解約して「圏外」になっているiPhone 11でも、端末が故障しているわけではなく、Wi-Fiにつなげば通常のインターネット端末として利用できます。さらに外出先でも通信したい場合は、新しくデータ通信専用SIMやプリペイドSIM、eSIMを入れれば、電話番号を使った通話契約をしなくてもモバイル通信が可能です。
特にiPhone 11はnano-SIMとeSIMに対応しています。Appleの技術仕様でも、iPhone 11は「nano-SIMとeSIM」に対応したデュアルSIM端末として案内されています。SIMロックのない端末なら、対応する通信サービスを選んで設定すれば再び4G/LTEによるデータ通信に使えます。[参照:Apple iPhone 11 技術仕様]
ただし、「たまに外出先でAppleのアプリを試したい」「動画はほとんど見ない」「月1GB程度しか使わない」という用途では、30日ごとに失効する大容量プランを繰り返し買うと割高になりやすくなります。そこで、コンビニで買いやすいJapan Travel SIMと、より長期間使えるプリペイドSIMの違いを中心に整理します。
- 解約済みiPhone 11はSIMを入れれば普通にモバイル通信できる
- 一番手軽なのはローソンで買えるJapan Travel SIMのeSIM
- iPhone 11ならeSIMを使える
- Japan Travel SIMの3GBは30日後に余っても繰り越せない
- 月1GB以下なら「2GBを3カ月使えるプリペイドSIM」も有力
- Japan Travel SIMとIIJmioプリペイドパックを比較
- プリペイドパックはデータを追加して継続することもできる
- ただしクーポンカードだけ買っても最初から通信できるわけではない
- コンビニだけで済ませたいならJapan Travel SIMが分かりやすい
- ファミリーマートでもJapan Travel SIMを購入できる
- セブンイレブンでは「何を買う商品なのか」を確認する
- 家電量販店へ行くなら長期間型のプリペイドSIMも比較する
- 「3GB使える」より有効期限を見るほうが重要
- 月額契約も実は長期的には安くなる場合がある
- フリーWi-FiよりSIM通信が使いやすい理由
- iPhone 11は5G非対応だが今回の用途なら問題になりにくい
- 設定するときはモバイルデータ通信を確認する
- データ容量を節約するならiPhone側の設定も見直す
- プリペイドSIMで電話番号が表示されても音声通話できるとは限らない
- 用途別に選ぶならこう考えると分かりやすい
- まとめ:解約済みiPhone 11ならプリペイドSIMで簡単に外でも使える
解約済みiPhone 11はSIMを入れれば普通にモバイル通信できる
携帯電話会社を解約したiPhoneでも、端末自体の通信機能が停止するわけではありません。現在「圏外」や「SIMなし」と表示されているのは、利用できる携帯回線の契約情報がないためです。
新しいSIMまたはeSIMを用意し、そのサービスの開通手続きと必要な設定をすれば、外出先でWebサイト、App Store、地図、メール、各種アプリなどを利用できます。
電話番号が不要なら、音声通話付きプランを選ぶ必要はありません。データ通信専用SIMで十分です。ただし一部のアプリではSMS認証や電話番号認証を要求する場合があるため、そのようなサービスを使う場合だけは注意が必要です。
一番手軽なのはローソンで買えるJapan Travel SIMのeSIM
「できれば近所のローソンで買いたい」「難しい契約はしたくない」という条件なら、IIJのJapan Travel SIMはかなり分かりやすい選択肢です。
IIJはJapan Travel SIMのeSIMをローソンで販売しており、現在は3GB、6GB、10GB、15GB、25GB、35GB、55GBの容量があります。3GBは2,480円で、初回通信日から30日間利用できます。[参照:IIJmio Japan Travel SIM販売情報]
IIJの販売店案内でも、eSIM版についてローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどが案内されています。店舗によって取り扱い状況が異なる場合があるため、最寄り店舗で販売されているか確認してから購入すると確実です。[参照:Japan Travel SIM販売場所]
iPhone 11ならeSIMを使える
iPhone 11は物理的なnano-SIMだけでなくeSIMにも対応しているため、eSIMタイプのJapan Travel SIMを利用できます。
