iPadでFODの動画を大画面・全画面で視聴していると、画面上部に時間や日付、Wi-Fi、バッテリー残量などが表示されたままになり、映像に集中しにくいことがあります。これらはFODが映像に重ねて表示している情報ではなく、基本的にはiPadOSのステータスバーにあたる表示です。そのため、FOD側の設定だけを探しても解決しないケースがあります。
一方、通常の全画面動画再生ではステータスバーが隠れることもあるため、常に表示されている場合は、FODの再生状態やiPadのウインドウ表示、アプリの一時的な不具合などを切り分けることが重要です。ここでは、表示の仕組みから実際に試したい対処方法まで順番に解説します。
画面上部の時間やバッテリー残量はiPadのステータスバー
iPadの画面上部に表示される時刻、Wi-Fiの状態、バッテリーなどはiPadOSが管理するステータス情報です。Appleも、iPadについての情報が画面上部のステータスバーに表示されることを案内しています。[参照]
つまり、FODを視聴しているときに上部へ時刻やバッテリー残量が見えていても、FODの字幕や再生情報が表示されているわけではありません。アプリがどのような画面表示を行っているかによって、iPadOSのステータスバーが見える場合と隠れる場合があります。
なお、バッテリー残量のパーセント表示については、iPadの「設定」→「バッテリー」→「バッテリー残量(%)」からオン・オフを変更できます。ただし、これはパーセント表示だけを変更する設定であり、時刻などを含めたステータスバー全体を動画視聴時だけ強制的に消す設定ではありません。[参照]
まずFODの「全画面表示」になっているか確認する
最初に確認したいのが、単に映像を大きく表示している状態なのか、FODのプレーヤーを全画面表示にしているのかという違いです。見た目が似ていても、この2つは同じとは限りません。
FODの公式ヘルプでは再生画面に全画面表示の操作が用意されており、全画面表示から再度操作すると通常の再生画面へ戻る仕組みが案内されています。[参照]
再生中に画面を一度タップしてプレーヤーの操作ボタンを表示し、全画面表示のボタンがある場合はそこから切り替えてみましょう。すでに全画面になっているように見える場合も、いったん通常表示へ戻してから、もう一度全画面へ切り替えると表示状態が正常に戻ることがあります。
画面を一度タップして再生コントロールを消してみる
動画アプリでは、画面をタップした直後には再生・一時停止やシークバーなどの操作パネルが表示され、しばらく操作しないと自動的に消える場合があります。そのため、ステータスバーが気になる場合は、まず動画の中央付近を一度タップし、そのまま数秒待ってみるのが簡単な確認方法です。
例えば、動画を全画面にした直後に画面を何度もタップしていると、再生コントロールが表示された状態が続くことがあります。そこで一度だけタップして操作パネルを閉じ、画面に触れずに待ちます。
それでも上部の時刻やバッテリー表示だけが残る場合は、単なる再生コントロールの表示ではなく、アプリまたはiPadOS側の表示状態が関係している可能性があります。
iPadのウインドウ表示やマルチタスク機能も確認する
新しいiPadOSでは、アプリを従来の固定された全画面だけでなく、ウインドウとして表示できる機能があります。Appleの案内では、「設定」→「マルチタスクとジェスチャ」から「ウインドウ表示アプリ」「フルスクリーンアプリ」「ステージマネージャ」などの表示方式を変更できます。[参照]
FODを全画面にしたつもりでも、アプリ自体がウインドウ表示になっている場合は、期待している「動画だけの全画面」とは表示が異なることがあります。切り分けのため、一度「フルスクリーンアプリ」に切り替えてからFODを起動し直し、同じ動画を再生してみる方法があります。
ステージマネージャを利用している場合も同様です。Appleではコントロールセンターまたは「設定」→「マルチタスクとジェスチャ」からステージマネージャを切り替えられると案内しています。[参照]
消えない場合はFODアプリを終了して再起動する
以前は正常に全画面表示できていたのに突然ステータスバーが残るようになった場合は、設定の問題ではなくFODアプリの一時的な表示不具合という可能性もあります。この場合、設定を大きく変更する前にアプリを終了して起動し直すのが無難です。
FODを終了したら再度アプリを起動し、同じ作品を再生して全画面表示を試します。それでも変化がなければ、iPad本体を再起動してから確認します。
さらに、App StoreでFODアプリの更新が提供されていないか、iPadOSに更新がないかも確認しておくとよいでしょう。アプリやOSのアップデート後に表示仕様が変わることもあるため、「以前は消えていた」という場合には特に確認する価値があります。
Safari版とFODアプリ版で表示を比較する方法もある
問題の切り分けには、普段FODアプリで見ているならSafariからFODを開いてみる、Safariで見ているならFODアプリで試してみる方法もあります。両方で同じ表示になるのか、一方だけで発生するのかを確認するためです。
例えばFODアプリだけで上部表示が残り、Safariでは正常に隠れるのであれば、iPad本体そのものよりFODアプリ側の表示処理が関係している可能性が高くなります。反対に複数の動画サービスやアプリでも同じ現象が起きる場合は、iPadOS側の表示設定や現在のマルチタスク状態を確認する手掛かりになります。
このように「別の再生方法でも同じ現象が起きるか」を試すと、原因をかなり絞り込めます。
時刻・日付などをユーザー設定で完全に非表示にできるとは限らない
重要なのは、iPadのステータスバーはOSが管理しており、一般的な設定として「FODを再生している間だけ時刻・日付・Wi-Fi・バッテリー表示をすべて強制的に非表示にする」という単純なスイッチが用意されているわけではない点です。
そのため、設定画面を探し続けるより、FOD側で正しく全画面再生になっているか、ウインドウ表示になっていないか、アプリに一時的な表示不具合が発生していないかを順番に確認するほうが現実的です。
また、FODやiPadOSのバージョンによって画面構成や挙動が変わる可能性があります。特定のバージョンでのみ発生している場合は、FODのアップデートで改善されるケースも考えられます。
まとめ:FODの全画面表示とiPad側の表示状態を順番に確認しよう
iPadでFOD視聴中に画面上部へ表示される時刻やバッテリーなどは、基本的にはiPadOSのステータスバーです。FODの映像そのものに埋め込まれている情報ではありません。
まずはFODプレーヤーの全画面ボタンから正しく全画面表示にし、画面を一度タップして操作表示が消えるか確認します。それでも残る場合は、FODアプリの再起動、iPadの再起動、アプリとiPadOSの更新、ウインドウ表示・ステージマネージャの確認という順番で切り分けると効率的です。
特に「以前は表示されなかったのに突然出るようになった」というケースでは、故障と決めつける必要はありません。アプリの表示状態やアップデートによる挙動の変化も考えられるため、別の動画やSafari版でも同じ現象になるか確認しながら原因を絞り込むのがおすすめです。


コメント