ahamoは店内で電波が悪い?東京でも圏外になる原因と確認したい対処法

スマートデバイス、ガラケー

ahamoを利用していて、屋外では普通に通信できるのに、飲食店や商業施設などの店内へ入った途端にアンテナ表示が減ったり、通信速度が極端に遅くなったり、圏外になったりすることがあります。東京のように基地局が多い地域でも、建物の構造や利用している周波数、端末の対応バンド、周辺の混雑状況などによって屋内の通信品質は大きく変わります。

重要なのは、ahamoだからドコモとは別の弱い回線を使っている、という仕組みではないことです。ahamoはドコモの4G・5Gネットワークを利用しており、公式にもドコモの他料金プランと基本的に同じ通信回線であることが案内されています。そのため、店内でつながりにくい場合は料金プランだけでなく、場所・建物・周波数・スマートフォンなどを切り分けて考える必要があります。

ahamoはドコモと違う電波を使っているわけではない

ahamoはNTTドコモが提供している料金プランで、国内ではドコモの4Gおよび5Gネットワークを利用します。ahamo公式サイトでも、ahamoとドコモは基本的に同じ通信回線であり、通信エリアや通信品質についてドコモの他プランとの違いはないと説明されています。

したがって、ドコモからahamoへ料金プランを変更しただけであれば、単純に「ahamo専用の基地局に切り替わったから店内で弱くなった」と考えるのは適切ではありません。[参照]

一方、ahamoへの変更と同時にスマートフォンを変更した、SIMフリー端末へ交換した、といった場合には事情が変わります。端末によって対応している周波数帯が異なるためです。ahamoも、ドコモ以外の端末ではドコモが利用する周波数帯への対応状況によって利用可能エリアが異なる場合があると案内しています。[参照]

店内に入ると電波が悪くなる主な理由

携帯電話の電波は、周波数によって建物への入り込みやすさが異なります。一般的に高い周波数の電波ほど高速・大容量通信に向いている一方、壁などの障害物の影響を受けやすくなります。そのため、屋外では5Gで快適なのに、建物の奥へ進むと電波が弱くなることがあります。

特に地下店舗、鉄筋コンクリートの建物、窓の少ない大型商業施設、ビルの中央部などでは、屋外基地局からの電波が届きにくくなることがあります。同じ店でも「入口ではつながるのに奥の席では圏外に近い」という現象が起きるのは珍しくありません。

例えば屋外でアンテナ表示が十分ある状態から店舗へ入り、入口付近では通信できるものの、地下フロアや建物中央へ移動すると急激に電波が弱くなるのであれば、料金プランそのものより屋内への電波の入り込み方が影響している可能性があります。

東京だから必ず電波が強いとは限らない

東京は基地局の多い地域ですが、「都市部=どこでも電波が強い」というわけではありません。高層ビルや地下街、駅、商業施設など電波を遮る構造物が多いうえ、利用者が非常に多い場所では通信が混雑する場合もあります。

また、アンテナ表示と実際の通信速度は必ずしも一致しません。アンテナが数本表示されているのにWebページが開きにくい場合は、単純な電波強度だけでなく、その場所でのネットワーク混雑なども考える必要があります。

反対に、アンテナ表示そのものが店へ入った瞬間に大きく減り、最終的に圏外になる場合は、通信混雑というよりも、その場所まで利用可能な電波が十分届いていない可能性を考えやすくなります。

まず試したい簡単な対処法

特定の店内で突然通信できなくなった場合は、最初に機内モードを一度オンにし、数秒待ってからオフにしてみます。スマートフォンが周辺の基地局をつかみ直すことで改善することがあります。端末の再起動も基本的な切り分け方法です。

5G利用中に不安定になる場合は、端末の設定で一時的に4G/LTEを優先して挙動を比較する方法もあります。4Gへ切り替えることで必ず改善するわけではありませんが、「5Gでは不安定だが4Gでは安定する」という状況なら原因を絞り込む材料になります。

店が提供している信頼できるWi-Fiがある場合は、Wi-Fiを利用する方法も現実的です。ただし、パスワードのない公衆Wi-Fiでは重要な個人情報を扱う通信に注意し、提供元を確認してから接続するのが安全です。

スマートフォンの対応バンドも確認する

ahamoで使用する端末によっては、ドコモの周波数帯への対応状況が通信品質に影響します。特にドコモ以外で購入したAndroidスマートフォンや海外モデルなどを利用している場合は、端末仕様の対応周波数を確認しておきたいところです。

ahamo公式サイトでも、ドコモ以外の端末について、端末が実装している周波数帯とドコモの周波数帯が合っているか確認するよう案内されています。また、5Gについても対応周波数によって利用できるエリアが異なる可能性があります。[参照]

例えば、以前の端末では問題がなかったのに、ahamoへの変更とほぼ同じタイミングで別メーカーのスマートフォンへ変更してから屋内だけ弱くなったのであれば、「ahamoに変えたこと」だけでなく「端末を変えたこと」も比較する必要があります。

特定の場所だけ圏外になる場合は電波改善の相談もできる

自宅や職場など、いつも利用する建物の中でドコモの電波が弱い場合は、ドコモには電波状況について相談する窓口があります。屋内向けには、窓際まで届いている基地局の電波を増幅する「ドコモレピータ」などの電波改善策も案内されています。[参照]

ドコモレピータはLTEの電波を屋内で改善する装置で、ahamo契約者も利用可能と公式に案内されています。改善範囲はおおむね一部屋程度とされているため、自宅や職場など決まった場所で圏外になりやすい場合には選択肢になります。[参照]

飲食店やショッピング施設など自分が管理していない場所では利用者側で設備を設置することはできませんが、「この店だけ弱い」「この駅周辺では毎回圏外になる」など、発生場所を記録しておくと状況を切り分けやすくなります。

ahamoから他社へ乗り換えるべきか判断するポイント

電波は生活圏との相性が非常に重要です。全国的なエリアの広さだけを比較しても、自宅、勤務先、通勤経路、よく利用する店舗でつながらなければ、本人にとって使いやすい回線とはいえません。

特定の1店舗だけで圏外になる程度なら、その建物固有の問題である可能性があります。一方で、自宅・職場・駅・複数の店など普段利用する場所で繰り返し通信できなくなるのであれば、別キャリアの回線を試す価値があります。

いきなりメイン回線を乗り換えるのが不安なら、対応端末であれば他社のeSIMやサブ回線を短期間利用し、同じ場所で電波状況を比較する方法もあります。実際の生活圏で比較すれば、広告上の人口カバー率だけでは分からない相性を確認できます。

まとめ:ahamoで店内の電波が悪いときは場所と端末を切り分ける

ahamoはドコモの4G・5Gネットワークを利用しているため、「ahamoだけ別の弱い電波を使っている」と考える必要はありません。ただし、建物内部では壁や地下構造などの影響で電波が弱くなり、東京でも圏外になる場所はあり得ます。

店内で通信できない場合は、機内モードのオン・オフ、端末再起動、4Gと5Gの切り替え、対応周波数の確認などを順番に試すと原因を整理しやすくなります。自宅や職場で恒常的に弱い場合には、ドコモの電波改善相談を利用する方法もあります。

そして最も重要なのは、自分が日常的に利用する場所で安定して通信できるかです。複数の生活圏で頻繁に圏外や通信不能が発生し、端末側の問題でもないことを確認できた場合は、他社回線を同じ場所で試してから乗り換えを検討すると失敗を減らせます。

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