自宅の固定電話や携帯電話に「税関です」「荷物に問題があります」「番号を押して職員につないでください」といった内容の電話が入るケースが増えています。公的機関を名乗るため不安になりますが、実際には詐欺目的で発信されている可能性があります。この記事では、税関を名乗る不審な電話の特徴や、本物の連絡との見分け方、安全な対応方法について解説します。
税関を名乗る電話は詐欺の可能性が高い
税関を名乗り、「〇番を押してください」「職員につなぎます」と自動音声で案内する電話は、特殊詐欺の手口として確認されています。電話をつないだ後に、個人情報を聞き出したり、未払い料金や罰金などを理由に金銭を要求したりする流れになることがあります。
本来、税関などの公的機関が電話の自動音声で突然連絡し、番号を押すよう求めることは一般的ではありません。不審な電話では、相手を信用させるために「税関」「警察」「役所」などの名称を悪用するケースがあります。
例えば「海外から荷物が届いている」「違法な物品が見つかった」「手続きをしないと逮捕される」など、不安をあおる内容につなげることがあります。このような話が出た場合は特に注意が必要です。
税関から本当に連絡が来る場合との違い
税関が関係する連絡が発生するケース自体はあります。海外から輸入した荷物の確認や関税手続きなどで、利用者に確認が必要になる場合があります。
しかし、本当に税関から連絡がある場合でも、いきなり自動音声で「番号を押してください」と案内するような形とは限りません。また、電話だけで本人確認情報や銀行口座、暗証番号などを求めることはありません。
もし海外通販や輸入手続きに心当たりがある場合でも、電話で案内された番号へ折り返すのではなく、税関の公式サイトなどに掲載されている連絡先から確認することが安全です。
税関を名乗る電話が来たときにしてはいけないこと
不審な電話を受けた場合、相手の指示通りに番号を押したり、会話を続けたりしないことが重要です。番号を押すことで詐欺グループにつながり、さらに詳しい情報を聞き出される可能性があります。
また、以下のような情報は絶対に伝えないようにしてください。
- 氏名や住所
- 生年月日
- 銀行口座情報
- 暗証番号
- マイナンバーなどの個人情報
例えば「確認のため住所を教えてください」「本人確認で口座番号が必要です」と言われても、公的機関を名乗る相手だからと信用せず、一度電話を切って確認することが大切です。
留守番電話に入っていた場合の安全な対応方法
今回のように留守番電話にメッセージが残っていた場合は、基本的には折り返し電話をしないことがおすすめです。用件に心当たりがない場合、無視して問題ないケースが多いです。
不安な場合は、電話番号が表示されているならインターネットで検索したり、公式機関の問い合わせ窓口へ直接確認したりしましょう。留守番電話の内容だけで相手へ連絡するのは避けてください。
また、固定電話の場合は「迷惑電話防止機能付き電話機」や、電話会社が提供する迷惑電話対策サービスを利用することで、同じような詐欺電話への対策になります。
詐欺電話か判断できない場合の相談先
不審な電話を受けて判断に迷った場合は、一人で対応せず第三者へ相談することが大切です。家族や知人に相談するだけでも、冷静に判断しやすくなります。
金銭を要求された、個人情報を伝えてしまった、相手から強い要求を受けた場合は、警察相談専用電話の「#9110」などへ相談しましょう。
特に高齢者を狙った特殊詐欺では、「今日中に対応しないと困る」など時間を急がせる特徴があります。焦らず、一度電話を切って確認する習慣を持つことが被害防止につながります。
まとめ|税関を名乗る自動音声電話には慎重な対応を
「名古屋税関です」「番号を押して職員につないでください」という留守番電話の内容は、公的機関を装った詐欺電話である可能性があります。
税関などの名前が出ると不安になりますが、電話の内容だけで信用せず、個人情報を伝えたり指示された番号を押したりしないことが重要です。
不審な連絡があった場合は、公式窓口から確認する、家族や相談窓口に相談するなど、落ち着いて対応することで詐欺被害を防ぐことができます。

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