちインターネットも使えているとSIM自体は正常に見えるため、原因が分かりにくいトラブルです。

特に確認したいのが、契約したプリペイドSIMに音声通話サービスが含まれているか、VoLTEが利用可能になっているか、そして使用中のスマートフォンが中華電信のVoLTEに対応しているかという点です。台湾では3Gサービス終了後、従来の3G回線へ切り替えて通話する方法が使えなくなっているため、データ通信ができることと音声通話ができることは分けて考える必要があります。

中華電信では3G終了後の音声通話にVoLTEが重要

中華電信の公式案内では、3Gネットワーク終了後はモバイル音声サービスにVoLTEを使用すると案内されています。VoLTEとは、4G/LTEネットワークを利用して音声通話を行う仕組みです。

そのため、スマートフォン本体が「5G/4G対応」と書かれていても、それだけで中華電信の音声通話まで利用できるとは限りません。重要なのは単なる4G・5G対応ではなく、中華電信のネットワークでVoLTEが正常に利用できることです。

例えば、日本で購入したSIMフリースマートフォンを台湾へ持って行き、中華電信のSIMを挿して4Gデータ通信には成功したものの、端末と通信事業者側のVoLTE条件が合わなければ、音声通話だけ利用できないという状況が考えられます。

中華電信はVoLTEの対応機種や利用方法を公式サイトで公開しています。端末によって条件が異なるため、まず公式情報を確認するのが確実です。[参照] 中華電信 VoLTE公式案内

まず契約したSIMが音声通話対応か確認する

最初に確認したいのは、購入した商品が「電話番号が付いているように見えるSIM」かどうかだけではなく、実際に音声通話サービスが有効になっているプリペイド回線なのかという点です。

中華電信では音声通話を利用できるプリペイドプランが提供されており、公式のプリペイドカード案内にも音声通話料金や国内通話特典が記載されています。一方、購入場所や商品によってサービス内容が異なる可能性があるため、パッケージや契約時の書類・SMSなどから購入プランを確認しましょう。

特に旅行者向け商品では、購入したSIMの具体的なサービス内容を確認することが大切です。「データ容量○GB」「○日間使い放題」といった表示だけで判断せず、Voice、語音、通話などの記載も確認します。中華電信の現在のプリペイドサービスについては公式ページでも確認できます。[参照] 中華電信 プリペイドカード公式案内

VoLTEの設定を確認する

音声通話対応の契約であれば、次にスマートフォン側のVoLTE設定を確認します。Androidではメーカーによって名称が異なり、「VoLTE」「4G通話」「4G回線による通話」などと表示されることがあります。

中華電信が公開しているAndroid 15向けの案内では、「設定」からネットワークとインターネット、SIMカード、中華電信のSIMへ進み、「4G通話機能」を有効にする手順が示されています。ただしAndroidは機種によって設定画面が大きく異なるため、同じ項目が見つからないこともあります。

設定を変更した場合は、一度スマートフォンを再起動してから発信を試します。中華電信も、VoLTEサービスの手続き完了後に端末を再起動し、モバイルネットワークへ再登録する方法を案内しています。

VoLTEの項目そのものが表示されない場合

VoLTE設定が見つからないからといって、必ずしも非対応とは限りません。機種やOSによってはVoLTEが自動的に有効化され、ユーザーがオン・オフできない仕様もあります。

一方で、海外モデルや日本向けモデルなどでは、ハードウェア上はVoLTE対応でも、使用する通信事業者との組み合わせによって正常に音声通話できない場合があります。そのため、スマートフォンの正確なメーカー名・型番・販売地域まで確認することが重要です。

「電話番号:不明」の表示だけでは故障と断定できない

AndroidのSIM情報などを開いた際、「電話番号:不明」「Unknown」と表示されることがあります。この表示を見ると、SIMに電話番号が登録されていないように思えますが、表示だけで音声回線の異常を断定することはできません。

