ゲーム中にブラウザや別ゲームを同時起動した際、PCが突然フリーズして強制再起動してしまう症状は、自作PCでは比較的よくあるトラブルのひとつです。特に高性能なCPUやGPUを搭載した構成では、単純な温度上昇だけではなく、電源供給、メモリ、BIOS設定、ドライバーなど複数の原因が考えられます。
ゲーム単体では問題なく動作するものの、複数アプリを同時に使用した時だけ落ちる場合は、負荷の種類が変化したタイミングで不安定要素が表面化している可能性があります。この記事では、原因を切り分けるために確認すべき項目を順番に解説します。
ゲームとブラウザ同時起動で強制再起動する主な原因
ゲーム単体では安定しているのに、ブラウザや別ゲームを追加すると再起動する場合、PC全体の消費電力やメモリ使用量が増えたことで問題が発生している可能性があります。
特にFF14のような長時間GPUを使用するゲームと、別の3Dゲームを同時起動すると、CPU・GPU・メモリ・電源ユニットすべてに高い負荷がかかります。
代表的な原因としては以下があります。
- 電源ユニットの容量不足や品質問題
- メモリの不安定動作
- CPUの電圧やBIOS設定による不安定化
- GPUドライバーやグラフィック設定の問題
- Intel第13世代・第14世代CPUの電圧問題
Intel Core i7-14700KFで確認したいCPU設定
i7-14700KFを使用している場合、Intel第14世代CPU特有の不安定動作について確認する価値があります。
一部の第13世代・第14世代Intel Coreシリーズでは、高負荷時の過剰な電力設定や電圧制御が原因でゲーム中にクラッシュする問題が報告されました。そのため、BIOSアップデートだけではなく、マザーボード側の電力制限設定も確認する必要があります。
確認するポイントとしては、BIOS内のCPU設定で以下を確認します。
- Intel Default Settingsが適用されているか
- Enhanced Multi-Core Performanceなどの自動OC設定が無効か
- CPU電力制限(PL1・PL2)が過剰になっていないか
- CPU電圧を手動で盛っていないか
例えば、マザーボードメーカーによっては初期状態でCPU性能を最大化する設定になっている場合があります。ベンチマークでは高性能になりますが、長時間ゲームでは不安定になることがあります。
電源ユニットが原因の場合に確認すること
RTX4080 SUPERとi7-14700KFの組み合わせでは、電源ユニットの品質が非常に重要です。
ゲーム単体では問題なくても、複数ゲームやブラウザ処理が重なった瞬間に電力変動が発生し、電源保護機能が働いて再起動するケースがあります。
確認したい項目は以下です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 電源容量 | 850W以上が推奨される構成 |
| 規格 | 80PLUS認証やATX 3.0対応を確認 |
| GPU電源ケーブル | RTX4080 SUPERの接続状態を確認 |
特にRTX40シリーズでは瞬間的な電力変動があるため、容量だけでなく電源ユニット自体の品質も重要になります。
メモリ32GBでも不安定になる場合の確認方法
メモリ容量が32GBあっても、動作設定が不安定だとPCが突然再起動することがあります。
特にXMPやEXPOなどのメモリ高速化設定を利用している場合、ゲーム単体では動いていても複数アプリ使用時にエラーが出ることがあります。
以下の方法で確認できます。
- BIOSでXMPを一度OFFにして試す
- メモリクロックを標準設定に戻す
- Windowsメモリ診断やMemTest86を実行する
例えばDDR5メモリを高速設定で使用している場合、数時間程度では問題が出なくても、複数ソフトを同時利用した時だけエラーになるケースがあります。
GPUドライバーやグラフィック設定の確認
RTX4080 SUPER環境では、GPUドライバー関連の問題も確認しておく必要があります。
ドライバー更新後に問題が発生した場合は、単純なアップデートではなく、一度完全削除してから入れ直すことで改善することがあります。
確認方法としては、以下を試します。
- NVIDIAドライバーをクリーンインストールする
- GPUのオーバークロック設定を解除する
- GeForce ExperienceのオーバーレイをOFFにする
- ブラウザのハードウェアアクセラレーションをOFFにする
ChromeやEdgeもGPUを使用するため、ゲームとブラウザを同時利用するとGPU負荷やVRAM使用量が増える場合があります。
原因特定のために確認する順番
原因不明の強制再起動は、いきなり部品交換をするよりも順番に切り分けることが重要です。
おすすめの確認順は以下です。
- BIOSをIntel推奨設定へ戻す
- XMPをOFFにして動作確認する
- GPUドライバーをクリーンインストールする
- 電源容量と接続を確認する
- メモリテストを実行する
- イベントビューアーでエラー内容を確認する
Windowsのイベントビューアーで「Kernel-Power 41」が記録されている場合、突然電源が落ちたことを示します。ただし、これは原因ではなく結果を示すものなので、電源・CPU・メモリなどを個別に調査する必要があります。
まとめ
ゲームとブラウザ、別ゲームを同時起動した時だけ自作PCが強制再起動する場合、CPU温度だけを見るのでは原因を特定できません。
i7-14700KFとRTX4080 SUPERという高性能構成では、CPU設定、電源ユニット、メモリ設定、GPUドライバーなど複数のポイントを確認することが重要です。
特にIntel第14世代CPUを使用している場合は、BIOSを最新化するだけでなくIntel標準設定になっているか確認し、XMP無効化や電源設定の見直しを行うことで改善する可能性があります。焦らず一つずつ設定を変更し、どの条件で再起動が発生するかを切り分けることが解決への近道です。


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