フルマラソンでサブ3.5(3時間30分切り)を目指す場合、練習中に「今どのくらいのペースで走っているのか」を把握することは重要です。一定のペースで走るのが苦手なら、腕を見るだけでペースを確認できるGPS対応スマートウォッチが役立ちます。
サブ3.5の平均ペースは単純計算で1kmあたり約4分59秒です。そのため、本番だけでなく普段のペース走やロング走でも、1kmごとのラップや現在のペースを確認しながら走れるモデルを選ぶと練習しやすくなります。
予算が2万円以下でも、現在はGPSを本体に搭載し、ランニング中のペース・距離・心拍数などを記録できる製品があります。特におすすめしやすいのがAmazfit Bip 6やRedmi Watch 5などのGPS搭載モデルです。この記事では、スマートフォンを持って走る場合も含め、ランニング用スマートウォッチを選ぶポイントを解説します。
- サブ3.5を目指すなら「GPS内蔵」と「ペース表示」を重視する
- 2万円以下ならAmazfit Bip 6がランニング用途で有力
- Redmi Watch 5も2万円以下で検討しやすい
- HUAWEI WATCH FITシリーズも価格次第では候補
- サブ3.5狙いなら「現在のペース」だけでなくラップを見る
- サブ3.5は1km何分ペースなのか
- スマホを持って走る場合でもGPS内蔵モデルがおすすめ
- 「防水」は5ATMを目安にすると選びやすい
- 2万円以下のランニングウォッチで確認したい機能
- Amazfit Bip 6とRedmi Watch 5ならどちらを選ぶ?
- 本格的に走り続けるなら将来はランニングウォッチへの買い替えもあり
- まとめ:2万円以下でサブ3.5を目指すならAmazfit Bip 6が有力
サブ3.5を目指すなら「GPS内蔵」と「ペース表示」を重視する
ランニング用スマートウォッチを選ぶとき、通知や通話などのスマート機能より先に確認したいのがGPSです。GPSを搭載したモデルなら、屋外ランニングの移動距離やルートを測定し、それをもとにペースを確認できます。
特にサブ3.5を目標にしている場合は、単に「今日は10km走った」と記録できるだけではなく、走行中にペースを確認できることが重要です。ペース走なら「今日は5:00/km前後を維持する」といった目標を設定し、腕時計を見ながら速すぎたり遅すぎたりしないよう調整できます。
また、1kmごとのラップタイムを確認できれば、「最初の3kmだけ速すぎた」「後半に10秒ずつ落ちている」といった傾向も分かります。一定ペースが苦手なランナーほど、GPSウォッチによる数値の確認は練習との相性が良いといえます。
2万円以下ならAmazfit Bip 6がランニング用途で有力
予算2万円以下でランニング機能を重視するなら、候補にしやすいのがAmazfit Bip 6です。Amazfit日本公式オンラインストアでは14,800円で販売されており、予算内に十分収まります。[参照:Amazfit日本公式「Amazfit Bip 6」]
Bip 6はGPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSの5衛星測位に対応し、本体だけで位置情報を測定できます。防水グレードは5ATMです。ランニング中にスマートフォンを持っていても、時計本体にGPSがあるため、ランニングウォッチとして使いやすい構成です。
さらにランニング向け機能として、屋外ランニング、トラックランモード、スマート軌道修正に加え、仮想ペーサーにも対応しています。一定ペースで走るのが苦手な人にとって、価格以上に注目したい機能です。
Amazfit Bip 6の仮想ペーサーが便利
仮想ペーサーは、設定した目標ペースを基準に走るための機能です。例えばサブ3.5を意識したペース走なら、目標に合わせてペースを設定し、自分が基準に対してどのように走っているか確認しながら練習できます。
サブ3.5では平均すると1kmを約4分59秒で走り続ける必要があります。ただし、本番の目標ペースとすべての練習のペースを同じにする必要はありません。ゆっくり走る日、テンポ走、インターバル、ロング走など、練習目的に合わせてペースを変えることが重要です。
Bip 6はZeppアプリを使ったトレーニングテンプレートや、時計側でのインターバルトレーニングにも対応しています。公式仕様ではVO2Max、完全回復時間、トレーニング負荷・効果などを確認できるPeakBeatsにも対応しており、単純な歩数計タイプよりランニング練習へ活用しやすい製品です。
Redmi Watch 5も2万円以下で検討しやすい
