Austrian Audio OC16でゲーム実況・配信・歌ってみたを始める機材構成|XLRケーブルとオーディオインターフェースの選び方

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Austrian Audioの「OC16」を使ってゲーム実況、生配信、歌ってみたを始める場合、マイク本体だけではPCへ直接音声を取り込めません。OC16はUSBマイクではなく、XLR接続のコンデンサーマイクなので、基本的にはXLRマイクケーブルと48Vファンタム電源に対応したオーディオインターフェースが必要です。

ただし、「OC16専用ケーブル」を買う必要があるわけではありません。規格が合っていれば一般的な3ピンXLRマイクケーブルを使用できます。一方、オーディオインターフェースについては何でもよいわけではなく、マイク入力がXLRに対応し、48Vファンタム電源を供給できる製品を選ぶことが重要です。

さらに用途がゲーム実況なのか、生配信なのか、本格的な歌録音なのかによって、必要になる入力数、ループバック機能、モニター機能などが変わります。OC16を中心に、必要な周辺機器と選び方を整理します。

Austrian Audio OC16はどんなマイク?

OC16はAustrian Audioのラージダイアフラム・コンデンサーマイクです。メーカー公式仕様では指向性は単一指向性、周波数特性は20Hz~20kHz、最大音圧レベル148dB SPLで、接続端子は3ピンXLRです。Austrian Audio公式[参照]

特に重要なのが電源です。OC16は48Vファンタム電源を必要とし、消費電流は2.2mA未満とされています。そのため、PCの3.5mmマイク端子や単純なXLR変換ケーブルへ接続するだけでは正常に使用できません。

歌ってみたのボーカル録音だけでなく、声質を自然に収録したいゲーム実況や配信にも利用できます。ただしコンデンサーマイクは感度が高いため、キーボード音、PCファン、エアコン、部屋の反響なども拾いやすい点は理解しておきましょう。

OC16に必要な機材を最初に整理

PCでOC16を使う基本構成は、「OC16 → XLRケーブル → オーディオインターフェース → USBケーブル → PC」です。さらに実際の収録ではヘッドホンやマイクスタンドなども用意すると使いやすくなります。

機材 必要度 OC16でのポイント
OC16本体 必須 XLRコンデンサーマイク
XLRマイクケーブル 必須 XLRオス-XLRメスの3ピン
オーディオインターフェース 必須 48Vファンタム電源対応が必要
USBケーブル 必須 通常はインターフェースとPCを接続
ヘッドホン ほぼ必須 録音・配信中のモニター用
マイクスタンド/アーム 推奨 机からの距離を調整しやすい
ポップガード 歌では推奨 破裂音を抑えやすい
ショックマウント 環境次第 机や床から伝わる振動を抑える

この中で特に間違えやすいのがXLRケーブルとオーディオインターフェースです。端子が物理的につながるだけでなく、電気的な仕様まで合っている必要があります。

マイクケーブルはOC16専用品でなくてよい

OC16には標準的な3ピンXLR端子が採用されているため、一般的なXLRメス-XLRオスのバランスマイクケーブルを使用できます。マイク側へXLRメス、オーディオインターフェース側へXLRオスを接続する形です。

そのため、「Austrian Audio純正でないと音が出ない」「OC16専用ケーブルが必要」ということはありません。CANARE、MOGAMIなどのケーブルを使用しても、規格が合っていれば接続できます。

一方で、XLRから3.5mmステレオミニへ変換するだけのケーブルを使ってPCのマイク端子へ接続する方法は適していません。OC16には48Vファンタム電源が必要だからです。

XLRケーブルは高級品でないと音質が悪くなる?

家庭で1~3m程度の長さを使うのであれば、極端に高価なケーブルを購入する必要はありません。正常なバランス接続ができ、コネクターとケーブルの品質が一定以上であれば実用上十分です。

価格差よりも、コネクターが緩くないこと、ノイズが入らないこと、必要以上に長くしないこと、頻繁に抜き差ししても壊れにくいことを重視するとよいでしょう。

例えばデスク周りでマイクアームを使用するなら2~3m程度あると取り回しやすくなります。机のすぐ横にオーディオインターフェースを置くなら1~2mでも足りる場合があります。

オーディオインターフェースは何でもいいわけではない

OC16用のオーディオインターフェースで最優先したい条件は、XLRマイク入力と48Vファンタム電源への対応です。これを満たしていないインターフェースではOC16を正しく動作させられません。

