Fire TV StickのVoiceViewでNetflixが数字や英語を読み上げる原因は?作品名を読まないときの対処法

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Fire TV Stickには、画面上で選択している項目を音声で案内するスクリーンリーダー「VoiceView」が搭載されています。Prime Videoでは作品名やエピソード、説明文まで自然に読み上げるのに、Netflixへ移動すると突然英語の数字を読み上げたり、作品名を読まなかったりすることがあります。

この場合、テレビやFire TV Stickが故障しているとは限りません。VoiceViewは画面に映っている文字を画像認識して読み上げているだけではなく、アプリ側からアクセシビリティ機能へ渡された情報を利用して、現在フォーカスしている項目を読み上げます。そのため、Prime VideoとNetflixで読み上げ方が異なることがあります。

Netflixだけで意味の分からない数字や英語が読み上げられる場合は、VoiceViewの日本語設定だけでなく、Netflixアプリ側のアクセシビリティ情報やアプリの一時的な不具合も切り分けることが重要です。ここでは数字が読み上げられる理由と、作品名などを正常に読み上げてもらうために試したい対処法を解説します。

Fire TV StickのVoiceViewとは?

VoiceViewはFire TVに搭載されているスクリーンリーダーです。Amazonによると、VoiceViewはメニューや設定などを移動するときに画面上のテキストを音声で読み上げるユーザー補助機能です。Amazon Fire TVのアクセシビリティ機能[参照]

Amazonの開発者向け資料でも、Fire TVではリモコンの上下左右などでフォーカスを移動すると、VoiceViewが現在フォーカスされている項目を自動的に読み上げる仕組みが説明されています。Amazon VoiceViewユーザー補助機能[参照]

ここで重要なのは、VoiceViewが単純に画面上の文字を左から右へ読んでいるわけではないことです。アプリ側がボタンや作品カードなどに適切な名前や説明を設定していれば「作品名、ボタン」のように分かりやすく読めますが、その情報が適切に渡されなければ不自然な読み上げになる可能性があります。

Netflixだけ英語の数字を読み上げるのはなぜ?

Netflix上でカーソルを移動したとき、「作品名ではなさそうな英語の数字」が読み上げられる場合、その数字が何を表しているのかは実際の画面・Fire TVの機種・Netflixアプリのバージョンなどを確認しなければ断定できません。少なくとも「数字だからエピソード番号」とは限りません。

考えられるのは、Netflixアプリ内のUI要素に付けられた情報をVoiceViewが読み上げているケースです。Amazonはアプリ開発者向けに、VoiceViewへ適切な情報を提供しないとユーザーにとって分かりにくい読み上げになる可能性があることを説明しています。Amazon・FireデバイスへのVoiceView実装[参照]

例えば、本来なら「映画A」という作品カードにフォーカスしたとき作品名が読み上げられるのが理想ですが、アプリ側から別の数値情報しかVoiceViewへ認識されていなければ、その数字が読まれる可能性があります。Prime Videoでは正常なのにNetflixだけで発生するのであれば、Fire TV全体のVoiceView設定よりNetflixアプリとの組み合わせを疑う材料になります。

Netflixはスクリーンリーダーに対応している

Netflix自体がスクリーンリーダー非対応というわけではありません。Netflix公式ヘルプでは、スクリーンリーダーを使って映画やドラマを検索・再生できると案内しています。スマートテレビ、ゲーム機、ストリーミングメディアプレーヤーなどについては、各デバイスに搭載されているスクリーンリーダーを利用する形になります。Netflix・スクリーンリーダーの使用方法[参照]

Netflixは過去にもTVアプリにおけるスクリーンリーダー関連の改善を実施しており、作品閲覧時のテキスト読み上げやボタン、作品詳細ページなどに関する修正履歴を公開しています。つまり、スクリーンリーダーでの操作はNetflix側でも想定されています。

一方でNetflixは、スクリーンリーダー自体はNetflixが管理するソフトウェアではないため、サービスとの組み合わせによって突然正常に動作しなくなる可能性があるとも案内しています。その場合はNetflixカスタマーサービスへの問い合わせが案内されています。Netflix・スクリーンリーダーの問題を報告する方法[参照]

作品名を読んだり数字になったりするならアプリを再起動する

同じNetflixでも「たまに作品名は読んでくれる」という状態なら、読み上げ機能が完全に非対応というより、NetflixアプリとVoiceView間の情報取得が安定していない可能性も考えられます。

まずNetflixを終了して開き直します。それでも変わらなければFire TV Stick自体を再起動してからNetflixを起動し、同じ作品一覧で読み上げを確認します。再起動はデータを初期化する操作ではないため、初期化より先に試せる対処法です。

また、NetflixアプリとFire TVのシステムが最新状態になっているか確認します。特定バージョン同士の組み合わせでアクセシビリティ関連の問題が発生している場合、アップデートによって改善する可能性があります。