もう一つ候補になるのがXiaomiのRedmi Watch 5です。販売価格は店舗や時期によって変動しますが、2万円以内で購入できることがあるGPS搭載スマートウォッチです。
Redmi Watch 5はGNSSを内蔵しているため、屋外ランニングの位置情報をウォッチ側で取得できます。5ATMの防水性能にも対応しているため、「2万円以下」「防水」という条件にも合わせやすいモデルです。[参照:Xiaomi公式「Redmi Watch 5」]
2.07インチのAMOLEDディスプレイを搭載しているため、ランニング中に数値を確認しやすいのも特徴です。普段使いのスマートウォッチとしても使いつつ、ランニングの距離やペースを記録したい場合には候補になります。
HUAWEI WATCH FITシリーズも価格次第では候補
ランニング用途ではHUAWEI WATCH FITシリーズも人気のある選択肢です。GPSを利用した屋外ランニングに対応し、軽量な本体と見やすいディスプレイを備えているため、ランニングと普段使いを兼用しやすいシリーズです。
ただし、モデルや販売時期によって2万円を超えることがあります。型落ちモデルやセールなどで2万円以内になっている場合には比較対象にするとよいでしょう。価格だけでなく、購入するモデルがGPSと必要なランニング機能に対応しているか確認してください。
スマートウォッチは頻繁に新モデルが登場するため、特に旧モデルは価格変動が大きくなります。「定価が2万円以下か」だけではなく、購入時点での実売価格を確認することが大切です。
サブ3.5狙いなら「現在のペース」だけでなくラップを見る
GPSウォッチを購入したら、走っている最中の瞬間的なペースだけを見るのではなく、1kmごとのラップも活用するとペース管理がしやすくなります。
GPSから計算される現在ペースは、GPSの測位状況などによって多少上下することがあります。例えば実際にはほぼ一定速度で走っていても、時計を見るたびに「4:52/km」「5:07/km」「4:57/km」のように変化することがあります。この数字に毎回反応すると、逆にペースが乱れやすくなります。
そこで、現在ペースに加えて平均ペースや1kmごとのラップを確認するのがポイントです。例えば5:00/km前後を狙ったペース走で1kmのラップが4:58、5:01、4:59と並んでいれば、瞬間的なペース表示が多少変動していても、かなり安定して走れていると判断できます。
サブ3.5は1km何分ペースなのか
フルマラソンの距離42.195kmを3時間30分で割ると、平均ペースは1kmあたり約4分59秒です。ただし、3時間30分ちょうどのペースでは給水、コースの混雑、GPSの距離誤差などによって余裕がほとんどありません。
そのため本番では、自分の走力やコース条件を踏まえて若干の余裕を持った目標を設定する考え方があります。ただし、スタート直後から必要以上に速く走ると後半の失速につながるため、「貯金を作ろう」とオーバーペースになるのは注意が必要です。
スマートウォッチは、このオーバーペースを防ぐ道具としても便利です。スタート直後に気分が上がって4:30/kmなどで走ってしまっていることに気付けば、早い段階でペースを修正できます。
スマホを持って走る場合でもGPS内蔵モデルがおすすめ
ランニング中に必ずスマートフォンを携帯するのであれば、スマホのGPSを利用するタイプの安価なスマートバンドを選ぶ方法もあります。しかし、マラソン練習を目的に購入するなら、予算内であればGPS内蔵モデルを優先することをおすすめします。
スマホを携帯する目的は、音楽、連絡、電子決済、緊急時の電話などにもあります。位置情報の計測までスマートフォンへ依存する必要はありません。GPS内蔵ウォッチなら、スマホとの接続状況に左右されにくく、ウォッチ単体でランニング記録を取りやすくなります。
また、将来的に「短い練習ならスマホを持たずに走りたい」と思ったときにもGPS内蔵モデルなら対応しやすくなります。2万円以内でもGPS搭載製品が購入できる現在では、ランニング目的ならGPS内蔵を一つの基準にするとよいでしょう。
「防水」は5ATMを目安にすると選びやすい
ランニング用スマートウォッチでは防水性能も重要です。ランニング中は突然の雨だけでなく、大量の汗が時計に付着します。そのため、日常生活用の最低限の防滴性能より、5ATMなど明確な防水性能が示された製品を選ぶと安心です。
Amazfit Bip 6はISO 22810:2010に基づく5ATMの防水性能を備えており、メーカーは飛沫、雪、シャワー、水泳などへの対応を案内しています。[参照:Amazfit日本公式]