さらにPCで配信・録音するなら、WindowsまたはMacへの対応、ヘッドホン出力、ダイレクトモニター、ドライバーの安定性なども確認します。ゲーム実況ならループバック機能の有無も便利さに影響します。

OC16のメーカー仕様ではマイクの出力インピーダンスは275Ω、推奨負荷インピーダンスは1kΩ超です。一般的な現行オーディオインターフェースのマイク入力なら大きな問題になりにくい条件ですが、購入前に仕様を確認しておくと安心です。Austrian Audio公式[参照]

歌ってみた重視ならScarlett 2i2のような機種が使いやすい

歌録音を中心に考えるなら、Focusrite Scarlett 2i2のような一般的なオーディオインターフェースが使いやすい選択肢です。Scarlett 2i2 第4世代は2基のマイクプリアンプ、ファンタム電源、ヘッドホン出力、ループバックを搭載しています。Focusrite公式[参照]

マイク入力のゲインレンジは69dBで、24bit/192kHz録音にも対応しています。OC16のようなコンデンサーマイクでボーカルを録る用途なら十分扱いやすい仕様です。

2入力あるため、将来的にマイクを2本使ったり、楽器を同時録音したりしたい場合にも余裕があります。ゲーム実況だけでなく歌ってみたの録音品質まで重視したい人には、このタイプが向いています。

生配信重視ならYamaha AG03MK2も候補

YouTube Live、Twitchなどの生配信を中心に考えるなら、Yamaha AG03MK2のようなライブストリーミング向けミキサーも候補です。AG03MK2にはXLR対応のマイク入力と+48Vファンタム電源があるため、OC16を接続できます。Yamaha公式[参照]

AG03MK2はUSBオーディオインターフェースとして利用できるほか、ループバック、コンプレッサー/EQ、リバーブ、ミュートなど配信向け機能を備えています。Yamaha公式仕様[参照]

ゲーム音、BGM、マイク音声を扱う配信では操作しやすい一方、本格的な歌録音だけが目的なら、Scarlettシリーズなど録音向けインターフェースとDAWを組み合わせる選択も有力です。

ゲーム実況ではループバック機能があると便利

ゲーム実況では自分のマイク音だけでなく、ゲーム音、Discordの通話音、BGMなど複数の音声を配信ソフトへ送ることがあります。このとき役立つのがループバック機能です。

ループバックを使えば、PC内で再生している音とマイク入力をまとめて配信ソフトへ送りやすくなります。ただしOBS Studioなどソフトウェア側で音声を個別に取り込める環境なら、必ずしもハードウェアのループバックが必須というわけではありません。

ゲーム実況では「ループバックがあるか」だけで製品を決めるのではなく、OBSでどのような音声構成を作る予定なのかまで考えて選ぶと無駄がありません。

ヘッドホンはPCではなくインターフェースにつなぐと便利

録音や配信では、オーディオインターフェースのヘッドホン端子へ有線ヘッドホンを接続する方法が一般的です。これにより自分のマイク音声やPCからの音を確認できます。

特に歌録音では「ダイレクトモニター」が便利です。これはマイクへ入った声をPC内のソフトウェア処理を経由せず、インターフェースから直接ヘッドホンへ返す機能で、遅延を感じにくくできます。

Bluetoothイヤホンは便利ですが、録音時には音声遅延が発生しやすいため、歌ってみたの録音では有線ヘッドホンのほうが扱いやすいでしょう。

OC16ならマイクアームやスタンドの耐荷重も確認する

OC16本体の重量は約335gです。これにショックマウントやポップガードを追加すると全体重量が増えるため、デスク用マイクアームを選ぶ場合は対応重量を確認します。Austrian Audio公式[参照]

ゲーム実況ならマイクアームを使い、口元から10~20cm程度の位置へ調整すると使いやすくなります。ただし距離は声量や部屋の反響によって調整が必要です。

歌録音では立って歌うこともあるため、床置きのブームマイクスタンドのほうが便利な場合があります。用途によってスタンドを選びましょう。

ポップガードは歌ってみたなら用意したい

ボーカル録音では「ぱ」「ば」などの発音で強い空気がマイクへ当たり、「ボフッ」という破裂音が録音されることがあります。これを抑えるために使われるのがポップガードです。