VoiceViewを一度オフ・オンして確認する

VoiceView自体の状態をリセットする意味で、一度オフにしてから再度オンにする方法も試せます。Fire TVでは「設定」から「アクセシビリティ(ユーザー補助)」へ進み、VoiceViewを選択してオン・オフできます。メニュー名称はFire TVのバージョンによって多少異なる場合があります。

VoiceViewをオンにした後、まずFire TVホーム画面で正常に日本語が読まれるか確認します。次にPrime Video、最後にNetflixという順番で比較すると切り分けやすくなります。

例えばFire TVホームとPrime Videoでは「設定」「映画の作品名」などを正常に日本語で読み、Netflixだけ数字や不自然な英語になるなら、テレビの音声設定そのものよりNetflixアプリ側に絞って考えやすくなります。

Fire TVの言語設定も確認しておく

Netflixだけの問題に見えても、Fire TVの言語設定が意図した状態になっているかは確認しておきましょう。日本で日本語を中心に利用するなら、Fire TVの表示言語も日本語になっているか確認します。

ただし、Fire TVホームやPrime VideoをVoiceViewが正常な日本語で読み上げている状態なら、Netflixで数字を読む問題を単純に「Fire TVの言語が英語になっているから」と断定することはできません。

また、作品名そのものが英語表記でアクセシビリティ情報として渡されている場合は、VoiceViewが英語として読み上げることがあります。「英語で作品名を読むこと」と「意味の分からない数字だけを読むこと」は分けて考えたほうが原因を整理しやすくなります。

VoiceViewとNetflixの音声ガイドは別の機能

混同しやすいのが「VoiceView」と「音声ガイド」です。VoiceViewはNetflixのメニュー、作品一覧、ボタンなどを操作するためのスクリーンリーダーです。一方、Netflixの音声ガイドは映画やドラマの再生中に、登場人物の行動、表情、場面転換などをナレーションで説明する機能です。

機能 主な役割
VoiceView Fire TVのメニューや選択項目などを読み上げる
Netflixの音声ガイド 作品再生中の映像内容を音声で説明する
Alexa音声操作 声による検索や操作などに利用する

Netflixも音声ガイド付きの映画やドラマを提供しています。Netflixのアクセシビリティ機能[参照] 作品一覧でタイトルを読み上げてもらいたい場合に関係するのは、主としてFire TV側のVoiceViewとNetflixアプリのスクリーンリーダー対応です。

作品名を読むようにする専用設定はある?

Netflixの設定画面に「VoiceViewで数字ではなく作品名を読む」といった専用の切り替え項目が用意されているわけではありません。正常なアクセシビリティ情報がVoiceViewへ渡されれば、作品名や操作項目が読み上げられることが期待されます。

そのため対処するときは、作品名読み上げ用の設定を探し続けるより、VoiceViewの再起動、Fire TVの再起動、NetflixアプリとFire TVの更新確認を順番に行うほうが現実的です。

Netflixが公式にスクリーンリーダー利用をサポートしている以上、Netflixだけで継続的に意味不明な数字しか読まず、作品を選ぶことが困難な状態なら、仕様と決めつけずアクセシビリティ上の不具合として相談する価値があります。

改善しない場合は「数字そのもの」を記録して問い合わせる

再起動やアップデートを行っても改善しない場合は、Netflixへ問い合わせる際に症状を具体的に伝えると調査につながりやすくなります。「数字を読み上げる」だけではなく、可能であれば実際に読み上げられた数字をメモしておきましょう。

あわせて、Fire TV Stickのモデル、Fire OSのバージョン、Netflixアプリのバージョン、VoiceViewの言語、問題が発生する画面を記録します。「ホーム画面では正常」「Prime Videoでは日本語で作品名を読む」「Netflixの作品一覧だけ英語で数字を読む」「一部では英語の作品名を読む」といった比較情報も有用です。

Netflixはスクリーンリーダーが正常に機能しなくなった場合、カスタマーサービスへ連絡するよう公式に案内しています。Netflix・スクリーンリーダー問題の報告[参照]

まとめ:Netflixだけ数字を読むならVoiceViewとアプリの連携を切り分ける

Fire TV StickのVoiceViewは、カーソルが合った画面要素についてアプリから提供されたアクセシビリティ情報を利用して読み上げます。そのためPrime Videoでは作品名や説明を正常に読めても、Netflixでは異なる内容を読み上げることがあります。

Netflixで読み上げられる英語の数字については、実際の数字や画面を確認せずエピソード番号などと断定することはできません。Netflixだけで意味のない数字が読み上げられる場合は、VoiceViewを一度オフ・オンし、Fire TVを再起動して、NetflixアプリとFire TVを最新状態にしたうえで再確認するのがおすすめです。

Fire TVホームやPrime Videoでは正常なのにNetflixだけで繰り返し発生し、作品名を読み上げないため操作に支障がある場合は、Netflix側のスクリーンリーダー対応上の問題である可能性も考えられます。その際はFire TV Stickのモデルやソフトウェアバージョン、読み上げられる数字、発生する画面などを記録してNetflixへ報告すると、原因を切り分けやすくなります。

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