光コラボ回線のままNTTひかり電話を契約できる?ナンバーディスプレイ70歳以上無料化の条件を解説

固定電話

光コラボレーション回線を利用している場合、インターネット回線とひかり電話は同じ事業者で契約するものと思われがちです。しかし、NTT東日本の案内では、光コラボ回線を利用しながら、条件を満たせばNTT東日本から直接ひかり電話の提供を受けられるケースがあります。そのため、70歳以上を対象としたナンバー・ディスプレイ等の無償化を利用したい場合は、現在の光コラボ事業者のサービス内容だけで判断せず、NTTから直接提供を受けられる契約なのか確認することが重要です。

ここでは、光コラボ回線とNTTのひかり電話を組み合わせられる仕組み、ナンバー・ディスプレイの高齢者無償化条件、GMOとくとくBB光などを利用している場合の確認ポイントを整理します。

光コラボ回線とひかり電話は必ず同じ会社で契約するとは限らない

光コラボレーションとは、NTT東日本・NTT西日本の光アクセスサービスをもとに、光コラボレーション事業者が自社ブランドとして光回線などを提供する仕組みです。GMOとくとくBB光も、このような光コラボサービスの一つです。

一般的には、光コラボ事業者が光回線とひかり電話の両方を提供している場合、その事業者のひかり電話を契約します。GMOとくとくBBでも、光回線利用者向けに「GMOひかり電話」が提供されています。

ただし、NTT東日本は光コラボレーションモデルについて、光コラボ事業者が取り扱わないオプションサービスについてはNTT東日本から提供できる場合があると案内しています。また、NTT東日本には「光コラボ回線ご利用中のお客さま」向けのひかり電話申し込みページも用意されています。つまり、「光回線が光コラボだから、NTTと電話契約することは絶対にできない」と一律にはいえません。

[参照] NTT東日本 ひかり電話のお申し込み

「光回線はGMO、電話はNTT」という契約が可能かは個別確認が必要

ここで注意したいのは、光コラボ回線を使っていれば、希望するだけで必ずNTTのひかり電話へ切り替えられるわけではない点です。NTT東日本の案内でも、光コラボ回線利用者については、光コラボレーション事業者の取り扱いサービスなどを確認したうえで、NTT東日本から提供可能な場合に申し込みへ進む仕組みになっています。

そのため、例えば「インターネット回線はGMOとくとくBB光のまま維持し、GMOひかり電話を使わず、電話だけNTT東日本のひかり電話として契約したい」という場合は、利用中の回線・地域・契約内容でNTT直接提供が可能かをNTTおよび光コラボ事業者に確認するのが確実です。

なお、これは「光回線部分だけGMO、同じ光回線上の電話サービスだけ必ず自由にNTTへ移せる」という意味ではありません。光コラボ事業者が取り扱っているオプションサービスについては、NTTから直接提供できない場合があります。

NTTひかり電話には70歳以上を対象としたナンバー・ディスプレイ無償化がある

NTT東日本では、一定の条件を満たす利用者を対象として「ナンバー・ディスプレイ」と「ナンバー・リクエスト」の高齢者無償化を実施しています。対象となれば、これらのサービスの月額利用料などが無料になります。

具体的には、契約者が70歳以上である場合、または70歳以上の人と同居している場合に、その旨を申し出ることで対象となります。すでに対象サービスを契約している場合についても、条件を満たして申し出れば、その後の月額利用料が無料になる制度があります。

ただし、法人名義の回線や「ひかり電話A(エース)」など、一部のサービスは対象外です。単に年齢が70歳以上というだけでは自動的に無料になるわけではなく、申し出が必要であることにも注意してください。

[参照] NTT東日本 ナンバー・ディスプレイ

光コラボ事業者のナンバーディスプレイにはNTTの無償化がそのまま適用されない

非常に重要なのが、NTTの高齢者無償化と、光コラボ事業者が提供する同等サービスは別契約として扱われる点です。NTT東日本は、光コラボレーション事業者が提供するナンバー・ディスプレイ相当サービスについては、その光コラボ事業者へ問い合わせるよう案内しています。

例えばGMOとくとくBB光の「GMOひかり電話」では、発信者番号表示サービスが提供されています。GMOとくとくBBのサポート情報では、基本プランで発信者番号表示サービスを利用する場合の月額料金が案内されています。