OC16は高感度なコンデンサーマイクなので、歌ってみた用途ではポップガードを用意すると録音しやすくなります。ゲーム実況でもマイクをかなり口元へ近づける場合には有効です。

ポップガードにもOC16専用品は必須ではありません。スタンドやアームに取り付けられる一般的な製品を利用できます。

コンデンサーマイクなので部屋の音響も重要

OC16のようなコンデンサーマイクへ予算をかけても、部屋の反響が強いと録音に「部屋鳴り」が入ります。またPCのファン、キーボード、エアコン、道路の騒音なども拾いやすくなります。

例えばゲーム実況でマイクを机の端に置き、自分から50cm以上離してゲインを大きくすると、声だけでなくキーボードや部屋の反響も大きく録音されます。マイクを適切に近づけ、ゲインを必要以上に上げないほうがクリアに録りやすくなります。

「高級なオーディオインターフェースへ替えれば生活音を拾わなくなる」というものではありません。マイク位置、部屋の吸音、PCとの距離などの改善も録音品質に大きく影響します。

48Vファンタム電源を使うときの基本

OC16を使用するときは、マイクとオーディオインターフェースをXLRケーブルで接続したうえで、インターフェース側の「48V」「+48V」「PHANTOM」などと表示された機能をオンにします。

抜き差しするときは、スピーカーやヘッドホンの音量を下げ、ファンタム電源をオフにしてから行うと安全です。接続中に大きな「ボン」というノイズが発生するのを避けられます。

OC16では48Vファンタム電源が必要なので、「XLR端子が付いている」だけでは不十分です。インターフェースの商品仕様に「+48V Phantom Power」などの記載があることを確認しましょう。

用途別の機材構成例

用途 構成例
ゲーム実況 OC16+XLRケーブル+48V対応USBオーディオインターフェース+マイクアーム+有線ヘッドホン+OBS
生配信 OC16+XLRケーブル+AG03MK2など配信向けインターフェース/ミキサー+ヘッドホン
歌ってみた OC16+XLRケーブル+Scarlett 2i2など+ポップガード+マイクスタンド+有線ヘッドホン+DAW
実況と歌の両方 OC16+XLRケーブル+48V・ループバック対応インターフェース+スタンド/アーム+ヘッドホン

ゲーム実況と歌ってみたの両方を1台でこなしたい場合は、48Vファンタム電源、十分なマイクゲイン、ヘッドホン端子、ループバックを備えたインターフェースを選ぶと使い回しやすくなります。

入力数については、マイク1本しか使わないなら1入力でも足ります。ただしギター、2本目のマイク、外部機器などを将来追加する可能性があるなら2入力モデルを選ぶ余地があります。

OC16購入時に最低限そろえるならこの4つ

すでにPCとヘッドホンを持っている場合、まず最低限必要になるのは「OC16」「XLRマイクケーブル」「48V対応オーディオインターフェース」「マイクスタンドまたはアーム」です。

歌ってみたを本格的に行うなら、ここへポップガードを追加します。録音ソフトは無料のものから始めることもでき、ゲーム実況・生配信ならOBS Studioなどを使用できます。

逆に、XLR-USBの安価な変換ケーブルだけを購入してOC16を直接PCへつなぐ構成は避けたほうがよいでしょう。必要な48V電源、マイクプリアンプ、A/D変換を適切なオーディオインターフェースに任せるのが基本です。

まとめ:OC16なら一般的なXLRケーブル+48V対応インターフェースを選べばよい

Austrian Audio OC16でゲーム実況、生配信、歌ってみたを行う場合、OC16専用ケーブルは必要なく、一般的な3ピンXLRマイクケーブルを使用できます。ただし単なる変換ケーブルではなく、マイクとオーディオインターフェースを接続するXLRメス-XLRオスのバランスケーブルを選びます。

オーディオインターフェースについては何でもよいわけではありません。OC16は48Vファンタム電源を必要とするため、XLRマイク入力+48Vファンタム電源対応が最低条件です。歌録音ならScarlett 2i2のような録音向け製品、生配信ならAG03MK2のような配信機能を備えた製品が候補になります。

さらにゲーム実況ではループバック、歌ってみたではダイレクトモニターやポップガード、長時間利用ではマイクアームなども重要です。最初に「OC16 → XLRケーブル → 48V対応オーディオインターフェース → PC」という基本構成を作り、その後、自分の配信・録音方法に合わせて周辺機器を追加すると失敗しにくいでしょう。

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