BIOS更新前にメモしておくべき設定項目一覧|アップデート後の再設定で困らない確認ポイント

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BIOSアップデートを行う前には、現在のBIOS設定を確認して記録しておくことが大切です。BIOS更新後に設定が初期化される場合があり、以前使えていた機能が無効になったり、OSが起動しなくなったりすることがあります。

しかし、BIOS画面には多くの項目があるため、すべてをメモする必要があるのか迷う人も少なくありません。この記事では、BIOS更新前に優先して記録しておきたい項目や、スクリーンショットを使った効率的な保存方法について解説します。

BIOS更新前に設定をメモする理由

BIOSアップデートでは、マザーボードのファームウェアが新しいバージョンへ書き換えられます。その際、メーカーやBIOSの種類によっては設定内容が工場出荷時の状態に戻ることがあります。

例えば、メモリーの動作設定、起動順序、仮想化機能などを変更していた場合、更新後に設定を戻さないと性能が出なかったり、特定のソフトウェアが正常動作しなかったりする場合があります。

そのため、BIOS更新前には「自分で変更した可能性がある項目」を中心に記録しておくと、アップデート後の復旧が簡単になります。

BIOS更新前に必ずメモしておきたい基本項目

BIOS画面には大量の設定項目がありますが、通常の利用環境では以下の項目を優先して保存しておけば十分なケースが多いです。

項目 確認する内容 理由
起動順序(Boot Order) SSDやHDD、USBなどの起動順 OSが起動しなくなるトラブル防止
メモリー設定 XMP、EXPO、メモリークロック メモリー性能を維持するため
CPU設定 倍率、電圧、省電力設定 オーバークロック設定などを戻すため
ストレージ設定 SATAモード(AHCI・RAIDなど) Windows起動に影響するため
仮想化設定 Intel VT-x、AMD SVM 仮想環境や一部ソフト利用時に必要
セキュリティ設定 TPM、Secure Boot Windows 11などの起動条件に関係するため

特に注意したいのは「SATAモード」です。例えばWindowsをインストールした時点でRAID設定だったものを、BIOS更新後にAHCIへ変更すると、Windowsが起動できなくなる場合があります。

また、Windows 11を利用している場合は、TPMやSecure Bootの設定も確認しておくと安心です。

メモリー設定(XMP・EXPO)は特に忘れやすい

自作PCやゲーミングPCでよく変更される設定が、メモリーのXMPやEXPOです。購入したメモリーがDDR4-3200やDDR5-6000などの高速動作に対応していても、BIOS初期状態では標準速度で動作している場合があります。

例えば、DDR5-6000対応メモリーを使用していてEXPO設定を有効にしていた場合、BIOS更新後に設定が解除されると、メモリー速度が標準設定へ戻る可能性があります。

BIOS更新前には、「XMP Profile 1」「EXPO Profile 1」など、どのプロファイルを選択していたかをメモしておきましょう。

起動関連の設定は必ず確認する

BIOS更新後によく起こるトラブルの一つが、パソコンがWindowsを起動できなくなるケースです。その原因として、起動ドライブの順番が変わっていることがあります。

例えば、複数のSSDやHDDを搭載している場合、BIOS更新後に別のドライブが最初の起動先になることがあります。そのため、「Windows Boot Manager」が選択されているか、現在の起動順を記録しておくと安心です。

スクリーンショットを撮る場合は、BIOSのBootメニュー全体が分かるように保存すると、復元時に確認しやすくなります。

BIOS設定はメモよりスクリーンショットがおすすめ

最近のマザーボードでは、BIOS画面のスクリーンショット機能を搭載している場合があります。USBメモリーへ保存できる機能があれば、文字を手入力するより確実です。

スクリーンショット機能がない場合は、スマートフォンでBIOS画面を撮影しておく方法がおすすめです。設定項目名や数値をそのまま残せるため、入力ミスを防げます。

特に「Advanced Mode」など詳細設定画面では項目数が多いため、変更した場所だけでなく、関連するページ全体を撮影しておくと復旧作業が楽になります。

BIOS更新前に現在のBIOSバージョンも保存する

設定内容だけではなく、現在使用しているBIOSバージョンも記録しておきましょう。BIOS更新後に問題が発生した場合、以前のバージョンへ戻す判断材料になります。

確認する場所は、多くの場合BIOSのトップ画面や「Main」「Information」などの項目です。マザーボードの型番やCPU情報も一緒に保存しておくと、トラブル時の問い合わせにも役立ちます。

例えば「ASUS B650シリーズ BIOS Ver.1807」のように、メーカー名、マザーボード型番、現在のBIOSバージョンを控えておくと管理しやすくなります。

BIOS更新前に確認しておくべきその他の設定

使用環境によっては、以下のような設定も確認しておくと安心です。

  • ファン制御設定(Fan Curve)
  • LEDライティング設定
  • Wake on LAN設定
  • 電源管理設定
  • USB設定
  • CPU内蔵グラフィック設定
  • 仮想マシン関連設定

例えば静音性を重視してファン回転数を細かく設定していた場合、BIOS更新後に標準設定へ戻ると動作音が大きくなることがあります。

ただし、すべての項目を記録する必要はありません。自分が変更した覚えのある項目や、動作に影響する重要設定を優先しましょう。

BIOS更新前のおすすめチェックリスト

BIOS更新前には、以下の項目を確認しておくと安心です。

  • 現在のBIOSバージョンを記録する
  • マザーボード型番を確認する
  • Boot順序を保存する
  • SATAモード(AHCI・RAID)を確認する
  • XMP・EXPO設定を記録する
  • CPU設定を確認する
  • TPM・Secure Boot設定を確認する
  • ファン設定を保存する
  • 変更したBIOS画面を撮影する

この程度を保存しておけば、一般的なPC利用ではBIOS更新後の再設定で困る可能性を大きく減らせます。

まとめ:BIOS更新前は変更した重要設定を中心に保存する

BIOS更新前の設定保存では、すべての項目を細かく書き写す必要はありません。特に重要なのは、起動設定、ストレージ設定、メモリー設定、CPU設定、セキュリティ関連設定です。

おすすめは、手書きのメモよりもスマートフォンでBIOS画面を撮影する方法です。設定値をそのまま残せるため、更新後に同じ状態へ戻しやすくなります。

BIOSアップデートはPCの安定性や互換性を向上させるために重要な作業ですが、事前準備をしておくことでトラブル発生時も落ち着いて対応できます。更新前に現在の設定を保存し、安全にアップデートを行いましょう。

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