ただし、防水だからといって熱い風呂やサウナなどあらゆる環境で使えるわけではありません。防水性能にはメーカーごとの使用条件があるため、購入した製品の取扱説明書に従って使用してください。
2万円以下のランニングウォッチで確認したい機能
価格だけで選ぶと、「スマートウォッチではあるけれどランニングには使いにくかった」ということがあります。サブ3.5を目標にするなら、購入前に以下のような機能を確認しておくと失敗しにくくなります。
| 確認したい機能 | ランニングでのメリット |
|---|---|
| GPS・GNSS内蔵 | 距離・ルート・ペースをウォッチ側で計測しやすい |
| リアルタイムのペース表示 | 速すぎ・遅すぎを走行中に修正できる |
| オートラップ | 1kmごとのタイムを確認しやすい |
| 平均ペース | 瞬間的なGPSの変動に振り回されにくい |
| 心拍計 | 運動強度を把握する参考になる |
| インターバルトレーニング | 疾走と休息を繰り返す練習に便利 |
| 仮想ペーサー | 目標ペースを意識して走りやすい |
| 5ATM防水 | 汗や雨を気にせず使いやすい |
すべての機能が必須というわけではありませんが、GPS、ペース表示、ラップ、防水の4点は優先度が高いと考えてよいでしょう。
Amazfit Bip 6とRedmi Watch 5ならどちらを選ぶ?
どちらも2万円以下で購入しやすいGPS搭載スマートウォッチですが、マラソン練習を主目的にするならAmazfit Bip 6が特に選びやすいでしょう。
| 比較項目 | Amazfit Bip 6 | Redmi Watch 5 |
|---|---|---|
| 価格帯 | 14,800円(公式価格) | 2万円以下で販売されることがある |
| GPS/GNSS | ○ | ○ |
| 防水 | 5ATM | 5ATM |
| 心拍計 | ○ | ○ |
| 仮想ペーサー | ○ | 購入時に必要機能を要確認 |
| インターバルトレーニング | ○ | 利用したい内容を要確認 |
Amazfit Bip 6はメーカーが「高度なランニングサポート」としてトラックラン、スマート軌道修正、仮想ペーサーを明記している点が強みです。また、Zepp Coachでは3K、5K、10K、ハーフ、フルマラソン向けのランニングプランも用意されています。
一方、普段使いの大画面スマートウォッチとしての使いやすさも重視するならRedmi Watch 5も魅力があります。どちらを選ぶ場合でも、購入時点の価格とスマートフォンへの対応状況を確認しましょう。
本格的に走り続けるなら将来はランニングウォッチへの買い替えもあり
2万円以下という予算ならAmazfitやXiaomiなどが有力ですが、今後さらに本格的にマラソンへ取り組むようになれば、GarminやCOROSなどランニング・スポーツ用途を重視したGPSウォッチも選択肢になります。
こうしたランニングウォッチには、モデルによって詳細なトレーニング分析、リカバリー管理、ナビゲーションなどがあります。ただし、新品で2万円を超える製品も多いため、最初から無理に高価なモデルを買う必要はありません。
まず2万円以下のGPSウォッチでペース管理を習慣化し、「もっと詳細なデータが欲しい」「大会でもより本格的に使いたい」と感じてからステップアップする方法でも十分です。
まとめ:2万円以下でサブ3.5を目指すならAmazfit Bip 6が有力
フルマラソンでサブ3.5を目指し、一定ペースで走る練習をしたい場合には、GPSを内蔵し、走行中のペースやラップを確認できるスマートウォッチが役立ちます。防水については5ATMを一つの目安にすると選びやすいでしょう。
2万円以下という条件では、Amazfit Bip 6が特に有力な候補です。日本公式価格14,800円で、5衛星測位、5ATM防水、トラックラン、インターバルトレーニング、仮想ペーサーなどランニングに役立つ機能を備えています。Redmi Watch 5も予算内で比較しやすいGPS搭載モデルです。
サブ3.5の平均ペースは約4分59秒/kmですが、練習では毎回この速度で走る必要はありません。スマートウォッチのペース、ラップ、心拍数などを活用し、練習目的に合わせた速度で走ることが大切です。一定ペースが苦手なら、最初は時計を頻繁に見るより1kmごとのラップを確認しながら感覚を身につけていくと、スマートウォッチをより効果的に活用できます。


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