eSIMのメリットは、小さなSIMカードを差し替える必要がないことです。購入後に案内に従ってeSIMをiPhoneへ追加すれば利用できます。SIMトレイを開けたり、カードをなくしたりする心配もありません。
AppleもiPhone 11をeSIMとnano-SIMの両方に対応するモデルとして掲載しています。[参照:Apple SIM対応機種一覧]
Japan Travel SIMの3GBは30日後に余っても繰り越せない
少量しか通信しない人にとって最大の注意点が、有効期限です。Japan Travel SIMの3GB~55GBプランは初回通信から30日間となっています。3GBを買って1GBしか使用しなかった場合でも、残った2GBを翌月へそのまま持ち越して使い続けることはできません。
IIJのクーポンカード案内でも、Japan Travel SIMについて利用可能期間を延長することはできないとされています。[参照:IIJmioクーポンカード]
したがって、毎月1GB程度しか使わない人が毎月3GBを買い直す用途では、確かにデータ容量を余らせやすくなります。旅行、短期利用、1カ月だけモバイル回線が必要といった用途のほうが相性のよいサービスです。
月1GB以下なら「2GBを3カ月使えるプリペイドSIM」も有力
データ使用量が少なく、「30日ではなくもっと長期間使いたい」という場合には、IIJmioの別商品である「IIJmioプリペイドパック」のほうが用途に合う可能性があります。
現在のIIJmioプリペイドパックは、2GBを開通後3カ月間利用でき、希望小売価格は4,170円です。データ通信専用でSMSは利用できません。電話番号を使った音声通話が不要なサブiPhone用途には比較的分かりやすい仕様です。[参照:IIJmioプリペイドパック]
例えば月500MB程度なら2GBで数カ月使える可能性があります。「1カ月ごとにプリペイドSIMを買い直すのはもったいない」という人にはこちらのほうが向いています。
Japan Travel SIMとIIJmioプリペイドパックを比較
| 項目 | Japan Travel SIM | IIJmioプリペイドパック |
|---|---|---|
| 代表的な容量 | 3GB~55GB | 2GB |
| 利用期間 | 初回通信から30日間 | 開通から3カ月後まで |
| 3GB/2GB商品の価格 | 3GB 2,480円 | 2GB 4,170円 |
| 音声通話 | なし | なし |
| SMS | なし | なし |
| ローソンでの入手 | eSIMの販売案内あり | 販売店でパッケージを購入 |
| 向いている人 | 1カ月だけ手軽に使いたい | 少量を数カ月かけて使いたい |
単純な価格ならJapan Travel SIMの3GBは安く見えますが、毎月買い直すなら年間ではかなりの金額になります。反対にプリペイドパックは最初の価格が高めですが、少量通信なら3カ月使えることがメリットです。
プリペイドパックはデータを追加して継続することもできる
IIJmioプリペイドパックは2GBを使い切った後、期限内ならIIJmioクーポンカードなどでデータ容量を追加できます。
IIJによると、データをリチャージすると利用期限はリチャージ日から3カ月後の月末までとなります。つまり物理SIMを毎回捨てて買い直すのではなく、条件を満たしている間はデータを追加して使う方法があります。[参照:IIJmioプリペイドパック]
さらにIIJmioのクーポンカードはローソンなどでも取り扱いがあります。ローソンでは通常のIIJmioクーポンカードについて2GB商品の取り扱いが案内されています。[参照:IIJmioクーポンカード販売店]
ただしクーポンカードだけ買っても最初から通信できるわけではない
ここは間違えやすいポイントです。ローソンなどで売っている「IIJmioクーポンカード」は、それ単体をiPhoneへ入れて通信するSIMカードではありません。
クーポンカードは、すでにIIJmioプリペイドパックなどを利用している人がデータ容量を追加するための商品です。
最初に利用するときは、SIMカード本体を含むプリペイドパック、またはJapan Travel SIMのeSIMなど、回線そのものを利用開始できる商品が必要です。
コンビニだけで済ませたいならJapan Travel SIMが分かりやすい
「とにかく今日ローソンへ行って買い、iPhone 11を外で使いたい」という場合には、Japan Travel SIMのeSIMが手軽です。
