りそなグループアプリを起動した際、これまで使っていたパスコードとは異なる桁数への変更を求める画面が突然表示されると、「アプリが乗っ取られたのでは?」と不安になることがあります。特に銀行アプリは預金や振込に関係するため、見慣れない表示が出た場合に慎重になるのは大切です。
ただし、パスコードに関する表示が出たという事実だけで、不正アクセスや乗っ取りが発生したとは判断できません。りそなグループアプリにはアプリ起動用のパスコードのほか、取引時に使用するセキュリティパスワードなど複数の認証要素があり、さらにスマートフォン本体にも画面ロック用のPIN・パスコードがあります。まず「どのパスコードの変更を求められているのか」を確認することが重要です。
りそなグループアプリのパスコードとスマホ本体のパスコードは別物
最初に理解しておきたいのが、りそなグループアプリで使用する認証情報と、iPhoneやAndroidそのものをロック解除するための認証情報は必ずしも同じものではないという点です。
りそなグループが公開している「りそなグループアプリ お取扱い上のご注意」でも、アプリで設定するパスコードはスマートフォン端末の画面立ち上げなどで使用するパスコードとは連動していないと案内されています。つまり、画面に「パスコードを変更してください」と出た場合は、そのメッセージがスマートフォンのOSから出ているのか、りそなグループアプリ内から出ているのかを区別する必要があります。
りそなグループの公式情報は[参照]から確認できます。
「6桁に変更」という表示だけでは乗っ取りとは判断できない
銀行アプリで突然セキュリティ関連の案内が表示されると不正アクセスを疑いたくなりますが、表示だけを根拠に乗っ取りと断定することはできません。アプリやOSのアップデート、端末側のセキュリティ設定、認証方式の変更などによって、それまでとは異なる案内が表示される可能性があるためです。
一方で、2026年8月時点で確認できるりそなグループ公式FAQには、個人向けりそなグループアプリについて起動時には生体認証またはパスコードを利用する旨が記載されています。また公式FAQには、起動時パスコードについて「4桁数字」と説明しているページもあります。そのため、画面に「6桁への変更」が表示された場合、それが必ずりそなアプリ自体の起動パスコード変更を意味するとは限りません。
たとえばiPhoneやAndroid側の画面ロック設定、あるいは別の認証情報に関するメッセージを、りそなアプリのパスコード変更だと思ってしまうケースも考えられます。表示されている画面のタイトル、アプリ名、設定画面への遷移先を確認するのが第一歩です。
りそなアプリには「起動時パスコード」と「セキュリティパスワード」がある
もう一つ混同しやすいのが「セキュリティパスワード」です。これは単純なアプリ起動用パスコードとは役割が異なります。
りそなグループの公式FAQによると、セキュリティパスワードは振込など一部の取引を行う際に必要となるパスワードです。2023年3月以降に設定する場合は半角英数字8~12文字という条件が案内されています。したがって、単純な「数字6桁のパスコード」とセキュリティパスワードを同じものとして考えないよう注意しましょう。
セキュリティパスワードの条件については、りそなグループ公式FAQ[参照]で確認できます。
見慣れないパスコード変更画面が出たときの安全な確認手順
銀行関連では「とりあえず表示された通り入力してみる」より、正規の画面であることを確認してから操作するほうが安全です。特にSMSやメールのリンクから銀行サイトを開いた直後に表示された場合は慎重に確認してください。
確認するときは、次の順番で切り分けると分かりやすくなります。
- SMSやメール内のリンクから操作していないか確認する
- 現在開いているのが正規のりそなグループアプリか確認する
- App StoreまたはGoogle Playでアプリの提供元と更新状況を確認する
- 表示がアプリ内なのかスマートフォン本体の設定画面なのか確認する
- 不明な場合は入力を進めず、りそな銀行の公式サイト・公式窓口から確認する
りそなグループは、アプリはApp StoreまたはGoogle Playを通してインストールすると案内しています。銀行を名乗るSMSなどから別アプリをインストールすることは避けましょう。
本当に乗っ取りを疑うべきサインとは
パスコード変更の案内だけでは判断できませんが、身に覚えのない振込・入出金、知らない認証通知、覚えのない登録情報の変更などが同時に確認された場合は話が別です。その場合は「単なる仕様変更だろう」と自己判断せず、早めに銀行へ確認する必要があります。
また、「銀行員です」「セキュリティ確認のためパスワードを教えてください」といった電話やメッセージにも注意が必要です。パスコード、セキュリティパスワード、SMS認証コードなどを第三者へ伝えないことが基本です。
不審な取引がない場合でも心配なら、残高だけでなく入出金明細まで確認しておくと安心です。りそなグループでは入出金時のプッシュ通知などのセキュリティ機能も案内しています。公式のセキュリティ情報は[参照]で確認できます。
パスコードが分からずアプリを開けない場合
変更操作の途中などでアプリのパスコード自体が分からなくなった場合は、数字を何度も推測して入力するのは避けたほうがよいでしょう。認証情報は一定回数の誤入力によって利用制限などにつながる場合があるためです。
りそなグループ公式FAQでは、アプリのパスコードが分からなくなった場合について、一度アプリをアンインストールし、再度インストールして初期セットアップを行う方法が案内されています。ただし、単に見慣れないメッセージが表示されたというだけで、いきなりアンインストールする必要はありません。まず表示内容と公式情報を確認しましょう。
パスコードを忘れた場合の公式案内は[参照]で確認できます。
フィッシング画面との見分け方にも注意する
銀行を装ったフィッシングでは、「セキュリティ強化」「利用停止」「本人確認が必要」など、不安を感じさせる文言を使って偽サイトへ誘導する手口があります。そのため「セキュリティのため変更してください」という文章そのものだけを見て、本物か偽物か判断することはできません。
特にSMS・メール・SNSに記載されたURLをタップした先で、口座番号、ログイン情報、パスワード、認証コードなどをまとめて入力するよう求められた場合は、その場で操作を止めるのが安全です。確認したい場合はリンクを使わず、普段利用している正規アプリを直接起動するか、検索結果の広告などにも注意しながら公式サイトへアクセスします。
正規アプリを直接起動して同じ案内が表示されるかを確認するだけでも、切り分けの材料になります。ただし、それでも内容が不明なら銀行の公式サポートへ問い合わせるのが確実です。
まとめ:6桁への変更表示は「どのパスコードなのか」を最初に確認する
りそなグループアプリの利用中に突然パスコード変更を求められても、その表示だけでアプリが乗っ取られたとは判断できません。重要なのは、りそなアプリの起動用パスコード、取引用のセキュリティパスワード、スマートフォン本体のロック用パスコードを区別することです。
特に「以前は4桁だったのに6桁を求められた」という場合は、表示元を確認してください。2026年8月時点で確認できるりそなグループ公式情報には、個人向けアプリの起動時認証として生体認証またはパスコードが案内され、公式FAQには4桁数字との記載もあります。そのため、6桁への変更要求が出た場合はスマートフォン側の設定を含め、何の認証情報についての案内なのか確認するのが適切です。
身に覚えのない取引や認証通知なども発生している場合は、不正利用の可能性を自己判断で否定せず、パスワード等を入力する前にりそなグループの公式窓口へ確認しましょう。銀行アプリでは、「分からない画面では入力を進めない」「SMS等のリンクではなく正規アプリ・公式サイトから確認する」という対応が安全です。

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