仕事や無人販売などで商品に電話番号を表示する必要がある場合、普段使っている番号とは別の連絡先を用意したいと考える人は少なくありません。個人の電話番号を不特定多数に公開したくない場合は、2つ目の電話番号を作る方法を検討すると安心です。
2台目の端末を購入する方法だけでなく、iPadにSIMを入れる方法や、格安SIM・IP電話サービスを利用する方法など、費用を抑えて番号を分ける選択肢があります。この記事では、それぞれの方法の違いやおすすめの使い分けについて解説します。
iPadにSIMを入れるだけでは電話番号として使えない場合が多い
まず注意したいのは、iPadにSIMカードを入れても、一般的なスマートフォンのように電話アプリで通話できるわけではないという点です。多くのiPadはデータ通信専用端末として設計されており、携帯電話回線を使った音声通話には対応していません。
例えば、セルラー版iPadに格安SIMを入れると、インターネット通信には利用できます。しかし、そのSIMに割り当てられた電話番号へ電話をかけたり、iPadから通常の携帯電話番号として発信したりする用途には向いていません。
そのため、無人販売の商品に貼る番号として「電話を受けたい」「問い合わせ対応をしたい」という目的であれば、iPadへSIMを入れる方法は基本的にはおすすめできません。
安く2つ目の電話番号を持つなら格安SIMがおすすめ
電話番号を新しく取得したい場合、最も分かりやすい方法は格安SIMを契約して、2台目のスマートフォンで利用する方法です。現在では月額数百円から維持できるプランもあります。
例えば、最低限の通話受信用として利用するなら、データ通信量が少ないプランや、通話付きの低価格プランを選ぶことで費用を抑えられます。無人販売の商品に掲載するだけなら、普段使いのスマホほど高性能な端末は必要ありません。
中古スマホと格安SIMを組み合わせれば、初期費用も比較的少なく済みます。自宅で管理するだけなら、古いスマートフォンを再利用する方法もあります。
2台目スマホを持つメリットと注意点
2台目のスマートフォンを用意する最大のメリットは、個人用と仕事用の番号を完全に分けられることです。知らない相手からの問い合わせが増えても、普段の連絡先を守ることができます。
例えば、無人販売の商品に「問い合わせはこちら」と2台目スマホの番号を掲載しておけば、販売用の連絡だけを管理できます。営業時間外は電源を切る、通知を制限するなどの運用もしやすくなります。
一方で、端末代やSIM料金が必要になるため、利用頻度が少ない場合は少し割高に感じる可能性があります。月に数回しか電話が来ない場合は、別の方法も検討するとよいでしょう。
IP電話アプリで電話番号を追加する方法もある
費用をさらに抑えたい場合は、IP電話サービスを利用して新しい番号を取得する方法があります。スマートフォンに専用アプリを入れることで、インターネット回線を利用した電話番号を持つことができます。
IP電話は通常の携帯電話回線とは仕組みが異なりますが、問い合わせ窓口として番号を公開する用途では利用されることがあります。端末を増やさず、現在使っているスマホで管理できる点もメリットです。
ただし、サービスによっては110番や119番などの緊急通報が利用できない場合があります。また、通話品質はインターネット環境に左右されるため、重要な連絡用途では事前に確認が必要です。
電話番号を公開するならプライバシー対策も重要
商品に電話番号を掲載する場合、単純に番号を作るだけでなく、その後の管理方法も考えておくことが大切です。一度公開した番号は、多くの人に知られる可能性があります。
例えば、個人用スマホの番号をそのまま掲載すると、販売をやめた後も営業電話や迷惑電話が続く可能性があります。販売専用番号を用意しておけば、不要になった時に解約するだけで済みます。
また、留守番電話を設定したり、SMSで問い合わせ方法を案内したりすると、すぐに電話へ出られない場合でも対応しやすくなります。
一番安く済ませるなら用途に合わせて選ぶ
費用を最優先する場合は、現在使っているスマートフォンにIP電話アプリを追加する方法が候補になります。端末を買い足す必要がないため、月額料金だけで運用できる場合があります。
安定した携帯電話番号が必要で、電話を確実に受けたい場合は、中古スマホと格安SIMの組み合わせがおすすめです。無人販売などで長期間番号を公開する場合はこちらのほうが管理しやすいでしょう。
iPadを活用したい場合は、電話番号取得目的ではなく、商品管理や売上確認、ネット接続用端末として利用すると便利です。iPad用SIMは通信端末として考えると活用しやすくなります。
まとめ:2つ目の電話番号ならスマホ+SIMが最も確実
個人の電話番号を公開せずに新しい連絡先を作る方法はいくつかありますが、電話を受ける目的なら2台目スマホとSIMカードの組み合わせが最も分かりやすく確実です。
iPadへSIMを入れる方法は通信には使えても、一般的な電話番号として利用できないケースが多いため、問い合わせ用番号を作る目的には向いていません。
利用頻度が少ないならIP電話、長期間使うなら格安SIMの2台目スマホなど、自分の使い方に合わせて選ぶことで、費用を抑えながらプライバシーも守ることができます。


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