3GB・30日で2,480円なので、まず1カ月試して「実際に外出先で何MB使うのか」を確認する用途にも向いています。
例えば1カ月使って500MB程度しか減らなかったなら、次回から3カ月型のプリペイドSIMや低容量の月額データSIMへ切り替える、という判断もできます。
ファミリーマートでもJapan Travel SIMを購入できる
IIJは2025年11月から、全国のファミリーマートに設置されたマルチコピー機でもJapan Travel SIM/DigitalのeSIMを販売しています。
容量は3GBから55GBまでで、3GBは2,480円、利用期間は初回通信から30日間です。[参照:IIJmio ファミリーマートでの販売案内]
したがって最寄りのローソンで見つからない場合、ファミリーマートも候補になります。
セブンイレブンでは「何を買う商品なのか」を確認する
IIJ関連商品はセブンイレブンでも販売されていますが、「クーポンカード/デジタル」などデータ追加用の商品もあります。
IIJの案内では、クーポンカード/デジタルはセブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートなどで購入できます。ただしこれは既存のプリペイドSIMなどへデータを追加する用途にも使われる商品です。[参照:IIJmioクーポンカード/デジタル]
コンビニの端末で「IIJmio」と書かれた商品を見つけても、初回利用用SIMなのか、リチャージ用クーポンなのかを確認してから購入しましょう。
家電量販店へ行くなら長期間型のプリペイドSIMも比較する
ヤマダデンキ、ケーズデンキなどを含む家電量販店へ行けるのであれば、店頭で「データ通信専用・契約不要・プリペイド・iPhone 11対応・数カ月使えるもの」と伝えて探す方法もあります。
プリペイドSIMは商品の入れ替わりや店舗ごとの在庫差が大きいため、特定の商品を目当てに遠くの店へ行く場合は、事前に店舗へ在庫確認するほうが確実です。
比較するときはデータ容量だけではなく、利用期限、対応回線、iPhone 11での動作、開通手続きに必要なもの、追加チャージの可否を確認します。
「3GB使える」より有効期限を見るほうが重要
通信量の少ない人がプリペイドSIMを選ぶ場合、容量の大きさより有効期限のほうが重要になることがあります。
例えば3GBを30日間使える商品と、2GBを3カ月使える商品があった場合、月500MBしか使用しないなら後者のほうがデータを無駄にしにくくなります。
一方、1カ月だけ旅行や出張で頻繁に使うのであれば3GB・30日のほうが低価格で便利です。使う期間に合わせて選ぶのがポイントです。
月額契約も実は長期的には安くなる場合がある
「契約」という言葉が面倒に感じる場合、プリペイド方式は非常に分かりやすい選択です。ただしiPhone 11を今後1年以上ずっと外でも使う予定なら、低容量のデータSIMを月額契約したほうが総額では安くなる場合があります。
プリペイドSIMは本人確認や継続契約の手間を減らせる一方、1GBあたりの価格は月額プランより高く設定されていることが一般的です。
したがって「数カ月だけ試したい」ならプリペイド、「これからずっとサブ端末として使う」なら低容量の月額データプラン、と分けて考えると選びやすくなります。
フリーWi-FiよりSIM通信が使いやすい理由
ショッピングセンターや飲食店などのフリーWi-Fiは便利ですが、移動するとアクセスポイントから離れて切断されます。また一定時間ごとの再認証や、混雑による速度低下が発生する場合があります。
携帯回線のSIMをiPhone 11へ入れれば、サービスエリア内では移動中も基地局を切り替えながら通信できます。そのため地図、ブラウザ、アプリなどを外出中に少し使う目的なら、フリーWi-Fiを探し続けるより快適です。
また暗号化されていない公衆Wi-Fiでは通信内容に注意する必要があります。携帯回線を使えるようにしておくことは利便性だけでなく、不特定多数が使うWi-Fiへ接続する機会を減らす意味でも有用です。
iPhone 11は5G非対応だが今回の用途なら問題になりにくい
iPhone 11は5Gには対応しておらず、携帯通信では基本的に4G/LTEを利用します。
しかしWeb検索、地図、App Store、通常のアプリ通信などであれば、4G/LTEでも十分利用できます。動画を大量に視聴する用途でなければ、5G非対応を理由に端末を買い替える必要性は低いでしょう。
