Windows11を使っていて、Chromeなどのブラウザを複数開いたり、ソフトを同時に起動した時に画面がカクつく、動作が一瞬止まるという症状に悩む方は少なくありません。タスクマネージャーを見るとメモリ使用率が30%程度しかなく、原因が分からないケースもあります。
PCの動作の重さはメモリ使用率だけで判断できません。CPUやストレージ、バックグラウンド処理、電源設定、ドライバーなど複数の要因が関係しています。この記事では、Windows11でカクつきが発生する主な原因と改善方法を詳しく解説します。
メモリ使用率が低いのにPCがカクつく理由
パソコンの動作速度は、メモリ容量だけで決まるものではありません。メモリに余裕があっても、別の部分に負荷がかかっていると画面が一瞬止まることがあります。
例えば、Chromeを複数タブ開いている場合、メモリよりもCPU処理やGPU処理が負荷になっていることがあります。また、Windowsが裏側でアップデートやウイルスチェックを行っている場合も、一時的なカクつきの原因になります。
タスクマネージャーでは「メモリ」だけではなく、「CPU」「ディスク」「GPU」の使用率も確認することが重要です。
CPU使用率が高い場合に確認すること
PCがカクつく時にCPU使用率が100%近くになっている場合、処理能力が不足している可能性があります。
タスクマネージャーの「プロセス」タブを開き、CPUの項目をクリックすると、どのソフトが負荷をかけているか確認できます。
例えば、ブラウザを大量に開いている場合や、動画編集ソフト、ゲームランチャー、同期アプリなどがバックグラウンドで動作している場合があります。
不要なアプリを終了したり、Windows起動時に自動で立ち上がるソフトを減らすことで改善する場合があります。
ストレージ使用率100%によるカクつき
メモリに余裕があるのに動作が重い場合、ストレージが原因になっていることがあります。特にHDDを搭載したPCでは、Windows11の処理によって一時的に動作が遅くなることがあります。
タスクマネージャーで「ディスク」の使用率を確認し、100%近くになっている場合はストレージ側の負荷を疑う必要があります。
例えば、HDD搭載PCからSSD搭載PCへ変更すると、Windowsの起動やアプリの反応速度が大きく改善するケースがあります。
Chrome使用時に重くなる原因と対策
Chromeは便利なブラウザですが、タブを大量に開くとCPUやメモリ、GPUに負荷がかかります。
使用していないタブを閉じる、不要な拡張機能を削除する、Chromeの設定で「メモリセーバー」を有効にすることで負荷を減らせます。
例えば、動画サイトを複数開いた状態でゲームや別ソフトを起動すると、ブラウザ側の処理が原因で一瞬画面が止まることがあります。
グラフィックドライバーやGPU設定を確認する
ゲームは問題なく動作するのに、普段の操作だけカクつく場合は、GPUやグラフィックドライバーが関係していることがあります。
グラフィックドライバーが古い場合、Windows11との相性によって画面描画が不安定になることがあります。
NVIDIAやAMD、Intelなど使用しているグラフィック機能に合わせて、公式サイトから最新ドライバーへ更新すると改善する場合があります。
Windows11の電源設定を見直す
ノートパソコンの場合、省電力設定になっていることでCPU性能が制限され、動作がカクつくことがあります。
「設定」から電源とバッテリーを開き、電源モードを確認してください。高いパフォーマンス設定に変更すると、処理速度が改善する場合があります。
ただし、高性能設定では消費電力や発熱が増えるため、ノートPCではバッテリー残量や温度にも注意が必要です。
PC内部の温度上昇による性能低下
PCは内部温度が高くなると、故障を防ぐために自動的に性能を落とします。これをサーマルスロットリングと呼びます。
クリーニングやグリス交換を行っても改善しない場合でも、冷却ファンの回転状態やCPU温度、GPU温度を確認することが大切です。
例えば、起動直後は快適なのに数十分後からカクつく場合は、熱による性能低下の可能性があります。
改善しない場合に確認したいPCの性能
設定変更やメンテナンスをしても改善しない場合、PCの基本性能がWindows11や利用環境に合っていない可能性があります。
確認したいポイントは以下の通りです。
・CPUの世代や性能
・メモリ容量(8GB以上が推奨されることが多い)
・ストレージがSSDかHDDか
・GPU性能
・PC購入からの年数
特に古いCPUやHDD搭載PCでは、メモリ使用率が低くても処理全体が遅く感じることがあります。
まとめ
Windows11でPCがカクつく場合、メモリ使用率が低いからといって問題がないとは限りません。CPU、ストレージ、GPU、温度、バックグラウンド処理など、さまざまな原因が考えられます。
まずはカクつく瞬間にタスクマネージャーでCPU・ディスク・GPUの使用率を確認し、負荷の高い場所を特定することが解決への近道です。
ゲームが動作している場合でも、普段のブラウザ操作や複数ソフト使用時だけ問題が出るケースもあります。原因を一つずつ確認することで、買い替えをせず改善できる可能性があります。


コメント