CanonのPIXUSシリーズを使用していると、黒文字しか印刷していないにもかかわらずカラーインクが減っていくことがあります。さらに、マゼンタやシアンなどのカラーインクが空になると印刷できなくなる場合もあり、不思議に感じる人は少なくありません。この記事では、PIXUSでカラーインクが消費される理由や、黒インクだけで運用できるのかについて解説します。
黒だけ印刷していてもカラーインクが減る理由
PIXUSをはじめとするインクジェットプリンターは、印刷品質を維持するために定期的なヘッドクリーニングを行っています。
このクリーニングでは、実際の印刷内容に関係なく全色のインクを使用してノズルの詰まりを防ぎます。
そのため、英文の文書を黒だけで印刷していても、シアン・マゼンタ・イエローなどのカラーインクは少しずつ減っていきます。
PGBKとBKの違い
PIXUSには顔料ブラック(PGBK)と染料ブラック(BK)が搭載されているモデルがあります。
PGBKは主に文書印刷向けで、普通紙への文字印刷に使用されます。一方のBKは写真印刷やカラー印刷時の色表現に利用されます。
そのため、黒だけ印刷しているつもりでも、プリンター内部では複数のインクが管理されている場合があります。
カラーインクが空になると印刷できなくなる理由
多くのPIXUSシリーズでは、カラーインクが空になると保護機能が働きます。
これはインク切れ状態で印刷を続けると、プリントヘッドが過熱して故障する恐れがあるためです。
マゼンタに「×」が表示されている場合、黒印刷だけでも停止することがあります。
カラーインクを抜いて使うことはできる?
基本的にPIXUSシリーズでは、カラーインクを取り外した状態で正常に使用することはできません。
インクタンクが装着されていない場合はエラーとなり、印刷そのものができなくなるケースがほとんどです。
また、無理に運用するとプリントヘッドの故障につながる可能性もあります。
カラーインクの消費を抑える方法
完全にカラーインクの消費をゼロにすることはできませんが、ある程度抑えることは可能です。
- プリンタードライバーで「モノクロ印刷」を選択する
- 不要なヘッドクリーニングを避ける
- 電源を頻繁にオンオフしない
- 定期的に印刷してノズル詰まりを防ぐ
特に電源投入時に自動クリーニングが行われる機種もあるため、頻繁な電源の入切はインク消費を増やす原因になります。
文書印刷中心ならレーザープリンターも選択肢
毎日A4文書を大量に印刷する用途であれば、インクジェットよりもレーザープリンターの方がコスト面で有利な場合があります。
モノクロレーザープリンターならカラーインクが不要で、インクの乾燥やヘッドクリーニングもありません。
英文や契約書、資料などを大量に印刷する人には検討する価値があります。
まとめ
PIXUSで黒だけ印刷していてもカラーインクが減るのは、ヘッドクリーニングやプリンター内部のメンテナンス機能が全色のインクを使用するためです。
また、多くの機種ではカラーインクを抜いた状態で使用することはできず、インク切れになると黒印刷も停止する場合があります。モノクロ印刷設定を利用しつつ、定期的な印刷と適切な運用でカラーインクの消費をできるだけ抑えることが大切です。


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