IIJもJapan Travel SIMについて4G/LTE対応のプランを提供しているため、iPhone 11のサブ端末利用と組み合わせられます。[参照:IIJ Japan Travel SIM]
設定するときはモバイルデータ通信を確認する
eSIMを追加した後は、iPhoneの「設定」から「モバイル通信」を開き、追加した回線がオンになっていることを確認します。
サービスによってはAPN設定などが必要になる場合があります。その場合は商品に記載された手順に従います。
設定後にWi-FiをオフにしてSafariなどを開き、Webページが表示できればモバイル通信が使える状態です。
データ容量を節約するならiPhone側の設定も見直す
サブ端末を月数百MB~1GB程度に抑えたい場合は、バックグラウンド通信を減らしておくとデータを節約できます。
- 必要のないアプリのモバイルデータ通信をオフにする
- 写真のクラウド同期をモバイル通信では行わない
- App Storeの自動ダウンロードをWi-Fi中心にする
- 動画アプリの自動再生をオフにする
- 必要に応じて省データモードを利用する
特に写真・動画のクラウド同期やアプリ更新がモバイル通信で動くと、本人がほとんど操作していなくても数百MB使うことがあります。
プリペイドSIMで電話番号が表示されても音声通話できるとは限らない
データ専用SIMにも、通信システム上の管理用として番号が割り当てられる場合があります。
しかし番号が設定画面などに表示されたからといって、通常の電話を発着信できるという意味ではありません。Japan Travel SIMやIIJmioプリペイドパックはデータ通信用途として利用します。
電話もSMSも不要でアプリ通信だけしたい場合には、むしろこのようなデータ専用品が目的に合っています。
用途別に選ぶならこう考えると分かりやすい
| 使い方 | 向いている選択肢 |
|---|---|
| 今日すぐローソンで用意したい | Japan Travel SIM eSIM |
| 1カ月だけ使いたい | Japan Travel SIM 3GB |
| 月1GB未満しか使わない | 長期間型プリペイドSIMを比較 |
| 2GBを数カ月かけて使いたい | IIJmioプリペイドパック |
| 半年~数年以上使い続けたい | 低容量の月額データSIMも比較 |
| 電話・SMS不要 | データ専用SIMで十分 |
「買ってすぐ試したい」のか「容量を無駄にせず長く持たせたい」のかで最適な商品が変わります。
まとめ:解約済みiPhone 11ならプリペイドSIMで簡単に外でも使える
解約済みで現在「圏外」「SIMなし」になっているiPhone 11でも、SIMロックがなく正常に動作している端末なら、新しいデータ通信SIMまたはeSIMを設定することで外出先でもインターネットを利用できます。iPhone 11はnano-SIMとeSIMの両方に対応しています。[参照:Apple SIM対応機種]
近所のローソンでなるべく簡単に済ませたい場合には、Japan Travel SIMのeSIMが有力です。現在は3GBが2,480円で、初回通信から30日間利用できます。ローソンも公式の取り扱い店舗として案内されています。[参照:Japan Travel SIM販売場所]
ただし、3GBを購入して30日間で1GBしか使用しなかった場合、余った容量を翌月以降へそのまま繰り越すことはできません。利用期間そのものも延長できないため、毎月の使用量が非常に少ない場合にはデータが余りやすくなります。
その場合には、IIJmioプリペイドパックのような「2GB・3カ月」の商品も比較する価値があります。現在の希望小売価格は4,170円で、開通から3カ月後まで利用できるため、月数百MB程度の軽い使い方との相性はこちらのほうが良い場合があります。[参照:IIJmioプリペイドパック]
「難しい契約はせず、とりあえず外でiPhone 11を使いたい」なら最寄りのローソンでJapan Travel SIMの3GB eSIMを試す。「実際には1カ月に数百MBしか使わなかった」と分かったら、その次から3カ月型プリペイドSIMや低容量のデータプランへ切り替える、という順番が分かりやすいでしょう。
なお、コンビニではSIMそのものとデータ追加用のクーポンカードが両方販売されていることがあります。「IIJmio」と書いてあるからと適当に購入せず、最初に使う場合は回線を開始できるSIM・eSIM商品であることを確認してから購入することが大切です。


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