したがって、「NTTでは70歳以上なら無料なのだから、GMOひかり電話でも自動的に無料になるはず」という考え方にはなりません。契約先がGMOであればGMO側の料金・割引条件が適用され、NTTと直接契約しているサービスであればNTT側の条件が適用される、と考えると分かりやすいでしょう。

[参照] GMOとくとくBB 発信者番号表示サービスについて

NTT直接契約へ変更すれば必ず安くなるとは限らない

ナンバー・ディスプレイを無料にするためだけに電話契約を変更する場合は、月額料金だけでなく変更に伴う費用や契約条件まで比較する必要があります。ナンバー・ディスプレイが数百円安くなっても、ひかり電話そのものの基本料金や機器利用料、工事費などが変われば、トータルでは安くならない可能性があります。

また、現在使用している電話番号をそのまま引き継げるかも重要です。電話番号の取得経路や現在の契約状況などによって取り扱いが異なる可能性があるため、番号を失いたくない場合は現在の電話サービスを先に解約しないことが大切です。

「いったんGMOひかり電話を解約してからNTTへ申し込めばよい」と自己判断するのではなく、まずNTTに現在の光コラボのお客さまIDや電話番号、契約状況を伝え、NTT直接提供のひかり電話へ変更可能か、番号を継続できるか、必要な工事費はいくらかを確認すると安全です。

契約変更前に確認したいポイント

光コラボ回線を維持しながらNTTのひかり電話を利用したい場合は、次の項目をまとめて確認しておくと話がスムーズです。

  • 利用している光コラボ事業者名
  • 現在ひかり電話を契約しているか
  • 現在の電話番号を継続したいか
  • 光コラボのお客さまID
  • 契約者本人が70歳以上か、70歳以上の人と同居しているか
  • 希望するサービスがナンバー・ディスプレイだけか、ナンバー・リクエストも必要か
  • NTT直接契約にした場合の基本料金・機器利用料・工事費

例えば「GMOとくとくBB光はそのまま利用し、現在の電話番号も維持した状態で、NTT東日本が直接提供する基本プランのひかり電話へ変更できるか」と問い合わせれば、目的が伝わりやすくなります。

NTT東日本では実際に光コラボ回線利用者向けのひかり電話申し込み窓口を設けていますが、申し込みにはお客さまIDが必要と案内されています。提供可否は契約中の光コラボサービスなどによって異なるため、申し込み前の確認が重要です。

[参照] NTT東日本 光コラボ回線利用者向けひかり電話申し込み

NTT西日本エリアでも高齢者無償化制度がある

NTT西日本でも、ナンバー・ディスプレイおよびナンバー・リクエストについて高齢者向けの無償化が実施されています。70歳以上の契約者、または70歳以上の人と同居している契約者が申し出ることなどが条件となっています。

一方で、東日本と西日本では申し込み窓口や提供条件が異なる場合があります。光コラボ回線との組み合わせについては、自宅がNTT東日本・NTT西日本のどちらの提供地域なのかを確認したうえで問い合わせる必要があります。

[参照] NTT西日本 ナンバー・ディスプレイ

まとめ:光コラボのままNTTひかり電話を使える場合はあるが提供可否の確認が必要

光コラボ回線を契約しているからといって、ひかり電話を必ず光コラボ事業者と契約しなければならないとは一律にはいえません。NTT東日本には光コラボ回線利用者向けのひかり電話申し込み制度があり、条件によっては「インターネット回線は光コラボ、ひかり電話はNTT」という構成が可能です。

ただし、光コラボ事業者が取り扱っているサービスはNTTから直接提供できないケースもあるため、「GMOとくとくBB光+NTTひかり電話」のような組み合わせが現在の契約で可能かは個別確認が必要です。

70歳以上または70歳以上の人と同居している場合、NTTが直接提供する対象のひかり電話ではナンバー・ディスプレイとナンバー・リクエストの高齢者無償化を利用できる可能性があります。現在の電話サービスを解約する前に、NTTへ「光コラボ回線を維持したままNTT直接提供のひかり電話を契約できるか」「現在の電話番号を維持できるか」「高齢者無償化の対象になるか」の3点を確認するのが最も確実です。

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