端末の設定画面に表示される電話番号は、SIM内に保存された情報などをOSが読み取って表示しているもので、契約中の電話番号が必ず正しく表示されるとは限らないためです。したがって、「電話番号:不明」という表示だけを変更しようとするより、契約状態とVoLTEの利用可否を確認するほうが重要です。

逆に、発信操作をしても呼び出し状態にならず、着信も一切できないのであれば、単なる番号表示の問題ではなく、音声サービスまたはVoLTEの登録・対応状況を疑ったほうがよいでしょう。

中華電信側でVoLTEが有効か確認する

スマートフォンが対応していて設定にも問題がない場合は、中華電信側でVoLTEサービスが利用可能な状態になっているか確認します。中華電信の公式FAQでは、月額契約だけでなくプリペイドカードの利用者もVoLTEを申し込めると案内されています。

また、中華電信はVoLTEについてサービス月額料金を無料としています。端末が対応していてもサービス側の状態に問題があれば利用できない可能性があるため、中華電信の店舗やカスタマーサービスで契約状態を確認するのが確実です。

店舗で相談するときは、「データ通信はできるが音声通話の発信・着信ができない」「VoLTEが有効になっているか確認したい」と伝え、スマートフォンの型番も見せると状況を説明しやすくなります。[参照] 中華電信 VoLTE申請案内

切り分けはこの順番で行うと分かりやすい

データ通信だけ正常な場合、APNを何度も変更するよりも、音声通話に関係する項目から確認するほうが効率的です。次の順番で切り分けると原因を見つけやすくなります。

  1. 購入した中華電信プリペイドSIMが音声通話対応の商品か確認する
  2. SIM・電話番号の利用期限が切れていないか確認する
  3. スマートフォンの正確な型番を確認する
  4. 中華電信のVoLTEに対応する端末か確認する
  5. Androidなら「VoLTE」「4G通話」などの設定を確認する
  6. スマートフォンを再起動する
  7. 改善しなければ中華電信側でVoLTE・音声サービスの登録状態を確認する

例えば「ネットは高速で使える」「SMSも受信できる」「しかし電話をかけると無音のまま」というケースでは、SIMカードそのものを直ちに故障と判断するのではなく、VoLTEと音声サービスを重点的に確認する価値があります。

旅行中なら早めに店舗で確認するのが確実

海外で購入したSIMのトラブルは、端末の設定だけでなく、契約した商品、回線側の登録、端末の対応周波数やVoLTE対応状況など複数の要素が関係します。そのため設定を一通り確認しても改善しない場合、現地の中華電信ショップで確認してもらう方法が最も確実です。

その際にはSIMの購入時にもらった台紙や契約書類、パスポートなど本人確認に使用したもの、利用中のスマートフォンを持参するとスムーズです。電話番号が分かる購入書類やSMSが残っていれば、それも提示できるようにしておきましょう。

特に旅行中は、緊急時の連絡手段にも関係します。音声通話が必要なのであれば「データ通信ができるから大丈夫」と考えず、早めに正常な発着信を確認しておくことをおすすめします。

まとめ

中華電信のプリペイドSIMでモバイルデータ通信はできるのに電話だけ使えない場合、音声通話対応プランかどうか、VoLTEサービスの状態、スマートフォンの中華電信VoLTE対応、端末側の4G通話設定を順番に確認することが重要です。

台湾では3Gネットワーク終了後、音声通話にVoLTEが重要になっています。そのため「5G/4G対応スマホだから通話もできる」とは限らず、通信事業者とのVoLTE互換性まで確認する必要があります。

また、SIM情報に電話番号が「不明」と表示されることだけでは、原因を特定できません。音声対応の契約であることを確認し、VoLTE設定と対応機種を調べ、それでも発着信できない場合は中華電信の店舗・サポートで回線側のVoLTE登録状態を確認するのが確実です。

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